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#推薦図書

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人気の記事一覧

「読む」ことから始まる、新しい自分との出会い。読書習慣が、あなたの毎日を豊かに変える

「忙しい毎日、本を読む時間なんてない…」 「読書って、なんだか堅苦しくて苦手…」 そう思ってはいませんか? 実は、読書こそが、毎日を劇的に変える「魔法」になるかもしれません。 この記事では、普段あまり本を読まない20代~30代に向けて、読書から得られるメリット、そして、無理なく読書を習慣化するための具体的な方法を、親しみやすく、かつ真面目にお伝えしていきます。 なぜ、今「読書」なのか? 忙しいあなたにこそ届けたい、本の力「自分で学び、成長したい」と願う方にとって、本は最

「歌集 滑走路」 萩原慎一郎

「癒えることなきその傷が癒えるまで癒えるその日を信じて生きよ」 「歌集 滑走路」 萩原慎一郎 萩原慎一郎さんの繊細さ故の力強さが歌に込められた歌集「滑走路」 萩原さんは32歳の若さで自ら命を絶ったといいます。 純粋で精一杯歯を食いしばって頑張っている人ほど、理不尽な世の中になってきているのではないか? そんなやりきれない思いを持ってしまいました。 弱者や抑圧される者は、この先浮上できるのだろうか? いじめ、非正規、恋愛、辛い苦しい体験があったからこそ生まれた私たち

【谷川俊太郎】幸せは自分のココロとカラダを信じること。

今日は、谷川俊太郎からの詩を 引用しながら、 谷川さんのメッセージを読んで行きます。 「幸せが自分の外にあるように思うのはアホ、外にあるのは幸せそのものではなくて、幸せの理由だけ」 冒頭いきなり、アホとは ちょっと手厳しいな、谷川さん。 幸せは自分の外、遠くにあると つい思いがちかもしれない。 カール・ブッセの 「山のあなたの空とおく 幸い住むと人のいう」みたいな 考え方は、青春時代に 染み込みやすい。 でも、こうした考えは 渋澤龍彦や寺山修司などから さんざん批判され

あれもしたい、これもしたい。目移りしながらでも動くことが大事「起業1年目の教科書」

僕の中では才能がある人、頭の良い人が突飛なアイデアで、満を持してビジネスを始めるのが起業のイメージ。 今はさまざまな業種で起業したり独立したり、趣味が高じてフリーランスとして働き始めたという話をよく聞きます。 それを見聞きする度に、自分も何かをできるのではないか!と思い立つもの、不安に押しつぶされ悩み抜いた結果、考えたこと自体なかったことになり、霧散されていくこともしばしば。 今の生活が変わってしまうのではないかという不安と、斬新なアイデアもないのに起業なんて……、とい

ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」を2018年9月29日にKADOKAWAより発売しました。発売前の9月12日から予約開始にあたって書籍の内容を全文公開することにしました。無料公開自体は多数の事例があるものの、発売2週間以上前に、ビジネス書で1記事に全文無料公開するのはおそらく初ではないかと思います。なぜこんなことをしたのかは最後にちょこっと書いています。Amazonの案内もありますので、内容をみて、共感いただいた方は、ぜひお買い求めください。 ビジネスモデルをかんたんに図解

『ピダハン』読了。「いまを生きる」ということに関して、時間論や認知科学の視点からも興味深い一冊❕「ピダハンは、自分たちの生存にとって有用なものを選び取り、文化を築いてきた。自分たちが知らないことは心配しないし、心配できるとも考えず、あるいは未知のことをすべて知り得るとも思わない」

【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ

基本コンセプト  昔と今を、今と未来をつなぐ。  世界の中の日本、日本の中の世界をつなぐ。  世界史を26ピースに「輪切り」にし、     深く、たのしく、わかりやすく”翻訳”する。 コンテンツの一覧【1】ゼロからはじめる世界史のまとめ(世界史×ゼロから) 【2】同時に学ぶ! 世界史と地理(世界史×地理) 【3】世界史のまとめ × SDGs(世界史×未来) 【4】"世界史のなかの" 日本史のまとめ(世界史×日本史) 【5】世界史の教科書を最初から最後まで(世

Geminiがずばり予測!!「AI時代、すべての創作者は編集力で生き残れ」

皆さん、こんにちは! 心が軽くなる「言葉のお守り」を日々お届けしているつくだです。 AIの進化、すごいですよね。この一年でエグいほど変わりました。 うちのAI、Geminiも、かなりまともな日本語を書くようになってきました。 「AIに仕事を奪われるんじゃないか…」 なんて、漠然とした不安を感じている絵師さんや作家さん、ライターさんもいらっしゃるかもしれません。 今日は「Geminiに聞いてみる」シリーズの第2回めです。 前回の記事では、AIの進化と、それがすべての創

明日来てくれるかな? #書もつ

小学生の頃の僕は、夏休みの始まりは大抵風邪を引いていて、学童保育を休んで家で過ごしていることが多かった。そんな時に、お昼のテレビ番組として観ていたのが「笑っていいとも」だった。 当時子どもたちが興じていたファミコンにも、その番組のミニコーナーだった「タモリンピック」のソフトがあった気がする。 子どもの僕は、番組の前半のゲストトークはあまり楽しくなかった。知らない大人が、知らない話題で笑っているような気がしたものである。 タモリもテレビにいる多くの”ただのおじさん”で、ド

40代からの新章!「読書」で人生をアップデートしませんか?

40代。仕事や家庭で責任が増え、忙しい日々を送る中で、「いつものルーティンを続けるな毎日でいいのだろうか?」「もっと自分らしく生きたい」「新しいことに挑戦したい」そう感じている方もいるのではないでしょうか? でも、「今から何かを始めるなんて…」 と思っていませんか? 大丈夫です! 40代は、人生の折り返し地点。 まさに、新たな章を始める のに最適なタイミングです。 そして、その新たな章を彩る のに、「読書」 は最高のツールとなります。 読書は、年齢に関係なく、いつでも

📚62【PRIZE プライズ】という魔物 1042

※ヘッダー画像は表紙部分です ※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています PRIZE プライズ村山由佳(1964年東京生まれ、93年『天使の卵 エンジェルス•エッグ』でデビュー、2003年『星々の舟』で直木賞ほか受賞歴•著書多数) 文藝春秋 383頁 2025/1/10初版 帯を見てドキッ‼︎ そんなに欲しかったんですか? なのに獲れなかったんですか? 大丈夫です、心配しないでください。 村山由佳さんは、とうの昔に受賞されていますから。 一体なんなの、これ‼

書き出し

 私のX(旧Twitter)の投稿をチェックしている方はお気づきかと思うが、2025年1月1日から、ある定期投稿をスタートさせた。 【本日の書き出し】  内容は文字通り、一日一節、小説の書き出しを紹介するものである。  あたかも数年間やってきたような体で、しれっと定期投稿を始めたこともあり、何ら動機が説明できていない。  どれくらいの人に関心を持ってもらえるかは分からないが、今回は【本日の書き出し】を始めた経緯を綴っていきたいと思う。 *  定期投稿を始めようと思った

『従順さのどこがいけないのか』将基面貴巳(筑摩書房)|読書感想文020

高校生の頃に出会いたかった1冊。日本に長く暮らしているうちに「従順さ」を処世術として身に着け過ぎてしまったのではないかと、わが身を振り返ることができた。もちろん42歳になった今読んでも、遅くはなかった。 著者が住むニュージーランド南島のダニーデンという街では、高校生が気候変動のデモをしているという。当地の常識は日本とは違う。大人になるということは、学業を修めて就職し、経済的に自立することだけではない。市民(有権者)として公正な社会を築くため、政治や社会問題に関心を持ち積極的

「喫茶とまり木で待ち合わせ」 沖田円

「あの子みたいに居場所がない人とか、ちょっとだけ毎日に疲れちゃった人が、羽を休められる場所を作りたいって思ったんだ」 「喫茶とまり木で待ち合わせ」 沖田円 「喫茶とまり木」というお店で、待ち合わせをする人たち。 この小説は連作短編集になっていまして、それぞれの登場人物は、悩みというか、傷というか、トラウマといっていいのか、そういったどうしても拭い切れない、自分自身では解消できない、心に窪みのようなものをもっています。 そんな彼らのとまり木となれるような空間をつくった「

【言葉の力で心を動かす!】伝説のコピーライターが教える「売れる文章」の秘密

最近は、ジョン・ケープルズ著の「ザ・コピーライティング」という本を読み直しています。 この本は、伝説的なコピーライターであるジョン・ケープルズが、長年の経験から得た「売れる文章」の秘訣を惜しみなく伝授してくれる、まさにマーケティングのバイブルともいえる一冊です。 今回は、この本から私が特に感銘を受けた「言葉の力」について、紹介したいと思います。 「文章を書くのは苦手…」と感じている方や、「もっと人を惹きつける文章を書きたい!」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください

【文章修行】町田康の自分語りは決してナルシストにならない。

町田康の『俺の文章修行』(幻冬舎)が とてつもなく深く、学びも多い。 早くこの一冊について しっかり話をしたいのですが、 あまりに学びが多く、 早くは読み進めないでいる。 でも、語りたい欲望には勝てない。 まだ読了していないけれど、 読書途中の段階ながら、 お話をさせてください。 ちなみに、町田康はパンクの魂を 今なお、持ち続ける稀有の表現者。 つまり、この時代にうかうか 文章読本を書くようなタイプではない ストイックな作家です。 また、三島由紀夫、谷崎潤一郎、 丸谷

読書日記|これが生活なのかしらん

 いつも繰り返す日々の事。かなしい事も楽しい事も、さらっと書き連ねる。飄々としているのに、時々しみじみした余韻も残す。つかめそうで、つかめない文体。そんな簡単には、理解できないかもしれない。だから面白いのかも。  私が抱いた作者小原晩さんの文章のイメージです。本屋でこの本のタイトルを見て、面白そうだなと思ってずっと気になっていた1冊。気になってから読むまでの時間が長く、ようやく読めました。  読んでよかったほんの1冊。なかでもルームシェアのお話が印象的。こんな表現で、日々

読書記録57 頑張りすぎる人のための疲れない習慣: 朝・昼・晩のケアと眠り方

タイトル 頑張りすぎる人のための疲れない習慣: 朝・昼・晩のケアと眠り方 発行者 河地尚之 第一刷 2022年1月20日 この本からの気づきや学び 疲れには「DHEA」というホルモンが深く関わっていて、このホルモンは副腎から分泌されるそうです。 現代人の副腎は、疲れきって元気がないため、DHEAを含むホルモンの分泌量が減っているのだそうです。 しかし、睡眠や生活習慣、食事のとり方に留意することで、このDHEAを増やすことができるとのことでした。 この本では、就寝

💁📚61【しんどくなったら、心より先に体を整えよう】そうしよう! 1040

※ヘッダー画像は表紙部分です ※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています しんだくなったら、心より先に体を整えよういちい葉子(1968年神戸生まれ、整体指導士、「まくら体操セラピー」を開発しのべ3万人以上の心身の不調と向き合う、オンラインレッスンでは海外受講者も) アスコム 215頁 2024/11/27初版 「心の声ではなく体の声を聞いてください」 これ、心身が絶不調で精神科に通院し始めた頃、出張診療にいらした漢方専門医から私がかけられた言葉。 「……しなけ

電車大好き~♥な絵本

電車が大好きな子どもはとっても多いですよね。電車が大好きな子どもが多いので、電車の絵本もたくさんあります。 かわいらしい雰囲気なものから、本格的な電車のマニアックな部分まで細かく描かれているもの。 かわいらしい絵なのに、マニア心をくすぐるような、ポイントはしっかり載っていたり(笑) さてさて、 今日は、電車にハマるきっかけになりそうな絵本をご紹介します。 1.がたん ごとん がたん ごとん これは、我が子も1歳前にはハマりました(笑) まだ喋られないけれど、がたんごとん

どろんこ こぶた

その日、春を思わせる柔らかな陽射しが、ウサギを頬を優しく撫でていた。ベランダの椅子にもたれ、目を細めると、陽射しの温もりと紅茶の香りが溶け合い、時がふわりとほどけるような心地よさに包まれた。 「なんて幸せなの…このまま雲に乗って、ふわふわどこかへ行ってしまいそう…」うっとりと目を閉じた瞬間、耳の奥で何かが崩れる音がした。 「部屋の掃除をしなきゃ…。それは分かってるの。でもね、今やるべきことは本当にそれなの? ほら、陽射しがこんなに気持ちいいのよ?リラックスしなきゃバチが当

山口周の『独学の技法』を超訳解説してみた

【超訳】独学は単なる知識収集ではなく、問いを深め、学びを自分の武器に変えるシステム構築が鍵。知的戦闘力を磨くには、選別・抽象化・ストックという戦略的学びが不可欠。私の一番好きな哲学者・研究者のひとり、山口周氏の本は「どう学ぶか」を体系化してくれる一冊です。読書や経験から学ぶ知識を「どう自分の力に変えるか」を考える中で、なぜ独学が今必要なのかも再確認させられます。私は山口さんの著書は大好きで過去レビューも複数あります。 この本が教えてくれるのは、情報を単に集めるだけでなく、「

読書記録「逆ソクラテス」〜私は、そうは思わない。

#728 2025.2.18. 先輩に誘われてTOEICを受けることにしたのだが、全然勉強する気が起きない!学生時代に一夜漬けを計画しては結局寝てしまった自分を思い出す…。変われるのか! 久しぶりに読書記録でも。 読んだけれど書いていないものがいくつかある。 今回は伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」。 少し前に、伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」を読んだ。あ、それも読書記録書いていないか。波乱の展開で、気付けば一気読み。他の本も気になって手に取ってみたのが、この「逆

推薦図書『みんな、水の中』を読んで。

この本は、発達障害と文学を織り交ぜた情緒豊かな書き連ねた本です。 少数派という立場から、発達障害当事者達が普段感じてきた違和感について、当事者目線で述べています。 発達障害は、兎に角、嫌われるか、才能に恵まれたかの極端なイメージとして紹介されがちですが、筆者はごく普通な当事者の目線に立って、日常生活からくる、健常側の人から見た当事者像の違和感について、語っています。 私も、発達障害当事者としての少数派故の感覚の違和感について悩まされてきました。 自分の見た世界が異常だ

つくられる子どもの性差|馬場紀衣の読書の森 vol.73

家の近くに小学校が二つあるので、毎日たくさんの子どもたちとすれちがう。そして私もかつては子どもだったのでランドセルを背負っていたのだが、あの頃と比べると、今どきの小学生たちの背中はほんとうにカラフルだ。 2024年5月のセイバン社の調査によれば、男の子のランドセルは黒系と青系がほとんどらしい。いっぽう女の子のランドセルはピンク、紫、青、茶色とかなり多様性がある。女の子はピンクが好きだとか、男の子なら青だとか、今となっては古めかしく聞こえる言いかただけど、実際のところ、心や脳

はじめてでも楽しくパンを作れるのか?「パン作りが楽しくなる本」

料理、お菓子を作ったことがなくても、本だけでパンを一から作れるのか? パンを食べるのが好きな料理経験ゼロの僕でも、それっぽくパンを作ってみたい衝動に駆られて一冊の本を購入。 「はじめてでもコツがわかるから失敗しない パン作りが楽しくなる本」(完全感覚ベイカー 著)。 YouTubeでチャンネル登録者数14万人を超える著者が、家庭でも簡単にできるパン作りを解説してくれています。 強力粉や牛乳、バターなどの食品以外はほぼダイソーで購入し、いざ挑戦。 一番やりやすそうな白

和む

 前回の記事で、「いつまでも若くない」という実感と向き合っていたら、であればどういう「老人」に最終的になりたいかという問いが頭に浮かんできた。  せっかくなので、今回はこの問いについて考えてみたい。 *  実はこの問いについては、ある程度自分の中で答えができている。それは、親類のおばちゃん・おじちゃんという実在の人物の姿から得たものであるとともに、ある本の一節から導き出したものでもある。  心理学者・河合隼雄の観察眼が光る。描かれているのは、老人の日常的な佇まいであるが

「元・同僚からの学び」&「あの人の教え再び」

10年ほど前。 職場に伊坂幸太郎さんのファンがいました。「死神の精度」や「グラスホッパー」を絶賛していて、話が合ったのを覚えています。 ただある日「アイネクライネナハトムジーク」を買ったと話したら、渋い顔をされました。「いまの伊坂はダメっすよ」「ガソリン生活とか全然でしたし」と。 落胆しました。でも読み始めたら無我夢中。読書メーターに「縦にも横にも伏線がリンクする盤石の伊坂ワールド」と書きましたが、まさにそんな感じでした。 「ガソリン生活」も文庫を購入しています。全然

若さ

 ここ一、二年で、老いた、とまでは言わないとしても、いつまでも若くない、と感じることが多くなってきた。  例えば、友人との雑談。快眠のために新しい寝具を買った、とか、朝は必ず〇〇を飲むようにしている、とか。健康にまつわる話が、最近読んだ本、観た映画に並ぶ、恒例のテーマになっている。私もそのことに何ら違和感を覚えていない。  この場で共有されているのは、もう俺もお前も無茶できる年齢ではない、という実感であり、身体を労わるフェーズに入ったという自覚である。 *  老いについて

「いま最も熱い作家」のデビュー作

先日久し振りに↓へ足を運びました。 直木賞作家・今村翔吾さんが昨年4月にオープンしたシェア型書店「ほんまる神保町」です。 棚主さんの熱を感じる選書を楽しみ、何冊か買わせていただきました。ただ率直に言うと、今回購入して読んだなかで最も心が動いたのはこちらです。 江戸の町に住む人々を火事から守る火消したちの戦いを描いた時代小説。2017年に祥伝社文庫から刊行された今村さんのデビュー作で、シリーズ化しています(2025年2月の時点で13巻まで発売中)。 「ほんまる」には、今

noteのサービス設計で参考にしている本

noteのサービス設計で、参考にしている本など。チームメンバーと価値観を共有するためにも、オススメの本を集めてみました。 経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策経済危機に国家がどのような経済政策ととったか。それが天然のA/Bテストになりうるという話。本書では、世界中の経済危機や動乱のなか、経済政策や衛生政策の違いで、市民の生死がどのように変化したかを分析した本。危機時に、どのようなテコ入れをすべきかの参考に。 国家はなぜ衰退するのかnoteのようなコミュニティ

【 Kindle】6冊目本日新発売!

6冊目の Kindle本 「もっと読まれるKindle本のする20の工夫」が 本日発売となりました!! 2/21.22の2日間に限り 99円セールを行っております! (Kindle Unlimitedの方はいつでも 無料です!) この本は、 Kindle出版に加え、 30冊以上Kindle本校正経験のある私が、 「もっとここを改善したら読まれる本になるのに…!」 と思ったポイントを20個凝縮し、 まとめたものです。 今、「Kindle本を書いている」という方は もちろ

自分にできることは?思いやる気持ちが何かを変える「本屋、地元に生きる」

最近、書店員さんの著書をよく読んでいます。 今回は、地元に根差して生き残りを図っていく書店員さんの著書。 「本屋、地元に生きる」(栗澤順一 著)。 以前、僕の地元も田舎の町なので、町内の本屋さんもいずれなくなってしまうのではないかと心配していると書きました。 スマホで一度検索したため、Googleがおススメしてくる記事にも、今後の本屋さんの未来を考えるなどのニュースが飛び込んでくるように。 ネットショップ全盛の時代に、書店が少なくなってしまうのもしょうがないことなの

ねぇ、きみの嘘なんてだいたいお見通しなんだよ

無駄なセックスをした朝は、コーラが飲みたくなる。 自嘲気味に話すと、「え、なんで」と笑われた。 本当につまらない男だな。そう思った。 今、私はいわゆる二股をしている。二人の男、どちらと恋仲になるか天秤にかけているのだ。 一人は、メーカーで働く優しい男。 もう一人は、テレビ業界で働く面白い男。 前者を「あんしんくん」、後者を「おもしろくん」とニックネームをつけるようになっていた。 神様はきっと性格が悪い。好きな人ができたと思ったら、全く違うタイプの異性を寄越してくる。そ

ドイツに学ぶ!「宿題のない夏休み」が子どもにもたらす真の豊かさ

最近読んだ『のんびり稼ぐドイツ人の幸せな働き方』(熊谷徹 著)の中で、特に印象に残ったのが、ドイツの「夏休みの宿題」に関する記述でした。 ドイツでは、多くの州で夏休みの宿題が法律で禁止されているというのです! 私は正直言って驚きました。 日本の夏休みといえば、宿題に追われ、塾に通い、自由研究に頭を悩ませる…というのが定番ですよね。 でも、ドイツでは、夏休みは子どもたちにとって完全に自由な時間なのです。 さらに、バイエルン州では夏休みなどの長期休暇だけでなく、祝日と日曜日向

歴史上の偉人で誰が好きですか?

私がはじめて本を読了したのは、小学3年の読書感想文の時だったと記憶しています。エジソンと徳川家康の伝記本でした。 それから、高校生までほとんど読書をしなかったけど、司馬遼太郎さんの 『竜馬がゆく』に出会ってから、幕末、明治の近現代史に興味を持つようになり、『翔ぶが如く』『坂ノ上の雲』などの大長編も食い入るように見ていました。 坂本竜馬の魅力は何だと思いますか? 歴史の教科書には薩長同盟の締結に関わり、後藤象二郎とともに大政奉還の建白書を作成とありました。 しかし、近年、

本の背景にある物語が人をひきつける「物語を売る小さな本屋の物語」

表紙のデザイン、帯、POPなどさまざまなポイントを自分なりにチェックして本を購入。 町にある古本屋などは特に、書店ごとに独特なラインナップだったり、店主の人柄で購入を決めることも多いかと思います。 つまり、本自体の魅力もさることながら、店に並べられた書店の想い、いきさつが本を購入する一助となっているかと思います。 「物語を売る小さな本屋の物語」(鈴木 潤 著)では、子どもの頃に立ち寄っていた子供の本専門店に大人になってから働くことになった著者。 初めての支店で店長にも

『ザ・コピーライティング 心の琴線にふれる言葉の法則』

コピーライティングの名著です。「言葉を磨きたい」と思って買ったものの、そのまま積読でした(厚いから💦)。 私も勘違いしていたのですが、実は「うまいコピーを書くための本」ではないのですね。 じゃあ、どんな内容なのか? 本書を読めば、興味のなかった「広告」や「言葉そのもの」の見方が変わります。言葉の見方がアップデートされるんです。 noteの書き方など、SNSを書くための参考にもなりますよ。分厚いけど、読みやすい! 一緒に学びましょう!💪 何のためにコピーを書くのか?

3日、3か月、3年 #書もつ

3の倍数と3がつく数字の時だけバカになる、そんなギャグが流行ったのはもう何年も前のこと。タイトルにしたのは、とある期間を並べたもの。もしかしたら、あなたはすでに出会ったことがあるかもしれない。伝統的に言い習わされている言葉のようだ。 紹介する作品には、何事も3日続ければ知って、3ヶ月続ければ分かって、3年続ければその後もずっと続けられる、といった意味だと紹介されていた。 恥ずかしながら、僕は初めて聞いた。この人生で初めて聞いた言葉を、聴く読書で紐解いていた作品で、続けて聴

『土になる』坂口恭平(文藝春秋)|読書感想文017

本書は「つくる」喜びに満ちた、自然賛歌だ。この落ち着いた明るさは何だろう。本書の執筆中は、土とともに生きることで、320日も持病の鬱が明けたままだったという。ナチュラルで穏やかな筆致だ。 『独立国家のつくりかた』『躁鬱大学』など、多数の影響力の強い本を書いてきた坂口恭平さんが、畑を耕し土と一体化しながら書いた日記。コロナ禍が始まった2020年春に熊本で畑を借り、1ヶ月目の初心者というところからスタートする。 畑のことを色々教えてくれる農園主のヒダカさんや、近所の畑仲間たち

【本屋大賞、何読みますか?】本好き編集者が読みたいノミネート10作品!

いつも、ありがとうございます! つくだです。 心が軽くなる「言葉のお守り」をお届けしています。 2月3日、立春の日に本屋大賞のノミネート10作品が発表されましたね。 書店大賞とは?書店員の投票だけで選ばれる賞です。本屋大賞のホームページによると、第1回の本屋大賞が発表されたのが、2004年。作品は、小川洋子さんの『博士の愛した数式』でした。 2012年からは「翻訳小説部門」がはじまり、第1回を受賞したのはフェルディナント・フォン・シ-ラッハさん著、酒寄進一さん訳の『犯罪

人に勧められて読んだ本 5選

好きな人の好きなものを知りたいというのは、誰にでもある欲求ではないでしょうか。 あるミュージシャンのファンになったとして、そのミュージシャンが影響を受けた作品も聴いてみたくなる。映画監督や作家でも似たような経験をしたことがある方は多いはずです。 いわゆるルーツを辿り世界が広がっていくというやつです。 現実世界でもそんなことはあります。 好きな人や尊敬する人が勧めたコンテンツなら、観てみよう読んでみようという気持ちになる。 大事なのは、自分が信頼してる人ってことですかね。 そ

【文春まんが】空調 ここが知りたい! オススメ度:★★★★(1〜5)

学研・講談社だけでなく、 文春も出してました、学習まんが。 フォーマットはほぼ同じで、 図書館でも借りられます。 ただし、Web公開は文春側ではなく、 協力各社のホームページで行われています。 テーマ 特化してます。 空調の役割として、温度・湿度だけでなく、 空気の流れや清浄度についても 詳しく解説されています。 病院、野球ドーム、クリーンルームなど、 実際の事例も豊富でわかりやすいです。 実用性 知識として。 空調はもはやインフラになっているので、 あまり

『「介護時間」の光景』(245)。「バイク」。2.19。

 いつも読んでくださっている方は、ありがとうございます。おかげで、こうして書き続けることができています。 (※この「介護時間の光景」シリーズを、いつも読んでくださっている方は、よろしければ、「2002年2月19日」から読んでいただければ、これまでとの重複を避けられるかと思います)。  初めて読んでくださっている方は、見つけていただき、ありがとうございます。  私は、臨床心理士/公認心理師の越智誠(おちまこと)と申します。 「介護時間」の光景 この『「介護時間」の光景』

ひなまつり絵本

おひなさまは、飾りましたか? 立春のうちである、2/17までに、おひなさまを出すといいそうです。 今日は、ひなまつりの絵本を紹介したいと思います。 1.かこちゃんのおひなさま 主人公のかこちゃんに、みんなで雛人形を作ってあげよう。というお話です。 園では、昔から雛人形を製作物として作ることも多いと思います。 私が勤めてきたいくつかの園でも、必ず7段飾りの雛人形を飾り、子どもたちと観察をしてから、雛人形作りをしました。 最近では7段飾りを実際に見たことのある先生も減ってき

【‘‘書くことの本質について’’】

『書く習慣』から学んだ‘‘書くこと’’の意義について 私はこれまで普段の生活の中で、‘‘読むことについて’’は色々と考えてきました。 同時に、たくさんの本を読むことも心掛けてきました。 ですが、‘‘読むこと’’については考えても、‘‘書くことについて’’真剣に考えた事はあるかと思うと、考えた事はないなと自覚しました。 私は今年の3月からTwitterを始めて、4月にはnoteを始めました。 書く活動を始めてから、どちらも半年は過ぎた事になります。 私が何気ない日常

努力しても報われない、結局運がすべて……。それでも生きていくためには学ぶほかない「不勉強が身にしみる」

テレビ、動画、自分の身の回り、自分とは金銭感覚がまったく違ったり、楽しそうに生活したりする人の様子を見ると、羨ましいなぁと時には思うことも。 そうなりたい、なりたくないかは別として、そんな人たちは特別な才能や強力な運に恵まれているんだろうと、自分に言い聞かす日々。 今まさに成功したり夢をつかんでいる人は、自分の現実を変えるために学び、実践してきた賜物。 日本は食べ物を安く買えるし、住むところも格安物件があり、勉強を必死にがんばらなくても、生きていくには何不自由ない豊かな

『わたしのはたらき 自分の仕事を考える3日間Ⅲ』西村佳哲(弘文堂)|読書感想文019

本書には、同時代を生きてはたらく人たちによる、名言が詰まっている。大きな変革があって先行きのわからない不透明な現代。立ち止まったり、岐路に立っている人も多いと思う。進路がわからなくなって、不安に思うこともあるだろう。この先の道を、どこへ向けて、どのように選んだらよいか。はたらくすべての人に贈られた言葉のおまもりのような1冊だ。 2011年1月奈良県立図書館で開催された「自分の仕事を考える3日間」というフォーラムをもとに構成された内容だ。著者である西村佳哲さんと9名のゲストの

ハードボイルド書店員日記【223】

<悩みは消える> 平日午前中のレジカウンター。店の番線印にスタンプ台の黒インクを付着させ、返品の際に使う伝票へ押していく。3枚がワンセットで100セット。つまり同じ作業を300回繰り返す。「判で押したように」が比喩ではないケースだ。 「なんで先輩がそんなことしてるんですか?」 横では、雑誌担当の契約社員が女性誌へ付録を挟み込んでいる。レジ要員は空いた時間に何をするかも重要だ。 「さっき店長に頼まれた。今日は突休がふたり出てるし、みんな忙しいからな」 「だからって」 脇に置

「読む」から始まる、新しい自分へ - 全世代、今こそ「読む」習慣を

この記事を読んでいる方。もしかしたら、普段あまり本を読まないかもしれません。でも、今からでも遅くはありません。 なぜ本を読むのか?本を読むことは、自己成長の最短距離です。本には、先人たちの知恵や経験が凝縮されています。それらを吸収することで、私たちは知識やスキルを身につけ、思考力を高めることができます。 普段本を読まない人でも、本を読むメリットはたくさんあります。 日々の生活や仕事に役立つ知識が得られる 新しい視点や考え方が身につく ストレス解消になる 想像力が豊