恋猫と言われて子供の頃を思い出した。 さかりのついた野良猫の鳴き声は、まるで人間が喋っているように聞こえて不気味だった 窓を開けて姿を見ようとは思わなかった。 あの声を出す時は、きっと化け猫の姿をしているだろうと思っていた まさか、自分が猫好きになるとは思わなかった