吉田篤弘「雲と鉛筆」読了。 屋根裏の部屋に住み、鉛筆工場で働く主人公。淡々と絵を描き、鉛筆を削り、手紙を書く。 「三番目の効用」という項目が印象に残る。 仏像を拝観したとき、脇侍と呼ばれる引き立て役が両脇にいることでトリオの並びが成り立ち、センターが際立つ。公平な3番目の存在。
私は執筆陣の皆さんにお声がけして原稿をとりまとめただけだけれど、でも、本当に良い一冊に仕上がったと思います。『つながる読書』(ちくまプリマー新書)、ぜひ読んでみてください。 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480684769/
編集を担当した『つながる読書』(筑摩書房)、現在予約受付中ですが、Amazonランキング「ちくまプリマー新書」カテゴリでなんと【ベストセラー1位】を頂戴しました(2024 2/29)。3/7発売です。ぜひご期待ください! https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480684769
国連機関がアイヌとともに「琉球/沖縄の人びと」の先住民族としての権利保障を勧告しても政府が拒否しているのは、基地を置けなくなるからでは…沖縄を踏みつけにしているのは誰? ※6/22/2024、東京新聞「沖縄について私たちが知っておきたいこと」書評
[好井裕明/他者を感じる社会学]一部読了。"差別を考える"とは、自分の中にある"普通"に息づく思い込みや決めつけを洗い出すこと。筆者が言いたいことを自分なりに一言で書いてみた。久しぶりに新書読んで思ったのは、やっぱり新書っていいね、ってことかなあ。