涼夕璃

生まれ変わるつもりはさらさらないけれど、100年後、万が一何かの手違いで誤誕してしまっ…

涼夕璃

生まれ変わるつもりはさらさらないけれど、100年後、万が一何かの手違いで誤誕してしまった場合、今の私を転生した私に見つけてもらう為 フィクションノンフィクションリアルバーチャルで私を残す と言ってるけれど、単に、詩や言葉やイロイロを投稿していくnote

最近の記事

詩『金色に』

金色に世界を仕上げてく 最後まで太陽は本物だ どんなあなたでも 愛する ここからあなたを 愛する 私の光 あなたを包め

    • 詩『夕焼けは』

      夕焼けは時を知らせるものだった 夕焼けをこんな顔で見ている私 夕焼けをそんな顔で見ている君 夕焼けは心を知らせるものになった

      • 詩『風の色』

        風の色 いつか見た 鼈甲の 揺らして 散らして 積もらせた 夏の焼跡 カサカサと 寒い空に イエスタデイワンスモア 聴こえる 聴こえる あぁ これは あの日吹いてた 風の色

        • 詩『月の色』

          月の色 儚げに うすい青に 溶け込んで つよい白に 潜ませて 恥じらいながら うっとりと 光へ小さく 囁く名

        詩『金色に』

          詩『レモンから』

          レモンから檸檬へと変化したのは 複雑な文字は 様々なものを含んでいる表れ その時々で違うものを感じ取れる ただの果実ではない 鏡のような果実だと思うのは 私が今 恋をしているからだろうか

          詩『レモンから』

          詩『花火と手』シロクマ文芸部‘花火と手’

          花火と手 どっちが握られていると思う? 葉についていた夕立が バケツの水に一粒おちて やや意地悪な波紋がひろがりました

          詩『花火と手』シロクマ文芸部‘花火と手’

          詩『夏の雲』 シロクマ文芸部‘夏の雲’

          夏の雲を眺めている間 わたしも雲になっていた 大きな大地に影を映し 大きな空に悠と浮かぶ 風がわたしをなびかせ 鳥と飛行機が通り抜ける 変わることが 流れることが 混ざることが ここでは気持ちいい 駄目なことだなんて 悪いことだなんて 言葉を持ち翼を持たない生物の吐く息で 充満している空気を吸い続けている 言葉を持ち翼を持たない生物だけ だけれども そんなこといってるけれども きっとだれも

          詩『夏の雲』 シロクマ文芸部‘夏の雲’

          詩『風鈴と』 シロクマ文芸部‘風鈴と’

          風鈴と39℃ 蝉の嵐がなだれ込む耳 時折無音 白光線に炙られて それぞれを待つ 伸びたまま こびりついた影は 夜闇が見つけるだろう

          詩『風鈴と』 シロクマ文芸部‘風鈴と’

          詩『かき氷』 シロクマ文芸部‘かき氷’

          かき氷が少しずつ溶けだして 赤い水に変わっていく 分離しないで 最後まで ひとつになったまま  夜空に大輪の花が咲き乱れる中 誰も気づかない小さなロマンス 先端がスプーンの しましまのストローでゆらゆらすくう あまい とっても

          詩『かき氷』 シロクマ文芸部‘かき氷’

          詩『海の日を』 シロクマ文芸部‘海の日を’

          海の日をパンにのせて 海の日をコーヒーに浮かべて かすかにふるえてしまう胸に 泡沫の夢が漂って はじけて消えても はじけて消えても 素知らぬ顔で私は今日に触れていく 怪獣となって砂漠で暮らしている かつて王子だったあなたが もしもいつか 龍巻にのぼれたのなら 星となって森で暮らしている かつて人魚だった私が もしもいつか 箒にまたがれたのなら その時は あの海で逢いたい 何度も 何度も何度も あの海で逢いたい

          詩『海の日を』 シロクマ文芸部‘海の日を’

          詩『夏は夜』シロクマ文芸部お題‘夏は夜’

          夏は夜 とうとう影も消える時 想い出が 一輪二輪と咲きはじめ 月が顔出す頃は もう 手元には 新しい種 どうか咲かぬよう 紐を緩めて 雨を待つ それでも足は 止められず 求めるように 駆けて行く だからお願い できますか 着くまでに 僅かでもいい 橙色が付かぬよう 蔦と蔦との間から そびえる藍に 乞い願う そうして足は 止まらずに 焦がれるように 私だけ

          詩『夏は夜』シロクマ文芸部お題‘夏は夜’

          詩『手紙には』 シロクマ文芸部お題‘手紙には’

          手紙には文字しか書いていなかった 文字が主体なものだから当然なのだが そうではなく 二枚びっしりと ボールペンで ギュウギュウに 所々丸めた線と 二枚目には 一枚目の筆圧の跡が ボコボコと 目がウロウロする程 文字がひっつめてあっただけだった このような文字を書く人なのだということと この文字も おそらく本来の彼の書く文字ではないのだろう ということも背中合わせで 手紙には文字しか書いていなかった それは ただ痛みを 増幅させたにしか過ぎなかった それでも もしかしたら と

          詩『手紙には』 シロクマ文芸部お題‘手紙には’

          詩『シンリャクカイシ』

          宇宙人ならよかったのに それじゃあ無理だねって思えたのに 宇宙に住んでればよかったのに それじゃあしょうがないねって諦められたのに 宇宙語ならよかったのに それじゃあわかんないよって始まりもしなかったのに ワレワレハチキュウジンダ ワレノココロヲシンリャクシタ キミノココロニヒヲツケニイク シンリャクカイシ

          詩『シンリャクカイシ』

          詩『悪い癖』

          いつでも逃げ出せるように スペースを作ってきた わざと崩して 完成としてきた 1番目を選ばない いつでも逃げ出せるように だけど 実際の所 そんな勇気すら 自分にはないのだろう カップの中 最後のひとくちのかき氷が ゆっくりと 水に戻っていくのを ブランケットに包まりながら ぼんやりと眺めていた

          詩『悪い癖』

          詩『ラムネの音』 シロクマ文芸部お題❛ラムネの音❜

          ラムネの音 ポンポンシュシュシュ あちこちで ポンポンシュシュシュ 夏の開封 ポンポンシュシュシュ 壁の隙間で 見上げた青は 今はもう シュワシュワカラン シュワシュワコロン 蒼の中 すれ違う スタッカートは タタタタタタタ 私の背中 トトトトトトト 響かせ消えた ゆうくりと ユウラリヒラリ 振り返り フウワリサラリ 含んだ夏を 飲み込めば シャラランシャララ たちまちに 2時のバス待つ ヒロインとなる

          詩『ラムネの音』 シロクマ文芸部お題❛ラムネの音❜

          詩『きっと』

          世界一 美味しいチョコを作れるのは きっと ショコラティエではないように 世界一 大好きなアナタを走らせられるのは きっと ワタシではないのだろう

          詩『きっと』