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ユリウス・カエサルと女たち

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249.古代ローマ社会において貴族男性の死亡率は高い。戦死、病死、暗殺などだ。問題は貴族女性で生涯に2~3回結婚する。家の都合だ。そして幸せな結婚、不幸な結婚を繰り返す。結果、精神を病んで壊れる。代表がアウグストゥスの娘ユリアだ。だがセルウィリアのように、強かに生きる女性もいる。

248.漫画『ローマふたり暮らし』田澤裕著2024年。一世紀のローマに住む平民の暮らしを描いた漫画だ。貴族より平民の方が自由がある。特に好きな人と結婚できるので、女性も苦しまない。それにしても、古代地中海世界にあったパッラにはどうしても惹かれる。あの姿の女性のイメージが離れない。

247.カエサルの愛人は能力が高くて優秀だった。クレオパトラは、古代地中海世界の主要言語を話せた。セルウィリアは、カエサル亡き後、息子を守るため、証人喚問だが元老院に登壇している。彼女たちは姉系美人で自信に溢れている。だがカエサルの周りには、妹系可愛いもいたのだ。妻と娘である。

246.塩野七生の『ローマ人の物語』をあれだけ読んだのに、自分でギリシャ・ローマを書いてみたら、悉く彼女の見解と異なる感じになった。ギリシャ理解が異なり、素直にプルタルコスに従ったせいだろう。霊感の有無も大きな認識の差になっている。ただ巻末の英仏独伊の文献リストには頭が下がる。

国際情勢:正しい情報の取り方_言語的三角測量について

ガーデン ァヴ セルウィリア

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