うたふ兎🐇宇治 君秋

やさしく純粋なもののけです/夢を配っています/詩や歌や小説を書きます/会社員/勤め先の…

うたふ兎🐇宇治 君秋

やさしく純粋なもののけです/夢を配っています/詩や歌や小説を書きます/会社員/勤め先の図書委員/お酒飲めません/好物はコーヒーと豆腐/詩集「からっぽの大空」うたふ兎 紙の本です/漢詩の雅号は嘯嘯子(しょうしょうし)/東大法学部卒/広島出身東京在住

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はじめに マガジンの顔ぶれ

ご来訪とてもうれしいです。 ありがとうございます。 ぼくの書いたものは、マガジン のタブで探すと便利だと思います。 マガジンの顔ぶれ 兎がほざく    ショート•エッセイ、140字以内。   毎日投稿、どこまで続く? 小説集   エンターテインメントである純文学、   それが目標です。 詩集   現代詩を中心に、文語詩や英仏語の詩も   収録しています。 短歌集   和語だけで旧仮名遣いの和歌と、   和語以外も入り現代仮名遣いの短歌との   両方を収録しています。 俳

    • 兎がほざく1315

      なぜかたびたび思い出す話です。 ぼくが生まれたとき親の取引先の華僑のご老人がすぐお祝いを贈って下さったそうです。 たしか鍾馗様に扮した子供の京人形でした。 この話はどこかで心の支えになっているみたいです。 お目にかかることはできませんが、ありがとう!

      • 兎がほざく1314

        広いホールにお客さんがまばらよりは狭いホールにお客さんがぎっしりのほうがイベントは盛り上がります。 お店も同じみたいです。 さらに行列ができると賑わって見えてわたしも買ってみようかという人がさらに集まります。 SNSではどうすればこの効果が出せるのでしょうか?

        • 隠し場所 【詩】

          アメジストの隠し場所は 言うわけにいかない 生まれたときにぼくが握っていた たいせつな宝なんだ ひどく傷がつきやすいから 亜麻布でぐるぐるに巻いてあるんだ ぼくのアメジストは 真っ暗闇でも光るんだ きみにだけは 見せてあげたはずだ アメジストの隠し場所は 言うわけにいかない

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        記事

          兎がほざく1313

          通勤用の背広をハンガーにかけていて、ふとこの背広はぼくがこの世を去っても残るかもと思いました。 たとえ残ってもたぶん早晩消えるでしょう。 ずっと何千年も残るのはなんだか恥ずかしいです。 長く残るならばぼくの着ていたことと関係のない古物として残ってほしいです。

          兎がほざく1312

          啄木は友が皆自分よりえらく見える日を歌にしました。 ぼくもほかの人はぼくにできないことができてえらいと思います。 みんな必ず何かぼくの到底及ばないことができます。 それは自分にできないことをしてもらえるということです。 だからちっとも悲しむことではないです。

          兎がほざく1311

          現実は言葉でできているかもしれないと考えていましたがどうも違うようです。 現実は言葉というデータベースを参照したうえではじめて自分に知れます。 たぶん現実より一瞬遅れです。 言葉を離れて自分に現実はわからないですが、言葉のデータベースは一人歩きできないのです。

          兎がほざく1310

          もしも輪廻で人生が何度も繰り返すとすると、複数の人生経由でとても遠い目標をめざしたくなります。 人生一回限りとするとそんな遠くまでは無理に思えます。 遠くの目標に至るのはかみわざです。 ぼくは一回限りでいいのでここで安心して暮らしたいです。

          兎がほざく1309

          人間と動物との違いは真面目に考えるとわからなくなります。 理性がある、言葉を話す、学問をする、病気を治せる...... でもそれによって動物より幸せに生きられているのでしょうか? ライオンとネズミとで幸せが違わないならば人間と動物とでも幸せは違わないかもしれません。

          ジャック・ラカンの邦訳を読むときにつぎのように言葉を代入してみるとよくわかります。 Aないし大文字の他者「母体」 φ「Aと自分とのアマルガム」 生まれたのちにこれを失ったことが話の出発です。 対象a「φの幽霊」 不存在で取り戻せないのですが極めて強い誘惑力があります。

          ジャック・ラカンの邦訳を読むときにつぎのように言葉を代入してみるとよくわかります。 Aないし大文字の他者「母体」 φ「Aと自分とのアマルガム」 生まれたのちにこれを失ったことが話の出発です。 対象a「φの幽霊」 不存在で取り戻せないのですが極めて強い誘惑力があります。

          兎がほざく1308

          リストのピアノ曲、ため息。 今まで派手なばかりと思っていましたがあらためて弾いてみてエンタメ的な盛り上げが心地よいです。 堂々たるエンタメ性は今かえって新鮮な気がします。 それはたとえれば体が消耗していると濃い味付けが美味しいと思うようなものでしょうか?

          兎がほざく1307

          外国の文化のなかでたぶんもっとも国境を越えるのが容易なのは食文化です。 美味しいと思われるものは自ずと入ってきます。 珍しいというだけでも試したくなる人はいるでしょう。 食わず嫌いでも美味しいものには次第に心を開きます。 食べ物では多様性が自ずと共存しています。

          カタツムリの謎解き  【詩】

          ......さてお集まりのみなさん! つまりはカタツムリの要領だったのです 前を見れば偶然 後を振り返れば必然 だから前に道はなくて 後に道ができるのです 英雄の弁舌は未来形で 推理小説の叙述は過去形です 前を見れば希望が青く 後を振り返れば追憶が蒼いのです

          カタツムリの謎解き  【詩】

          兎がほざく1306

          「ある晴れた日に」も「長崎は今日も雨だった」もどちらも長崎が舞台の歌です。 晴れも雨も歌になった街はほかにすぐには思い浮かびません。 出島や唐人屋敷に閉じ込められた外国人が空を眺めて無聊をかこったからでしょうか? それとも海路の風を待ったからでしょうか?

          兎がほざく1305

          自分の好きなことをするというのは、それ以外のことをする可能性を捨てることでもあります。 何も捨てず全ての可能性を温存するなんて誰にもできません。 選ぶとは同時に捨てているのです。 選ぶ勇気は捨てる勇気です。 そしてあとで捨てたものを拾い直したっていいのです。

          兎がほざく1304

          お金とは数字ですがそれが人の心を支配することがあります。 ある思考が人の心を支配することと比べれば? 数字は思考と違って正誤がはっきりします。 だからわざわざ宗旨替えする人は稀です。 それはそうかもしれないけれど...... 言葉が無料で本当によかった!