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お題のために体験してみた / #シロクマ文芸部

#ショートショート  本文563字)

「恋猫と」から始まる小説・詩歌・エッセイなどを自由に書くというのが、今週のお題だ。

 恋猫といえば、みんなは猫のようなツンデレな彼女が登場する恋愛小説を想像するでしょ。でも、あたしはそんな小説を書く気はない。誰もが思いつく小説を書いてもちっとも面白くない。あたしはぶっ飛んだ小説を書くんだ!

 ……なんてことを言いながら、実を言うと、あたしは恋愛小説を書かないのじゃなく、書けないの。恋愛したことがないから妄想がふくらまない。

 どういうシチュエーションにしたらいいの?

 寒い冬にこたつの中に二人でもぐって赤外線で日に焼ける展開とか、雪の中を二人で手をつないで歩いて私がこけたらそのままひきずっていかれるとか、そんな感じでラブラブな話を書きたいんだけど、これで合ってるのかな。

 考え込んでたら、なんだかムラムラしてきた。ちょっと外に出てこよう。

 彼氏がほしい。恋人がほしい。愛人になってもいい。イケメンがいい。ブサカワでもいい。誰でもいい。男がほしい。男、男、男!

 おとこー! おとこー! おとこーん! おとこーん! あおーん! あおーん!

 くねくねと身体をよじりながら、甲高い声を出して夜の街を徘徊する彼女は、自らが恋猫(さかりのついた発情期の猫)となった。そして、念願の雄猫をつかまえたとか、つかまえなかったとか……。

どっちなんだい!
ここで一句!
「夜の街 猫がいっぱい 徘徊す」

はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
こちらの企画に参加しています。
いつもありがとうございます。よろしくお願いします。

主宰: #小牧幸助さん
企画: #シロクマ文芸部  お遊び企画
お題: #恋猫と

そういえば、この人も恋愛小説が書けないって苦労してましたね。

では、今日はこのへんで。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。

またね~!

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