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【シロクマ文芸部】Crazy For You~恋猫の季節に
恋猫と庭にぽつんと三輪車
遠くから聞こえる恋の相手を探す猫の鳴き声に春が近づいてきたんだなと思う。何となく俳句が浮かんできて、私はそれをスマホのメモに入力した。最近頭の体操になればと思い、俳句や短歌を詠んではSNSに投稿している。投稿すると何かしらの反応があるのが嬉しくて、せっせと創作をしてしまうのだった。
チリンチリンと鈴の音がする。飼い猫のマロンがしっぽをピンと立てて私の脚に擦り寄ってくる。マロンの頭を撫でながら、去勢をしているこの子は一生恋をする事は無いのかと少しかわいそうに思う。もちろん、去勢をしておかないと大変な事になるのでそれは仕方のない事だ。マロンをそっと抱き上げてみる。私の腕の中のマロンは喉を鳴らして、丸い目で私を見つめる。この子は恋をしないままおばあちゃんになったけれど、いつまでも子猫の時の様にかわいらしい。私はマロンの鼻先に自分の鼻先をくっつけた。
恋猫。恋に憂き身をやつす猫の事(※)だという。それはまるで私の事みたいだ。恋に焦がれて、日がな一日彼の事ばかり考えてしまう。彼が恋しくて、会いたいし声を聞きたいしいつも一緒にいたいと思う。けれど、行き過ぎた愛情表現は彼の重荷になってしまう。いくら恋に狂っていても、辛うじてその位の分別はついた。
私の中に二人の私がいて、一人の私は狂った様に彼を求めてしまうのに対し、もう一人の私は冷静にそんな私を見ている。暴走しそうになる私を現実に引き戻す役目をしているかのようだ。
彼の事が好きだ。これを愛していると言っていいのだろうか。私には愛するという感覚が分からない。けれど、無性に彼を求めてしまう。この気持ちは、一筋縄では手に入らない人だからだろうか。手に入れてはいけない人だからだろうか。それでも心は彼を求めている。彼の心を掴み取りたくて、猫の様にかわいくない私は化け猫に身をやつしそうだ。
そんな私にもう一人の私が囁きかける。
「私が彼を好きでも、そもそも彼は私を好きなの?」
「彼は私の事を好きなはずよ、きっと。私は信じているのよ」
私はもう一人の私に答えるも、その声は自信の無さに震えている様に感じた。
ソファに腰掛けたまま茫然と動けないでいた私の膝の上にマロンがぴょんと乗ってきてだらりと寛ぎ始めた。その時、再び遠くから恋の相手を探す猫の鳴き声が聞こえてきた。その声はまるで人間の赤ちゃんが泣いている様だった。
※きごさい歳時記より引用
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シロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「恋猫と」です。
「恋猫と」で俳句も詠んでみました!
俳句は久々だったんですが、難しーい(>_<)
今回は寝かせず、その日のうちに投稿します。
恋猫の意味を調べていたら、妖しげなサイトが引っ掛かりました。
大きな声じゃ言えないんですが(言ってるw)、「博多のメン〇ス」だの「女子用のお〇〇ゃ」だのww
パソコンのGooglechromeだと出ないんですがスマホ版だと・・・
あ、でも、パソコン版でも女子用のヤツは出てきたかも。
もう、やめて頂きたいわー(棒読み)
なんか、最近、私ったらこういうキャラの人だと思われてんじゃないかしら。
け、けっして、そんな人じゃないんだから・・・た、たぶん・・・知らんけどw
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げぼく教育をしっかりしニャいといけニャいわね
あ、げぼく!
買い物行くニャら、ちゅーる買ってきてよね!
いつきさん、賑やかし帯を使わせて下さりありがとうございます!
Crazy For Youを2曲どうぞ💛
マドンナVer.と聖子Ver.です!
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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