246.塩野七生の『ローマ人の物語』をあれだけ読んだのに、自分でギリシャ・ローマを書いてみたら、悉く彼女の見解と異なる感じになった。ギリシャ理解が異なり、素直にプルタルコスに従ったせいだろう。霊感の有無も大きな認識の差になっている。ただ巻末の英仏独伊の文献リストには頭が下がる。
119.漫画『ローマふたり暮らし』を読んだ。古代ローマを本格的に紹介した塩野七生の功績だと思うが、ローマを題材とした漫画も増えて、日本も変わった。よい作品だ。ただ古代地中海世界の女性が頭部を被うpallaを見て、思わず反応した。美しい。知っている。何か思い出しそうな感覚を覚えた。