ヒポクラテスは、プラタナスの木陰で、学生たちに医学を教えた
ヒポクラテスが書いた「空気、水、場所について」という本があります。
実は、地域医療を考えるにあって、極めて重要な内容が書かれている文献です。
ヒポクラテスは、風土病(endemic)と流行病(epidemic)を区別しました。
地方に常在する「風土病」と、ある時期に激しく発生する「流行病」という言葉を使い分けています。
例えば、宮崎県に多い重症熱性血小板減少症(SFTS)は風土病、冬に全国に爆発的に発生するインフルエンザは流行病です。
また、その地方で流行する病気は、気候