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都市を学ぶ大学院生|だるまの片目が埋まることはないと思いながら

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【240723更新】読みたい本リスト

読みたい本が増えたら追加していきます。読んだ本は、月末本まとめをご参照ください。 読みたい本リストかしこ

    • 読書記録84 2024年10月の本まとめ

      読書の秋というには暑すぎる10月でした。 あまり冊数は読めなかったけど、目標としていた古典『ニコマコス倫理学(上)』を読めたので達成感。 1.『装丁、あれこれ』(2018)桂川潤 装丁や電子書籍など本周りの連載をまとめた本。連載なので一つ一つの文章が短くて読みやすい。たくさんの装丁家の名前と著書などが登場するため、次に読みたい本が見つかる道案内の役割も果たしてくれる。矢萩多聞の『本とはたらく』を読んだ後で、この本にも矢萩さんの話が何度か出てきた。同時並行で松田哲夫の『編

      • 読書記録83 2024年9月の本まとめ

        涼しくなってはいないけど、読書の秋ということで本を読む手が止まりませんでした。 今月は読んで良かった本が大量です。早速紹介します! 1.『生きのびるための事務』(2024)坂口恭平 小布施の図書館で新着本で置いてあり、なんとなく手に取ったのが出会い。一言、とても面白かった。 今まで夢を持とう、好きなことを仕事にしようという本は数多あれど、ここまで「じゃあ結局何をしたらいいのか」を噛み砕いた本は珍しい。しかも漫画ってかなり優しい(易しい)。まず最初の方(最初はお金の計算)

        • 混戦の手帳会議2025

          9月に入り、徐々に来年の手帳が発売されてきています。 御多分に洩れず、だるまも手帳会議を開催しようと準備を始めました。 その混戦の様子を記録に残しておきたいと思います。 今年の布陣上の記事で「何でもノート」が増えすぎてどうしようかと書いていましたが、ロルバーンダイアリーLを活用し、1年で3冊に収まりそうです。憧れのほぼ日手帳のように、1日1ページ+αで日記やメモなど書いています。来年もこの使い方で続投。 昨年の手帳会議はあっさり終わり、HIGHTIDEのB6スリムサイ

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          読書記録82 2024年8月の本まとめ

          8月は、何があったか忙しかったのか、全然本を読めませんでした。 大学のPJ関係や修論調査で地方へ行っていて、月の1/3は旅行していたので仕方ないかも知れません。 読んだ本が少なかった分、感想の量は倍増です。 1.『映画を早送りで観る人たち』(2022)稲田豊史 Netflixで映画を倍速視聴している人がいることへの違和感から出発し、現代のコンテンツ消費について幅広く取り扱った本。話の展開にまとまりがないと言えばないのだが、その分色々な切り口でテーマを考えることができる。

          読書記録82 2024年8月の本まとめ

          読書記録81 2024年7月の本まとめ

          修士論文の中間発表が終わり、ようやく夏休みに突入です。開放感! 7月はあまり本が読めませんでしたが、良い本に出会えました。 1.『月まで三キロ』(2018)伊与原新 「あの本、読みました?」の理系作家特集回でインタビューに答えていた作家の本。番組内で紹介があり、「月は地球からだんだん遠ざかっている」という話が神秘的に感じて読んでみた。6つの短編全て、地学や物理学などの知識がベースになっていて、家族などの人情が加わっているのでとても読みやすかった。全然知らないことばかりで

          読書記録81 2024年7月の本まとめ

          読書記録80 2024年6月の本まとめ

          2週間風邪をこじらせ、治った後も研究や運動や免許取得にいそいそ励んでいたら今月はあまり本が読めなかった。 古典に挑戦し始めると言いつつ、100分 de 名著ブックスから抜け出せない。 1.『親愛なる八本脚の友だち』(2024) シェルビー・ヴァン・ペルト 小説ってやっぱり面白いなあと思う。 文庫本で結構な厚みがあるのだが、夢中で読んだ。マーセラスという水族館のタコと、トーヴァという70歳の清掃員、後任の30歳のキャメロン。ちょっとミステリーの要素もありつつ、タコと人間の視

          読書記録80 2024年6月の本まとめ

          読書記録79 2024年5月の本まとめ

          古典を読みたい!の宣言通り、今月はかなり古典、の入門編を読んだ月です。 まだまだ原著には辿り着けないので、6月こそ挑戦。 1.『私たちの想像力は資本主義を超えるか』(2023)大澤真幸 フラヌール書店でつい買った。一瞬売りに出そうと思ったが、読み切ってよかった。 『おそ松くん』『おそ松さん』から、ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』が紐解かれ、「ベルーフ」の概念について学べる。 『君の名は。』から、恋愛の描かれ方や都市と地方の考え方、共同体の概念が読

          読書記録79 2024年5月の本まとめ

          2024年は古典を読みたい|読書・教え・哲学編

          「古典が読みたい」後編です(前編)。 齋藤孝の『古典力』と駒井稔の『編者者の読書論』から読みたいと思った本を紹介しています。 今回は物語以外のジャンルです。 読書案内 「楽しんで読める」を第一に考えて書かれた本で、古典に対する襟を正すような態度を緩めてくれるそうです。 傑作とされていても面白くない本があることを、明快に表明していて清々しさすらあります。 乱読を戒め、教養に向かうには「世界の文学作品を地道に読むこと」と古典への道を拓いてくれている本だそう。 読書で他人の

          2024年は古典を読みたい|読書・教え・哲学編

          2024年は古典を読みたい|物語編

          こんにちは、だるまです。 最近「古典熱」(=古典が読みたいという熱い気持ち)が高まっています。 来年から社会人になるため、自由でダラダラできる時間も残りわずかということで、せっかくなら古典を読もうじゃないかと決意。 まずはどんな本があるのかと、 齋藤孝の『古典力』と駒井稔の『編集者の読書論』を読んでみました。 そこで紹介されていて、読んでみたいと思った本をまとめたいと思います。 *長くなったのでいくつかの記事に分けます。今回は物語編! 物語 源氏物語関連の本はいく

          2024年は古典を読みたい|物語編

          読書記録78 2024年4月の本まとめ

          一昨日、不忍ブックストリートの一箱古本市に行ってきました。だるまもいつか出店してみたい。 1.『いちばんすきな花シナリオブック完全版<下>』(2023)生方美久 一気に5話分読んでしまった。脚本を読むとドラマの映像がよみがえる。 2.『小さいノート活用術』(2020)髙橋拓也 再読。読んで忘れていたフォーマット(逆算タスク)で研究発表までの計画を立てることができた。計画を立てなかったらずるずると何もやらずに時間だけが過ぎていくので危なかった。一回目に読んだ時に小さいノ

          読書記録78 2024年4月の本まとめ

          読書記録77 2024年3月の本まとめ

          新年度が始まりました。大学院2年生、大学院も折り返しで震えております。 先月読んだ本を紹介します。 1.シャーロック・ホームズの凱旋(2024)森見登美彦 待望の新作。 森見登美彦自身がスランプに陥ったのをワトソンとホームズに仮託している入れ子構造。ヴィクトリア朝京都と「ロンドン」も天地あべこべになっていて、『熱帯』『四畳半』を思わせる森見登美彦お得意のパラレルワールド。創り上げた「ロンドン」から抜け出して戻ってきた「ヴィクトリア朝京都」もまた創作であり、さらにそれを読

          読書記録77 2024年3月の本まとめ

          自分の見たい景色は何だろう in 東京ドーム

          「やること人に決めてもらってきた人は、人生の選択が迫る岐路に立った時、選択できないか、できたとしても人に言われたことに従って選択してしまう。他人に左右されない「好き」を突き詰めて、人生を切り開いていこう。」 ここ最近読んだ本や参加したイベントを総まとめするとこんな感じになる。 就職活動で、一番大事と言われているらしい自己分析。 真面目なだるまはきちっと『絶対内定2025』のワークシートを終わらせた。 それでも悩むので、森岡さんの『苦しかった時の話をしようか』を読んだり

          自分の見たい景色は何だろう in 東京ドーム

          読書記録76 2024年2月の本まとめ

          毎月の投稿連続記録達成を逃してしまい、結構悲しい。 オードリーANN in東京ドームの感想を書こうと思っていたのに。 過ぎてしまった時間は仕方ないので、先月の本まとめです! 図らずもオードリー関係の本が5冊中2冊も。 1.アフタートーク(2021)石井玄 ニッポン放送のオールナイトニッポンを聴いている人には多分お馴染みの、石井玄さんの本。私が聴いているオードリーや佐久間さんのANNも担当しているし、オードリーのANNin東京ドームも陣頭指揮しているし、ラジオで引っ張りだ

          読書記録76 2024年2月の本まとめ

          読書記録75 2024年の1冊目が『モモ』でよかった

          本を紹介する本で、たびたび登場していた『モモ』。名作と分かっていながら、ずっと読む機会を逃してきた。 今回、2024年の最初に読むぞ!と意気込んで図書館で予約をしたのだった。 本を読んだ後のイメージをイラストにしてみた。 図書館では子供コーナー(YAコーナー)に配架される『モモ』だが、大人こそ読むべき本なのではないかと思った。 「時短術」「効率的」はてには「24時間を増やす」テクニックまで、さまざまな時間に関する本が売られているが、時短した先に何が待っているのだろうか

          読書記録75 2024年の1冊目が『モモ』でよかった

          読書記録74 2024年1月の本まとめ

          今年4冊目に読んだ本の影響で、SNSから撤退することを心に決め、X、Instagramは全く見なくなりました。そしてこのnoteも月1回の投稿をするだけにして、毎日見る癖をやめました。 なんとなく気持ちスッキリ!な気がします。 いいと思うので、続けられそうです。 では、本年最初の本まとめ。 1.『モモ』(2005)ミヒャエル・エンデ 1973年初版。名著名著と言われ数々の本紹介で紹介されていた本を2024年一発目に読めた。非常に非常に読んで良かったと思う。 時間がない

          読書記録74 2024年1月の本まとめ