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#推薦図書

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人気の記事一覧

冬の静けさの中で、心を温めるマインドフルネスおすすめ本2冊

寒さが厳しくなるにつれて、心もどこか寂しさを覚えやすい時期かもしれません。 そんな時こそおすすめしたいのが “マインドフルネス”。 冬の静けさの中で、自分自身と向き合い、心を穏やかに、そして温かく保つ方法をご紹介します。 冬とマインドフルネスの親和性静かな冬の風景は、マインドフルネスの実践に最適な環境です。 雪が降る様子、木々が冬眠に向けて葉を落とす様子、澄み切った空気の中で深呼吸をする感覚。 “今この瞬間” に意識を集中することで、冬の自然は私たちに多くの気づき

若かりし頃の自分に読ませたい……。やりたいことがわからず、モヤモヤしているあなたへ。

就職・転職の際に、みなさんはどんなことを考えていますか? 福利厚生の充実、年間休日日数、賃金、業務時間などなど。 しかし、お金や福利厚生などに目が行き過ぎて、肝心の仕事内容を二の次にしてしまっていることも。(若いときの僕がそうでした……。) 本当は、だれもがやりがいのある仕事を求めているはずなのに。 「やりたいことはよくわかりませんが、私の適職教えてください!」(田中勇一・小林義崇 著)では、転職で失敗をしないために、自分に合った適職の探し方についてアドバイスを貰える

はじめてのゆき

その冬の朝、ウサギはモゾモゾと布団から抜け出し、カーテンを開けると、見慣れた風景がいつの間にか真っ白に染まっていた。 「今朝は一段と寒いと思ったら、そういうことだったのね」 少し大きめのガウンを羽織り、小さな本棚に近づいて、一冊の絵本をそっと手に取る。窓の外に雪が見える椅子に腰掛けると、静かにその物語の扉を開いた。 とらのこ「とらた」にとって、生まれて初めての雪だった。「きれいな雪! 踏んじゃもったいない」とらたは、雪の上にそっと座ってみる。すると、そのフワフワした感触に

📚57【私たちのままならない幸せ】は自分次第 1015

※ヘッダー画像は表紙部分です ※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています 私たちのままならない幸せジェラシーくるみ(会社員コラムニスト) 主婦の友社 271頁 2024/4/20初版 図書館の昨年末最終開館日。 「手持ち無沙汰になったときに読める軽いものを」と思い、ジャケ借り。 手持ち無沙汰ってアナタ、万年休日のくせに笑わせる。 コミックかなぁ、それともコミックエッセイなのかなぁ、と思って開いてみたら「字ばっかり」だった。 でも大丈夫、軽く読めるから(失礼)

書きたいのに、言葉が出てこないあなたへ【#推薦図書】

新年早々の読書は、ミステリーだった。 読み終わってからも衝撃で、未だに言葉が出てこない。 「うわー、すごー、えぐー」 単行本刊行時から話題となっていて、文庫化を楽しみにしていた作品。 もう既に読んだ方も多いと聞く。 最近、読書会で知り合った方の 「この本を読んで2~3日、引きずりました。オススメです」 との言葉を受けて、読み始めたのである。 読み終わってから「そういうことか!」と気持ちを共有できた気がしたが、とにかく言葉が出てこない。 noteにも投稿したいのに、文章が

好きを言葉にする力 − 魅力を効果的に伝える技術とは −

自分の「好き」を伝える力を磨くために 私たちの日常には、「これが好きだ!」と思うものがたくさんあります。 好きな映画や音楽、好きな人や場所。しかし、その魅力を誰かに伝えようとすると、意外と言葉に詰まってしまうことはありませんか? 「なんとなく好き」では伝わりきらないものを、きちんと言語化することで、自分自身の感情を整理し、相手にもその魅力を共有できるようになります。 本記事では、自分の「好き」を効果的に伝えるためのヒントを探っていきましょう。 「好き」を伝えることの

【推しの子】と精神医学: 精神科医が各キャラのメンヘラ度&芸能界のメンタルヘルス問題を解説!(後編)

【推しの子の主要登場人物2】姫川大輝(ひめかわたいき) 劇団ララライの看板役者。 19歳。 帝国演劇賞最優秀男優賞、月9主演俳優。 黒髪でメガネ、いつも気だるそうにしているが、演技のことになると別人のように天才役者ぶりを発揮する。 実はアクアとルビーの異母兄弟。 5歳の時に両親が自殺したため養護施設で育つ。 一見クールな印象だが、女好きでおバカな面も...。 【メンヘラ度】★ 初登場時はちょっと影のある天才役者...ということで、メンヘラーっぽさがぷんぷんしておりまし

寒波の時に読むべき、心が温まる本4選

寒波が訪れると、外出するよりも家でゆっくりと過ごしたくなりますよね。そんな時は、心温まる本を手に取って、温かいコーヒーを片手に一息つくのはいかがでしょうか? 今回は、寒波の時にぜひ読んでほしい、心が温まる本を4冊ご紹介します。 『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』吹き荒れる寒波の中、私たちは温かい場所を求めるように、「心の温かさ」を求めているのかもしれません。 『グッド・ライフ』は、「幸せな人生」の秘密を解き明かす一冊。 本書が教えてくれるのは、経済

苦悩

 作家の有吉佐和子は、エッセイ「不要能力の退化」の中で、次のようなことを書いている。  この文章を読んで真っ先に思ったことは、もし有吉が今現役の作家であったとしたら、さぞ苦労することになっただろう、ということだ。彼女の「しないこと」リストに、あと最低五、六個は項目が増えることになっただろう。 *  現役の作家が、作品を発表すること以外で「するのが当然」とみなされていることに、「SNSでの発信」をあげることができる。  その作家が余程大家でない限り、「SNSでの発信」を拒

ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」を2018年9月29日にKADOKAWAより発売しました。発売前の9月12日から予約開始にあたって書籍の内容を全文公開することにしました。無料公開自体は多数の事例があるものの、発売2週間以上前に、ビジネス書で1記事に全文無料公開するのはおそらく初ではないかと思います。なぜこんなことをしたのかは最後にちょこっと書いています。Amazonの案内もありますので、内容をみて、共感いただいた方は、ぜひお買い求めください。 ビジネスモデルをかんたんに図解

今の仕事は楽しい?人生100年時代に考える仕事との向き合い方

朝起きて出社し、仕事が終わって家に帰って寝る毎日。 働くということは、人生の大半を占める重要なこと。 生きていくため。 家族のため。 人生の目的のため。 避けては通れない【仕事】。 仕事が充実していたり、楽しいと思えたり、働き方に満足しているかどうかで人生に大きな影響を及ぼします。 多くの方が、本当にこの仕事でいいんだろうかと悩み、仕事に取り組む姿勢を見つめ直してみたり、実際に転職へ向けて動き出してみたり、思考・行動を起こしているかと思います。 「仕事の辞め方

のんびり稼ぐ?日本を抜いたドイツの労働スタイル

最近読んだ『GDPで日本を超えた!のんびり稼ぐドイツ人の幸せな働き方』という本が非常に興味深かったので、ぜひみなさんにもご紹介したいと思います。 2023年、ニュースは私たちに衝撃を与えました。ドイツの名目GDPがついに日本を超えたのです。 「のんびり仕事をするドイツ人が日本を抜いた!?」 そう驚く日本人も多かったことでしょう。しかし、これはただの偶然ではなく、ドイツ人の働き方に隠された秘密が見事に機能した結果でもあります。 ドイツでは、法律が労働時間をしっかりと管理

【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ

基本コンセプト  昔と今を、今と未来をつなぐ。  世界の中の日本、日本の中の世界をつなぐ。  世界史を26ピースに「輪切り」にし、     深く、たのしく、わかりやすく”翻訳”する。 コンテンツの一覧【1】ゼロからはじめる世界史のまとめ(世界史×ゼロから) 【2】同時に学ぶ! 世界史と地理(世界史×地理) 【3】世界史のまとめ × SDGs(世界史×未来) 【4】"世界史のなかの" 日本史のまとめ(世界史×日本史) 【5】世界史の教科書を最初から最後まで(世

受賞に至らなかった「候補作」だって

15日に芥川賞と直木賞が発表されました。 芥川賞は安堂ホセさんの「DTOPIA」(河出書房新社)と、鈴木結生(ゆうい)さんの「ゲーテはすべてを言った」(朝日新聞出版)の2作。直木賞には伊予原新さんの「藍を継ぐ海」(新潮社)が選ばれました。 少し前にこんなnoteを書いています。 「DTOPIA」と乗代雄介さんの「二十四五」(講談社)を推していました。 乗代さん。 候補になるのは今回が5回目。↑でも述べましたが「それは誠」(文藝春秋)が胸に染みる傑作で、次こそはと願っ

第172回芥川賞・直木賞 とりあえず抑えておきたい/文藝春秋の来月号と春のAudible で

日本小説界の新人賞、今回は芥川賞が2作、直木賞は1作品。 芥川賞のうち1作は下馬評のとおり。 芥川賞2作は、2月発売の文藝春秋3月号に掲載されるので、それを待つ予定(書評を読みたい)。 直木賞はオール讀物に小説の一部が掲載される。 短編集の全編は春先にAudible で公開される。 MOH  

#186 INFJは感情を出したほうが好かれる?

どう思います? INFJって、弱点どころか、 「自分」を隠しまクリスティですよね?(笑) 今回の本はコチラときどき、無性に加藤諦三先生の本を読みたくなるんですよね。タイトルがキャッチーすぎて、すぐダウンロードしちゃう。私だけですか? 果たして、人は「弱点を隠そうとしない人」を好きになるんでしょうか。そういわれたら、そのような感じもするけど、あえて弱点を出すのって難しいですよね。 なぜ自分らしく生きられないのか『「無理している自分」に気づいていますか?』という項目に、こ

図鑑並の細かさで、博士ちゃん心をくすぐる絵本(* ̄∇ ̄)ノ 『学習』を楽しむ力の基礎を育む

絵本の楽しみ方は色々ありますが、今日は、リアリティーのある背景(設定)が、素敵な絵本をご紹介します。生物編です♬ 大人でも、へぇ~!!と勉強になっちゃう絵本て、意外と多いのです。 1.ぼく、だんごむし 春先に、園庭にいっぱい出てくるダンゴムシ。多くの子どもたちが、植木鉢をどかしたり、石をどかしたりしながら、ダンゴムシ探しに夢中になります。 夢中になった時期を見計らって、この絵本を読むと、ますますダンゴムシ探しに熱が入ります(笑) ちょっとこの絵本を紹介するには、時期が早す

Kindle Unlimited厳選集〜2025年1月Vol.1〜

Kindle Unlimited対象作品よりおすすめを厳選しております。また、youtubeでの情報発信もおこなっておりますので、よろしければチャンネル登録よろしくお願いします。 「アリアドネの声」井上真偽(著) 「監禁依存症」櫛木理宇(著) 監禁依存症 (幻冬舎文庫)amzn.to784円(2025年01月17日 20:32時点詳しくはこちら)

親と子の心を育てる170の魔法の習慣|その152 大人としてもっとも恥ずべき行為

こんにちは。長野県茅野市の工務店エルハウスです♪ エルハウスは「子育て世代の家づくり」を応援する工務店です。 今日は「大人としてもっとも恥ずべき行為」をお届けします。 大人としてもっとも恥ずべき行為 幼い子どもに 「おまえはできない」とか 「おまえはバカな子だ」 といった否定的な言葉を、 言ってはいけません。 自分の子どもにも、他人のこどもにも、です。 子ども自身が、 「自分にはとても能力がある」 と自分自身を信じる事ができるように、導きましょう。 ドクター苫米地

noteのサービス設計で参考にしている本

noteのサービス設計で、参考にしている本など。チームメンバーと価値観を共有するためにも、オススメの本を集めてみました。 経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策経済危機に国家がどのような経済政策ととったか。それが天然のA/Bテストになりうるという話。本書では、世界中の経済危機や動乱のなか、経済政策や衛生政策の違いで、市民の生死がどのように変化したかを分析した本。危機時に、どのようなテコ入れをすべきかの参考に。 国家はなぜ衰退するのかnoteのようなコミュニティ

『がんと折り合いをつけて生きる』熊坂義裕 

陸奥新報紙に書評を書かせて頂きました。 著者の熊坂義裕さんは、宮古市の市長を三期務められた医師です。自身がステージⅣのがんに罹患し、この著書を書き上げました。 すごく専門的でありながらも、平易な言葉と対談で構成されているこの著書からは、「もっとわかりやすく、専門的なことを知りたい」人と、突然がんになってしまって、どうしたらいいのかわからない人の両方に寄り添ってくれます。 この著書の対談相手である医師の高橋都さんは、がん支援センターについてこう語ります。 「初めてがんに

○○するだけで、元気に幸せになり仕事も人間関係も全てうまくいく、そんな秘密が書かれた本

○○は感謝ですベストセラー作家で精神科医の樺沢紫苑先生と感謝研究家の田代政貴先生が書かれた「感謝脳」という本を読みました。 です。 感謝すれば病気は治ると、この本に書いてあります。私は心から共感しました。 私自身もそうでしたし、私が見てきた数百人の方の事例からも学んだことだからです。 私のオンラインサロンには、難病を抱えているにもかかわらず、世界的なコンテストで準グランプリを受賞された方、テレビやラジオメディアでも、引っ張りだこの切り絵作家として活躍されている方など対談

ねぇ、きみの嘘なんてだいたいお見通しなんだよ

無駄なセックスをした朝は、コーラが飲みたくなる。 自嘲気味に話すと、「え、なんで」と笑われた。 本当につまらない男だな。そう思った。 今、私はいわゆる二股をしている。二人の男、どちらと恋仲になるか天秤にかけているのだ。 一人は、メーカーで働く優しい男。 もう一人は、テレビ業界で働く面白い男。 前者を「あんしんくん」、後者を「おもしろくん」とニックネームをつけるようになっていた。 神様はきっと性格が悪い。好きな人ができたと思ったら、全く違うタイプの異性を寄越してくる。そ

消えゆく断片を拾い上げる『世界の適切な保存』

【超訳】この世界は、回収されない伏線や見過ごされる断片に満ちている。それらを“適切に保存”することこそが、本来の私たちの役割なのかもしれない。「世界の適切な保存」と聞くと、壮大なタイトルに少々身構えてしまうかもしれません。そんな小難しい話ではなく、丁寧に拾い上げる“些細な瞬間”や、何気なく見過ごしそうになる“生の断片”の大切さについてです。 たとえば、映画や書物の中で割りばしでアイスコーヒーをかき混ぜるシーンがあれば、それがときに大きな事件の伏線になる。そんな例え話は、私た

【‘‘書くことの本質について’’】

『書く習慣』から学んだ‘‘書くこと’’の意義について 私はこれまで普段の生活の中で、‘‘読むことについて’’は色々と考えてきました。 同時に、たくさんの本を読むことも心掛けてきました。 ですが、‘‘読むこと’’については考えても、‘‘書くことについて’’真剣に考えた事はあるかと思うと、考えた事はないなと自覚しました。 私は今年の3月からTwitterを始めて、4月にはnoteを始めました。 書く活動を始めてから、どちらも半年は過ぎた事になります。 私が何気ない日常

日常を軽やかに − 分解思考で悩みと無駄を減らす方法 −

複雑な問題をシンプルに解決するための思考法 私たちは日々、大小さまざまな問題や課題に直面しています。特に複雑な問題に直面すると、どこから手を付けて良いかわからず、時間やエネルギーを無駄にしてしまうこともありますよね。 この記事では、「問題を小さく分けて考える」ことをテーマに、課題解決力を高めるための具体的なヒントを探ります。日常生活や仕事の中で応用できる思考法を取り入れることで、効率的に問題を解決する方法を見つけていきましょう。 問題を小さく分けることのメリット 複雑

乗代雄介『十七八より』《砂に埋めた書架から》76冊目

はじめに  今回投稿する書評(というより感想)は、一昨年芥川賞候補になった『それは誠』に感動したわたしが、そのあとすぐに『十七八より』を読んで圧倒され、興奮冷めやらぬまま勢いに任せて書いたものです。作成したのは昨年の三月でした。  非常に感銘を受けて感想を綴ったものの、noteに同じ作者の感想記事を連続で投稿するのは避けたい気持ちがあって、他のSNSの方へ公開するに留めていました。  しかし昨年の十一月に発売された「群像」12月号に、乗代雄介氏の新作「二十四五」が掲載さ

読書記録52 獣医さん、聞きづらい「猫」のことぜんぶ教えてください!

タイトル 獣医さん、聞きづらい「猫」のことぜんぶ教えてください! 著者 宮下ひろこ 第一刷 2023年2月20日 この本からの気づきや学び イラストがかわいくて、読んでて心がほっこりします。 そして、内容も大切なことがたくさん書かれていました。 その中で、初めて知ったことがありました。 防水スプレーは雪国の必需品です。 使用するときは吸い込まないように、ベランダに吊るした服に窓からスプレーしてるんですけど、風向きでモロにくるときがあるんですよね。 気をつけます。

三ツ星獲得の物語から学ぶ- グランメゾン東京と私の本棚 -

先日、「グランメゾン・パリ」の映画を観ました。 映画は非常に面白く、料理は人を幸せにするものだという気持ちを改めて感じさせてくれるものでした。そこで、先週の休日にNetflixで「グランメゾン東京」を見返していました。最高の料理でミシュランの星を目指す、熱きシェフたちの物語。何度見ても、その熱い想いに胸が震えますよね。 「グランメゾン東京」では、料理人たちが困難に直面しながらも、仲間と協力して乗り越えていく姿が印象的です。 読書も同じで、一人で読むことが多いかもしれません

本好きよ、いざ新しいページを開く時!読書家のための1月おすすめルーティン

年が明けると、新しい人との出会い、そして新しい本との出会いに心が躍りますよね。 今回は、そんなわくわくする気持ちと共に1月を最高の読書月間にするためのおすすめルーティンと、ぜひ読んでいただきたいビジネス書を3冊ご紹介いたします。 1. 読書目標を立て、手帳に書き込む「今年はどんな本と出会いたい?」 そう自分に問いかけながら、年間の読書目標を立ててみましょう。具体的な冊数を決めたり、「ビジネス書を月に3冊」などジャンルを絞るのも良いでしょう。目標を立てたら、手帳の目立つと

24年最後に読んだ本・25年最初に読んだ本

2024年最後に読み終えた本は、エルヴェ・ル・テリエさん『異常(アノマリー)』(加藤かおりさん訳、ハヤカワ文庫、2024年12月4日初版発行)。 文庫でおよそ500ページ。単行本発売当時の2022年にも大変話題になったけれど、読み通すのに骨が折れそうで尻込みしていた。しかも「あらすじ検索すべからず」の触れ込み。本当に面白いのか確証が持てないまま大作に臨むには、年末年始の長期休みは打ってつけでした。 結論から言えば、たしかに面白い。検索もしなくて正解だった。あらためて、ネタ

さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について #全文公開

著作の #全文公開チャレンジ  、流行っていますね。この流れに乗って、僕も過去の全ての作品を無料で全文公開していきたいと思います。まずはこの作品、「さよならインターネット」。こちらに関してはまずは3ヶ月限定で無料公開します。 およそ半世紀前に産声をあげたインターネット。その進化は社会、経済、文化、時間、人、あらゆるものを変化させた。しかし常時接続、無線接続、IoTのなかでその姿は見えなくなり、自由と可能性に満ちた「世界」は、むしろ閉ざされつつあると家入氏は警告する。パソコン

楽しく読める!お金の基礎知識おすすめ本

年金とか投資とかに怯えず、この先生きのこるための基礎知識オススメ本。専門知識なしに読めるやつ集めました。恐怖や不安の根源は「知らないこと」。まずは知識を得ることが大事。知識があれば、無用な恐怖や不安は減り、すべき行動が見えてくる。 経済政策はお金を配ることも大事だけど、知識と教育を配ることが一番大事だと思う。以下、自分が読んだ中から、とっかかりとしてオススメできそうな本のまとめ。 普通に、上から順番に読んでいくと楽しいかも 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもな

冬の夜長に読みたい「FACTFULNESS」- 世界と自分を正しく理解するための10の習慣 -

今回は、冬の夜長にぴったりの一冊として、ハンス・ロスリング氏著「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」をご紹介します。 世界は、あなたが思っているほど悪くない「世界はどんどん悪くなっている」「もう希望はない」…ニュースやSNSを見ていると、そんな悲観的な気持ちに陥ってしまうことはありませんか? 「FACTFULNESS」は、そんな私たちの思い込みを覆し、「世界は、私たちが思っているよりもずっと良い方向に進んでいる」という事実を教えてくれる一冊です。 本書では、私た

ほぼ日からスローペース更新にして変わったこと、変わらなかったこと|note3ヶ月め報告

少し遅れましたが、noteを始めて3ヶ月が経ちました。 せっかく平成最後の日ということなので、雑感と数字の報告をしたいと思います。 ● 1ヶ月めの報告はこちら→ バズらず淡々とnoteはじめて1ヶ月めの報告 ● 2ヶ月めの報告はこちら→ ほぼ日更新でこんな結果になりました とりあえず100記事更新を目指して、現状約70記事。 ほぼ日更新(2ヶ月めまで)から、この1ヶ月で更新した記事は9記事。 ここ10日ほどは更新していませんでした。 通常SNSは、投稿頻度を落とすとアカ

日常を変えるロジカルシンキング − 問いを深め、解決策を導き出す方法 −

論理的に考える力を磨くためのヒント 日々の生活や仕事の中で、より良い意思決定をするためには論理的思考力が欠かせません。 しかし、「論理的に考える」とは具体的にどういうことなのでしょうか? また、その力をどう身につければよいのでしょうか? 本記事では、身近な場面で論理的思考を活用する方法と、それを鍛えるための具体的なアプローチについて考えます。 日常に役立つヒントを取り入れることで、あなたの判断力や問題解決能力をさらに高めるお手伝いをします。 論理的思考の重要性 論

私の本が、売れません。

先日の初投稿には多くの方から反響をいただき、初日で2000名を超える方にフォローしていただくなど、たいへん勇気づけられました。本当にありがとうございます。これからも自分なりのペースで、しかしながら想いを込めて、一つ一つ発信させていただきますね。お付き合いのほど、よろしくお願い致します。 さて、以前の私であれば、この流れに乗ってどうしてもカッコつけたがり、さらなる熱い想いをぶちかまして、みなさんに「いいぞ、乙武!」と言っていただけるような投稿をしてしまっていたかと思うのですが

【導入編:ものづくりのものがたり】

◆固有技術と管理技術大卒で大手メーカーの工場に配属された2年目の紫耀(ショウ)と同じ工場に転勤してきた中堅社員で管理者の健(タケル)との対話を通して、ものづくり理論について解説します。ちなみに状況に応じて、他のキャラクターも登場します。  ショウは入社後、実習・実務を通して仕事自体には慣れてきており、無難な日々を送っていた。1年目の査定も平均的なもの。だが、何とも言えないモヤモヤを抱えていた。そんな時、入社時の集合研修時に教育係として指導していた、タケルに工場でばったり会い

素直に...

note始めました。よろしくお願いいたします。 まず使い方に慣れないといけない、何を投稿したらよいかと思い悩んでいると『はじめての投稿をしてみよう』の下に「はじめての記事は自己紹介やこれからやりたいことを書くのがおすすめです」 そう書いてありました。素直に従いたいと思います。 人様に紹介するほどの自己紹介はありません。初老の男性です。年よりは若く見られます。大学を出て大手の広告代理店に入社したものの2年足らずで辞めてしまいます。開業の夢を捨て切れず、25歳の時に子供服と

本が心を癒す。自分に合った本の選び方「心と体がラクになる読書セラピー」

僕たちの日々にそっと寄り添ってくれる読書。 本を読めば万事解決!とまではならないものの、新しい知見を与えてくれ、心を穏やかにしてくれます。 でも、あくまでも趣味の域はなかなか抜け出せませんが、心を整えてくれる療法として存在してくれれば、本のすばらしさ、希少さはもっと大きくなるのでは考えたりもします。 「心と体がラクになる読書セラピー」(寺田真理子 著)では、日本読書療法学会会長である著者が、自信の体験を通して感じた読書の効用を綴っています。 本当にそこまでの効果がある

新年のスタートに読みたい、人生を豊かにする4冊の本

あけましておめでとうございます! 今年も素敵な本との出会いがたくさんありますように… そんな願いを込めて、今回は「新年のスタートに読みたい、人生を豊かにする5冊」をご紹介します。 1. 『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』 ドリー・クラーク人生では、努力や挑戦が報われることもあれば、そうでないこともあります。しかし、その努力を続けなければ報われることもありません。打席に立たなければ、その能力を発揮することもできないのです。 本書は、短期的

「年金暮らしでもお金をかけずに栄養がとれる最高の食べ方大全」を読んで

「年金暮らしでもお金をかけずに栄養がとれる最高の食べ方大全」読了しました。図書館で「年金暮らしでも~」のタイトルに釣られて手に取り借りてみると、まさかの新刊でした。 この本では添加物や産地、加工方法等には触れていません。安心安全な食材を探すというよりも、栄養バランスを過不足無く、お金をかけすぎずに無理なく摂取する方法メインの内容でした。それだけに、普段読んでいて使わない食材にも触れられていて新鮮でした。 この多様食を摂取するのに覚えやすい「さあ、にぎやかいただく」。私は「

デザイン思考を反対側から見て気づいたこと:突破するデザイン

昨年末にTakramのPodcastのテーマで、ベルガンティ教授の考えとこの『突破するデザイン』の本が取り上げられて、この内容を聞いた僕は強い衝撃を受けて、これは絶対に本を読まねばと思いました。わりと日ごろから書店には足を運んでいるのですが、この本のことはまったく把握していませんでした(2017年の本ですが書店にもあまりなかったので広まっていないようです)。で、読んでみて一気に引き込まれました。この数年もやもやと思っていてうまく言語化できないことが、なんとこの本の中に見つける

「確率思考の戦略論」で紹介された需要予測Excelでできる説

本noteは確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力(以降「同書」)を読んだことがある方に向けた内容です。 戦略を描くマーケターを増やすために同書の対となる書籍「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」では、 戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」であると説明されています。マイケル・ポーターは「戦略とは捨てること」と言っています。 経営資源は有限です。何かを選ぶために何を捨てるか?を決め

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」自由国民社より出版いたしました!

多くの方のお力をお借りし、ようやく完成いたしました! 内容をざっくりいうと、 「木造の一戸建てを正しくメンテナンスし、60年間安心して快適に住める家にできる本」です。 本の出版にあたり、商業出版が叶わなければ自費出版でも書こうと思っていましたが、「企画のたまご屋さん」という出版サイトを経由し自由国民社さんに目に留めていただくことができ、本当に幸運でした。 感想としては、「商業出版を目指して良かった!」です。 というのも、編集者さんの鋭いご指摘やご助言を細やかにいただけ

非美大卒でも1年半でNewsPicksのデザイナーになれる本16冊

こんにちは、NewsPicksのデザイナーのよっしーです。 NewsPicks Adventカレンダー16日目を担当させていただくことになりました。とても緊張します...。 9月に入社し現在NewsPicksのアプリの機能改善やブランドの共通言語になるデザインシステム構築、広告バナーやイベント周りのデザイン、採用にも関わらせていただいています。つい一昨日にありがたいことに開発チームの新人賞をいただきました。 そんな私は2年前、デザインを全く知らない人間でした。4年間非デ

5分で出来て、きっと役立って、自信がつくデザインの勉強まとめ(推薦図書付)

前段なんかやる気が出ない、まとまった時間が取れないときでも出来る「5分で出来るデザインの勉強」を参考書籍と、自分で自分を褒めるポイント付きでピックアップしてみました。 例えば、こういう画像を1日一枚でも貯めていこう!って内容です。 毎日少しでも勉強が継続すること、自分を褒めるポイントを見つけて、ゲーム感覚で自信を持つこと。この2つを重視しています。 まとめようと思ったワケ最近、スタディサプリの英語を始めたのだけど、かろうじて続いている。あと、Switchのボクシングのやつ

『早く絶版になってほしい #駄言辞典』

【駄言・だげん】とは 世の中に「名言」があるように「駄言」もある。そんな駄言のつぶやきをまとめたのが本書なのです。おもしろいつくり方ですね。 一緒に学びましょう!💪 まず笑おう第1章は「駄言集」になります。 ところどころにある「挿し絵がいい味」で笑っちゃいけないけど、笑っちゃいます。(だって笑わせる気まんまんやん) 「えー? まだこんなこと言っている人いるの?」 「いるいる! うちの会社でも聞くわ」 「え? これダメなの?」 と、いろんな駄言を知ることで自分の現在

💁📚55 mustよりwant【ミドルエイジ•クライシス】 994

※ヘッダー画像は表紙部分です ※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています 実は本のレビューではなく、新聞記事。 朝日新聞2024/12/21夕刊 いま聞くinterview 「中年期の心の危機どう向き合う」 清水研さん 腫瘍精神科医生きづらくなったらwantに耳傾け自分を慈しみ認めて 聞き手•千葉恵理子 インタビュー記事の内容は、ミドルエイジ•クライシス(中年期に陥る心理的危機)への向き合い方について。 読んでみると、その向き合い方はミドルエイジ•クライ

7つの習慣が教えてくれる冬の静寂の過ごし方 - 新しい自分と出会うために -

今回は、1月の年の始まりにこそ読みたい、世界的ベストセラー「7つの習慣」の魅力を、冬の静寂と共にお伝えしたいと思います。 冬の静寂は、自分と向き合う大切な時間寒くなると外に出るのが億劫になり、家で過ごす時間も多くなります。冬は、自然と心が落ち着き、自分自身と向き合うのに最適な季節です。 そして、「7つの習慣」は、まさに自分と向き合い、人生の質を高めるような本。冬の静寂の中で読むからこそ、より深く心に響くエッセンスが詰まっています。 「第2の習慣:終わりを思い描くことから