相対的「美」は個別概念で、包括概念、真の美は「灼熱する倫理」である。 偉そうな物言いだが、この言葉を真に理解し得る者は皆無に等しい。
(ヴェイユ) 遺産のすべて、エネルギーのすべてを使いはたし困憊しきった人間に、父の奴隷たちのほうが息子である自分よりもゆたかに善に与っていることを思いださせるもの、それが世界の美である。事物が得ている善の分け前、つまり御父の奴隷たちの得ている報償、それが美である。
美、純粋な歓びとは、超自然的な同意の能力に魂の肉的な部分や「からだ」が荷担すること。これらは欠くことができない。十字架を召命として受けた者にとってさえもそうだ。 美の感情は、われわれには強制である必然が神には従順であることを、魂の肉的な部分のみならず「からだ」にさえも感じさせる。
夏の雨 田圃の重機 美しき
(ヴェイユ) 神に思いを馳せるその瞬間に例外なしにすべてを放棄しなかった者は、自分の偶像のひとつに神の名を与えているのである。 われわれが非存在であると教えるために神はみずから非存在となった。 (あの美的な観点から美しい)
名庁舎 近き道沿ひ 目に留まる 銅の鳥居の 御社美し
他の誰かになる必要もありません。 他の誰かを変える必要もありません。 あなたはあなたでありなさい。 ただそれだけでいいのです。 本日もゆるりとご機嫌さんで 参ります。