ミモザ

短編、詩。俳句などを書きます。 日常からファンタジーへと誘う世界を描きます。 ときどきstand.fmで自作朗読してます。歌ったり動画作ったりもします。

ミモザ

短編、詩。俳句などを書きます。 日常からファンタジーへと誘う世界を描きます。 ときどきstand.fmで自作朗読してます。歌ったり動画作ったりもします。

マガジン

  • 朗読つき(スタエフ)

    自分で朗読したstand.fmが付いています。

  • 『月夜の詩集』

    私の投稿した詩を集めてあります

  • 『よるの童話』

    心のどこかが疲れた大人(ミモザ)による 同じようにどこかが疲れた大人のための物語集です。

  • 歌ったものなど

    noteで歌ってみた記事あれこれです

  • 「#うさミミ秋まつり」関連

    • 314本

    2024年初秋の創作イベント「うさミミ秋まつり」関連の収納マガジンです。 #ネコミミ村まつり の後釜です。 順次関連記事や応募作品記事を掲載していきます。「#うさミミ秋まつり」のハッシュタグが付いた記事を載せていきます。(ひらがなとカタカナ間違えないでね) ※共同運営:見据茶(みすてぃ)さん・ミモザさん・藤家 秋さん・にゃんくしーさん・くえす

最近の記事

  • 固定された記事

snail mail かたつむりの手紙

「郵便です」 空耳のような小さな小さな声がしたので窓のほうをみると ほんの少し開いた隙間からかたつむりが覗いていた。 触覚に小さな小さな白い四角い封筒を付けて差し込んでいる。 「あらありがとう」 私は急いでかたつむりの触覚から手紙をはがしとった。 かたつむりは仕事を終え、のそりと下に見えなくなった。 「いくら”snail mail”って言うからってねえ」 私はひとりごとを言いながら、机の引き出しからピンセットとルーペを出す。 そしてピンセットで用心して小さな封筒を開けた。 そ

    • +2

      菊花展とThe Artist's Way

      • 京都 文学フリマに申し込みました 。詩をまとめようと思います。 何もやり方も分からずちゃんとした 冊子ができるかわかりませんが 今月のうちに目処をつけたくて 頑張っています。

        • 【詩】「 詩ノ色」#色見本帖

          詩を書こう 心に頼りなく浮かぶ小さな雲を文字に 頭の中を高速で巡る信号を文字に 過去に忘れてきた記憶を文字に 叶わないと思っている未来の夢を文字に 今の悲しみを 今の幸福を 文字に 全部文字にして 詩を書こう そこに現れる詩の色は 透明でキラキラと 光と空気と水を湛えて のぞきこめばその底には どんな色も沈んでいる やがて 浮かんでくる 詩ノ色 三羽烏さんの企画に参加します🌈✨ 三羽さんよろしくお願いします✨

        • 固定された記事

        snail mail かたつむりの手紙

        • 菊花展とThe Artist's Way

        • 京都 文学フリマに申し込みました 。詩をまとめようと思います。 何もやり方も分からずちゃんとした 冊子ができるかわかりませんが 今月のうちに目処をつけたくて 頑張っています。

        • 【詩】「 詩ノ色」#色見本帖

        マガジン

        • 『月夜の詩集』
          135本
        • 朗読つき(スタエフ)
          36本
        • 『よるの童話』
          61本
        • 歌ったものなど
          29本
        • 「#うさミミ秋まつり」関連
          314本

        記事

          【朗読動画】”風の色は?”

          以前、つるさんに作って頂いたピアノ曲に詩の朗読を合わせたものを動画にしました。音楽がついた朗読で動画を作るのはとても楽しいです。 が、自分では曲は作れません💦 つるさん、あらためてありがとうございました✨ もとの記事はこちらです

          【朗読動画】”風の色は?”

          行き場のない俳句11

          * 夕顔は月のつもりで咲ひてをり * 子らの声空気彩る秋の午後 * 目薬で涙を隠す秋の夜 * 爽やかや新幹線から見ゆる雲 * どんぐりを踏みてつぶすはあの想ひ リアルな俳句の会(結社)に所属しています。 先生の選を通らなかった行き場がない句(会誌に載せられない句)を記しておきます。

          行き場のない俳句11

          【動画】”誰もいない街を飛ぶ”

          詩 ”誰もいない街を飛ぶ”の私の朗読をもとに 理生さんが作ってくださったスタエフ音源で動画を作りました。 不思議で不穏な世界が出来ました🏳✨🌕 理生さん、ありがとうございました✨ 私の詩の朗読に理生さんが、雰囲気を出す効果音的な音楽と超低音のご自分の朗読を重ねてくださったスタエフの音源を動画にしてみましたが、その際にもアドバイスも頂きました。理生さん、ありがとうございました✨ おかげさまで良い感じな不穏さです(〃艸〃) *元の詩の記事はこちら (理生さんのスタエフのリンク

          【動画】”誰もいない街を飛ぶ”

          短編 ” 紅葉仙人 ”【シロクマ文芸部】

          紅葉から仙人が舞い降りて私の肩に乗った。 紅葉に乗っていたくらいなので小さい。 私にはすぐそれが「仙人」だと分かった。 なにしろ私の愛読書は「列仙伝」だ。仙人が大好きなのだ。 でも本物の仙人を見たのは初めてだ。感激だ。 「あなたは仙人様ですか?」 私は嬉しくてたまらなくて笑顔で自分の肩に乗っている小さな人に問うた。曲げすぎてちょっと首が痛い。首が固いのだ。つりそうだ。 「紅葉仙人じゃ」 (「じゃ」って言った!) 私は有頂天になった。 「紅葉仙人様!お会いできて光栄です! ち

          短編 ” 紅葉仙人 ”【シロクマ文芸部】

          【詩】誰もいない街を飛ぶ

          せっかく飛んでいるのに 街には誰もいない 下の道路をみても ビルの窓をのぞいても 誰もいない 黒猫もいない 鳥もいない 私だけ一人 空中に。 目印は黄色い旗 それがあの人がいる場所を告げる あの人って誰? あの人? 私に”あの人”なんていない 叫びながら空を飛ぶ 誰もいないんだから 思い切り大きな声で でも私、大きな声が苦手だから そよ風ほども声もでない そのまま日が暮れてしまう 街は月に呑まれてしまう 星も月に呑まれてしまう 私も月に呑まれてしまう さようなら 誰も

          【詩】誰もいない街を飛ぶ

          【ちょっぴりエッセイ】noteについて思うこと+山根あきらさんのnoteに関するQ&A 回答

          ずっと山根あきらさんのこれに回答しようと思っていた。 Q&Aには普段あまり参加していない。答えきれなくて💦 でも何故かこれは考えて回答したほうがいいような気がした(;´・ω・) 答える前に丁度、西尾克洋さんのこの記事を読んだ。 「noter」という呼称を私は普通に「noteをしている人」という意味で使っていたが、違うニュアンスがあるようだと知った。 あと自分がnoteに依存気味なのでギクッと冷や汗をかいた(;´・ω・) 最近私も宣言して数日間noteを休んだが(宣言しないと

          【ちょっぴりエッセイ】noteについて思うこと+山根あきらさんのnoteに関するQ&A 回答

          【俳句】月の風

          なんとなく雰囲気の美しい句を詠みたくなりました 薔薇とか月とかみんな季語くさいけど たまには気にしない気にしない(´∀`*)ウフフ

          【俳句】月の風

          【エッセイ】爽やかな名前

          爽やかな。 というシロクマ文芸部のお題を、noteを休んでいて書きそこねて残念に思ったので、何か書こうと思っていた。詩か短い物語を。 でもエッセイ的なことを書いて、今日の自分の心の中に渦巻くものを取り出して、ぐるぐるしている心を解放したいと思った。 さっきから「怒る」「怒り」について考えていた。 sanngoさんの記事を読んでコメントを交わしたからだった。 私はひどいと思われることをされても、怒るというより悲しくなる。怒らない。それは何かダメなことなんじゃないかな?と考え

          【エッセイ】爽やかな名前

          詩 ” 秋と本物の幸せ ”【シロクマ文芸部】

          秋と本物の幸せを手に入れたくて 私は夏から逃げ続けた 逃げても逃げても夏が終わらない 暑い 暑い 辛い どれだけ汗をかいただろう どんなに辛かったことか やっと秋が来た あとは本物の幸せが欲しい 何が本物の幸せだろう 電気の力を借りずに 汗をかかずに過ごせる涼しい時間 ぐっすりと眠れる夜 いやな夢に泣かないで 幸せな夢のない睡眠 ひとつ ふたつ みっつ やっと本物の幸せを手に入れた 布団をはねのけて ペンを握る 小牧幸助さんの企画に参加します

          詩 ” 秋と本物の幸せ ”【シロクマ文芸部】

          動画作りました

          歌ってみた「カントリー・ロード」 動画も作ってみました✨ 編曲:理生さん 歌:ミモザ 作詞:ビル・ダニフ /ジョン・デンバー       作曲:タッフィー・ナイバート /ジョン・デンバー 日本語訳詞:鈴木麻実子  補作:宮崎駿 曲を打ち込んでくれた理生さんの音楽に、見据茶さんがバンジョーを合わせたものも出来てました。 noteではいろいろ広がりますね~✨ *理生さんの歌声♫ *みすてぃさんのバンジョー入り (みんはい記事の下の方にあります♫) *さあ、みなさんも歌

          動画作りました

          【歌】カントリー・ロード

          秋休み、と宣言してお話を一つ書いていました。 今月締め切りの公募に出したかったのです。 31日までかかるつもりでしたが、今日終わらせることが出来ました。 毎年出そうと思っているのにギリギリまで書けてなくて、ほぼ出せないこの公募。出せないと、出せなかった自分にひどく落ち込みます。 一年間落ち込みます。なのに次の年にも書けてない。 そんなことをずっとずっと繰り返してきました。 もうそんな自分とさよならします。 自分で自分にダメだしして落ち込む自分じゃなくなるために なんでも自分が

          【歌】カントリー・ロード

          行き場のない俳句10

          *浮かびたる夕焼雲を鯉が呑む *破れ蓮シャコ貝のごと縮こまり *震へるは翅だけでなし虫の声 *蓮の実の穴にひとあし先に夜 *俯きて哲学者めく破れ蓮 *秋暮れて野外音楽堂に在り リアルな俳句の会(結社)に所属しています。 先生の選を通らなかった行き場がない句(会誌に載せられない句)を記しておきます。

          行き場のない俳句10