西巻 真

未来短歌会所属。noteではおもに文章を、雑誌や原稿では短歌を書いています。2021年9月、第一歌集『ダスビダーニャ』を、クラウドファンディングでみなさまの支援を受けて刊行。ADHD。トラウマで言いたいことを言えなかった過去を嘆き、思ったことを言葉にするがモットー。

西巻 真

未来短歌会所属。noteではおもに文章を、雑誌や原稿では短歌を書いています。2021年9月、第一歌集『ダスビダーニャ』を、クラウドファンディングでみなさまの支援を受けて刊行。ADHD。トラウマで言いたいことを言えなかった過去を嘆き、思ったことを言葉にするがモットー。

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歌人・文学者である西巻真がnoteに1ヶ月以上前に書いた「過去記事」を収蔵しています。 体の病気をしてから、「つぶやき」の類はすべてやめ、「他の方に見せても大丈夫」な文章のみを発表するようになりました。 以前ミクシィなどにも日記を書いていましたが、そういった日記ではなく、どちらかというと「随筆」に近いと思います。(今アップされている記事をご参照ください) その他掲示板やイベントなど、思いついたことは、メンバーシップ内の記事に書きます。末永くよろしくお願い致します。

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マガジン

  • 短歌講座、はじめました!

    以前から、自分でこういうかたちなら短歌が上手になるかも、というアイデアをいろいろ持っていて、それを試してみるために短歌講座を始めることにしました!  ためしにやってみる、感じです。11月講座は既に始まっており、12月講座より順次また申込み開始です。よろしくお願い致します。

  • きままに短歌の鑑賞を

    自分の好きな短歌や読んだ歌集について、思いつくままに鑑賞をしていくコーナーです。毎日更新したいです! よろしくです!!

  • ほぼまいにち、短歌時評

    「いま、短歌に必要なのは歯に衣きせない批評かもしれない」。2007年ごろ、「週刊時評」というコーナーが青磁社HPにありました。毎週短歌について喧々諤々。大辻隆弘さんと吉川弘志さんが、日々意見を戦わせていました。「私はわがままな歌を認めない」とか、「日本語の底方」とか、名言が飛び出しました。 9月は恐ろしいことに、「ほぼ毎日短歌について書く」という時評みたいなことをしていました。意識したわけではないですが、思いついたことを逃さず書く、なんてしてたら、自然とそうなったのです。10月も引き続き、ほぼまいにち、短歌について思ったことを書きます。休みもあります。好きでやってます。大変な記事は微妙に有料にします。よろしくお願い致します!

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    西巻真歌集『ダスビダーニャ』

    2021年度神奈川県歌人会第一歌集賞受賞!クラウドファンディングでわずか2週間で支援達成し出版が決まった、著者の第一歌集。『ダスビダーニャ』より5首・あへて死者を数で数えよ死のひとつひとつは計り難きものゆゑ・荒き息終へてしづかに口開くる祖母の死に際を我は忘れず・とめどなくゆふやみ漏るる樹下にゐて私はいつか私を許す・虫の音を遺言のやうに聞いてゐたぽつりぽつりと川原がひかる・太き父の大腿骨を拾ひしことあぢさゐの花見れば偲ばゆ著者:西巻真監修:加藤治郎装画:西巻真実装幀:花山周子定価:本体2500円+税四六判並製/200ページ明眸社刊※送料は無料にてお届けします。国外発送は対応しておりません。※著者が個人で配送しています。著者は外にでれない症状があるため、発送が1週間~2週間以上かかる場合があります。もし「届かない」と思ったら、お問い合わせより督促ください。※在庫限りの販売です。消費税はいただきません。
    ¥2,500
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    ダスビダーニャ出版記念エッセイ「出版にあたって」ーすべての表現者が、表現で自立できる社会をめざしてー

    残部まだあるので割引します!A5版ー47ページ私がどういうプロセスを経て、生活保護を受給している状態から歌集を出すことが可能になったかということも仔細に書かれています。全25000字。60枚程度の分量ですが、必要なことは全て書かれていると思います。・出版社はどのように選ぶべきか・デザインや印刷の原価はいくらか・「良心的」な自費出版とはなにかこういったことが書かれています。ご興味のある方はご一読くださいませ。はじめに第一部 出版顛末記◆出版社選び◆デザイナーさんとの出会い◆資金調達について◆いよいよ製作へ◆デザインあれこれ◆クラウドファンディング・予約販売第二部 歌集出版あれこれ◆歌集は儲からない?◆歌集出版の間◆重要なのは透明性◆良心的な自費出版おわりに
    ¥1,000
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    2021年度神奈川県歌人会第一歌集賞受賞!クラウドファンディングでわずか2週間で支援達成し出版が決まった、著者の第一歌集。『ダスビダーニャ』より5首・あへて死者を数で数えよ死のひとつひとつは計り難きものゆゑ・荒き息終へてしづかに口開くる祖母の死に際を我は忘れず・とめどなくゆふやみ漏るる樹下にゐて私はいつか私を許す・虫の音を遺言のやうに聞いてゐたぽつりぽつりと川原がひかる・太き父の大腿骨を拾ひしことあぢさゐの花見れば偲ばゆ著者:西巻真監修:加藤治郎装画:西巻真実装幀:花山周子定価:本体2500円+税四六判並製/200ページ明眸社刊※送料は無料にてお届けします。国外発送は対応しておりません。※著者が個人で配送しています。著者は外にでれない症状があるため、発送が1週間~2週間以上かかる場合があります。もし「届かない」と思ったら、お問い合わせより督促ください。※在庫限りの販売です。消費税はいただきません。
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    ダスビダーニャ出版記念エッセイ「出版にあたって」ーすべての表現者が、表現で自立できる社会をめざしてー

    残部まだあるので割引します!A5版ー47ページ私がどういうプロセスを経て、生活保護を受給している状態から歌集を出すことが可能になったかということも仔細に書かれています。全25000字。60枚程度の分量ですが、必要なことは全て書かれていると思います。・出版社はどのように選ぶべきか・デザインや印刷の原価はいくらか・「良心的」な自費出版とはなにかこういったことが書かれています。ご興味のある方はご一読くださいませ。はじめに第一部 出版顛末記◆出版社選び◆デザイナーさんとの出会い◆資金調達について◆いよいよ製作へ◆デザインあれこれ◆クラウドファンディング・予約販売第二部 歌集出版あれこれ◆歌集は儲からない?◆歌集出版の間◆重要なのは透明性◆良心的な自費出版おわりに
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日本語を深く味わうための短歌の作り方

こんにちは。西巻真です。どうもアクセス数だけ見ると、「初心者向けの短歌講座」の記事がめっちゃくちゃ伸びているので、「自分そんなにいいこと言ったのかなあ」と不思議なんですが、こういう感じのアドバイスをまとめて、「読んでる人が短歌が上手になるような」記事を、ちょっとまとめて書いていきたいと思います! ズバリ! 日本語を深く味わうための短歌の作り方講座 です! 実は正直に言いますと、ぼく、賞に出す人の歌をときどき見ているんですが、受け持ったみなさんの歌の能力の向上がすさまじい

    • 短歌往来12月号から

      短歌往来12月号から「短歌往来」の評論月評を担当することになりました。 急にお話が来て、いきなり「何を書こうか迷っていた」のがつい最近で、今月号を開くと「あれ?もう乗ってる?」みたいな状態になっているとは。スピード感にびっくりしています。 体調の許す限り、テンションが下がらない限りは執筆を続けたいと思っています。寒さが急に増してきたので、こういう時期に冬季うつにならないか心配ですが…。 いまの感じだと、「無理に外出してバタンと倒れる」という感じでもないので、続けられる限

      • 日本語コラム:「投稿」に負けないために 

        最初の「意味」からきちんと書いておきますね。「投稿」というのは自分の原稿を「えいやっ」と投げることです。全く知らない人、新聞をやっている有名な歌人、うたの日、どこでも構いませんが、「いきなり原稿を投げる」のが投稿の本来の意味です。 もちろん、自分の作品に自信があって、「今日はうたの日」「今日は新聞歌壇」っていうふうに意志を持って投げられるようになるのは全く構いません。 しかしほとんどの初心者の方が、「投稿を募集」していると、ここでやってる、ここでやってる、と、あちこちに作

        • 「家族」のひっこし

          話のまくら 本を買い始めるとどうしても「取捨選択」が問題になる。 話題の歌集はなるべく手に入れるようにしているけれど、そもそも購買力には限りがある。「買っても読まないのもなあ」と思って、買い控えることが最近増えた。そもそも詩歌の本が置いてある書店は限られているので、多くはネットで購入することになる。 取捨選択で買ってしまうとどうしても初動で「話題」ではない本は買い控えることになってしまう。「話題」の本を買ってがっかりと言うこともある。本来短歌を仕事にするなら、「全部買う」

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          「日本語を深く味わうための短歌の作り方」12月講座のご案内

          いきなりネットトラブルに見舞われた11月の短歌講座でした。しかし12月講座からカリキュラム・コースなどが増え、よりご自身の状況とご相談しての会員資格の選択が可能となりました。 また、どのような講座を提供するか、カリキュラムが明確になりました。それぞれの目標を重視して目標達成を目指します まずはコース・授業の説明です。正会員の方と準会員の方で少し内容が異なります。(無料体験もあります。ちょっと歌見せください掲示板を利用予定です。) 正会員(ほんかくコース)お月謝 税込50

          「日本語を深く味わうための短歌の作り方」12月講座のご案内

          服部真里子、王の帰還

          話のまくら 本日から粛々と鑑賞をしていく。怒りを爆発させていると疲れるし、ぼくは口語文語問わず世界の素晴らしいものに触れたいと思っている。 「Xは相変わらず殺伐としてるなあ」と思ったら、Xはちょっと閉じて歌集を開くとよいかもしれない。 ぼくは特に自分でセレクトすることもなく、いただいた歌集については全部買った歌集と同様に記録を残すとあらためて覚悟を決めた。実はそのことにはじめて気づいて心配してくれたのは、やはり活動休止前の服部真里子さんだった。 「そんなことをしたら死

          服部真里子、王の帰還

          文学敗者復活説!!

          ちょっと「死ぬな(中)」(略しすぎ)の余波が尾を引いていて、なかなか落ち着いて歌の鑑賞をしたり、歌のゆたかさをことほぐ「気」になれない。 Xでは変なエアリプが来たり論難している相手からブロックされたり、まあいろいろ起こっている。ちょっと覚悟してXに戻ったのだけど、場が荒れ気味なのでいつ通常運転に戻れるかわからない。 でも毎日書かなければ行けない。それが自分の役目。嫌でも書くし楽しくなくても書きます。 本来は「短歌をやるとこんなに苦しいよ」ではなくて、「短歌はこんなに楽し

          文学敗者復活説!!

          批評について/エアリプについて

          批評について批評と鑑賞 ぼくはよく自分の文章を「文章芸」とか言うのだけど、病気になる前のブログは限りなく「芸」を目指して、芸になりきれないただの「感想」に過ぎなかったと思う。 毎日コツコツと書いてはいた。しかし公平性とか(たとえば一章から四首引いたら二章も四首みたいなこと)形式のようなことばかりに気をとらわれていて、自分の言いたいことがまったく言えなかったからだ。 最近は歌を掲出したら、必ず意味を取って解釈してなんていう手順を踏むことはまったくなくなったけど、その当時

          批評について/エアリプについて

          ぼくの文章は明日も続きますが、次に発表される文章が出るまで「死ぬな、瀬戸夏子(下)」はお休みです。 実は短歌往来で、「文学とは何か」「批評とは何か」という前提の話をしているので、それが世にでてからあらためて書きたいです。 しばらくはゆるゆると歌集鑑賞をお楽しみください。

          ぼくの文章は明日も続きますが、次に発表される文章が出るまで「死ぬな、瀬戸夏子(下)」はお休みです。 実は短歌往来で、「文学とは何か」「批評とは何か」という前提の話をしているので、それが世にでてからあらためて書きたいです。 しばらくはゆるゆると歌集鑑賞をお楽しみください。

          「こころの傷」について

          対応と責任の所在 前の記事「死ぬな、瀬戸夏子、死ぬな」(中)について私からはこれ以上、なにか反応がない限り特に触れることはいたしません。しかし読者の方の中には一体、いまの状況の何が問題なのかがよくわからない方がいらっしゃるとは思います。いま少し詳しく、ご説明いたします。 まず、ご本人の許可を得て、その後の対応と責任の所在についてあきらかにします。 ・丹花ヨムさんは(その筆名は正確にはもう使用されていらっしゃらないです)名前を変えられて、すこやかに歌に取り組まれているそう

          「こころの傷」について

          死ぬな、瀬戸夏子、死ぬな(中)

          はじめに 今回の話題は、ぼくの記憶の話ではないです。いまから書くのは、「いかに知識のありそうな男性歌人が知識のない読者を馬鹿にしているか」ということを文章に基づいて指摘します。それを、ちょっとうっすら見えたTogetterの記録から追跡していく、文学というよりややメディア論みたいな切り口なんです。 無視しているだけ、スルーしているだけならまだマシ(よくはない)です。しかし、今回起こっていることはなんと一般読者に、批評の書き手がいきなり逆ギレをした。しかもまとめた側が「その

          死ぬな、瀬戸夏子、死ぬな(中)

          永井祐さんの話

          ~幕間(まくあい)です~ なんで堂園さんとか阿波野さんばかりがやり玉に上がるんだろう、っていう疑問を持つ人がいると思う。 あらかじめ答えておきたい。瀬戸さんがなぜ堂園さんになるのかはぼくはわからないけど、ぼくは永井さんより堂園さんのほうが断然話はできる、とおもって書いているというところがある。永井さんはもう確信犯というか、心を覗くことができない。 永井さんには「私はあなたをスルーします」っていう名歌がある。 これは確かに穂村弘に祝福されたというか、「批評のリアルの底が抜

          永井祐さんの話

          死ぬな、瀬戸夏子、死ぬな(上)

          話のまくら 今日はまくらに「批評を書くのは大変だ、ましてや時評など」。という話をしたい。Twitterにつぶやいたことを加筆修正する。 まず、ふつうに暮らしていた人がいきなり「批評」を書けなんて言われたら、どうしていいかわからないし、ビビると思う。書き方がわからない。どこを褒めてどこをどう言えばいいかがわからない。有り体に言って、相手の作品を褒める「感想」のほうが絶対に楽です。いきなりくらべていいところとわるいところなんて、普通の気持ちでは、絶対に出来ない。批評という形式で

          死ぬな、瀬戸夏子、死ぬな(上)

          クレームはいけないこと?

          ちかごろ、「怒るのはみっともない」みたいな流れが加速していて、「カスタマーハラスメント」みたいな言い方で、あまりに過度な怒り方をする「お客様」を規制しようとする、そういう動きが盛んらしい。 ぼくもそういう「クレームを受ける側」だったことがある。大体40代からなるべく急いで転職しようとすると、事務系で残っているのは「コールセンター」の派遣ぐらいだ。 コールセンターにも2種類あって、ヘルプデスク系のコールセンターのほうが時給が少し高い。一方、問い合わせ系のコールセンターは時給

          クレームはいけないこと?

          こんにちは。なんとポイントにつられてネットを切り替えたら「不通」になりました。はじめて法人相手にキレ芸を発揮しております。ぼくキレると怖いらしく、上席の上席らしき人がでてきて調査の上連絡してくれるそうです。しばらくお待ち下さいー。

          こんにちは。なんとポイントにつられてネットを切り替えたら「不通」になりました。はじめて法人相手にキレ芸を発揮しております。ぼくキレると怖いらしく、上席の上席らしき人がでてきて調査の上連絡してくれるそうです。しばらくお待ち下さいー。

          松木秀さんと現代川柳

          どういうわけか最近川柳がマイブームになっていて、友人の内山さんが持ってくる川柳本を飽かずに読んだりしている。歌人と川柳の関係の深さというのは「短歌ヴァーサス」の頃からなんとなく意識はしていた。 ぼくの知っている川柳作家と言えば、なかはられいこさんとか川合大祐さんくらいだったけど、短歌をやりながら川柳をやったりする人は、荻原裕幸さんもそうだったと思うし、最近ではこの前とりあげた平岡直子さんも川柳集を出したりしていたので、なんとなく親和性があるのかなと思っていた。 ぼく自身は

          松木秀さんと現代川柳