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天/地を切り結ぶ太陽*月*ヤマアラシ*三姉妹 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(76_『神話論理3 食卓作法の起源』-27,M455天体の妻たち)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第76回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第五部「オオカミのようにがつがつと」を読みます。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。 はじめにレヴィ=ストロース氏の「神話の論理」を、空海が『吽字義』に記しているような二重の四項関係(八項関係)のマンダラ状のものとして、いや、マンダラ状のパターンを波紋のように浮か
北米先住民の「岩戸隠れ」神話から、人類の心の深層の動きを如実に知る -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(75_『神話論理3 食卓作法の起源』-26,M454 天体の諍い)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第75回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」の最後から、第五部「オオカミのようにがつがつと」の冒頭を読みます。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。 はじめにレヴィ=ストロース氏の「神話の論理」を、空海が『吽字義』に記しているような二重の四項関係(八項関係)のマンダラ状のものと
境界面を通り抜ける針と心の深層 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(74_『神話論理3 食卓作法の起源』-25,M445 色とりどりのヤマアラシ)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第74回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」の「IIヤマアラシの教え」を読みます。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。 はじめにレヴィ=ストロース氏の「神話の論理」を、空海が『吽字義』に記しているような二重の四項関係(八項関係)のマンダラ状のものとして、いや、マンダラ状のパタ
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[読書塾]11月28日(木)、12月5日(木)、12月12日(木)に開催します
この投稿を見るには 「読書塾」で参加する必要があります[読書塾]10月3日(木)、17日(木)、31(木)に開催します
この投稿を見るには 「読書塾」で参加する必要があります[読書塾]9月12日(木)と19日(木)に開催します
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メンバー特典記事
レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(6) 『神話論理』×空海『十住心論』 -言語の分節を多重化し、「心」の分節も多重化する
(前回の記事(第五回)はこちら↓) 三重のコード『神話論理I 生のものと火を通したもの』の序文に次の一節がある。 前回も少し触れたが、改めてコードが三重である点に注目して読もう。 一次的コード:言語のコード=分節システム 二次的コード:神話が語ることのコード=分節システム 三次的コード:二次的コードを設定するコード(神話の分節システムを発生させている分節システム)、と仮に言い換えておこう。 一次的コードは言語のコードである。 これを「意味するもの」と「意味されるも
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感覚的経験的区別の間に過度な分離と結合の往復を引き起こして、マンダラ状の四項関係を描く -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(73_『神話論理3 食卓作法の起源』-24,M444 天体の妻たち)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第73回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」の「IIヤマアラシの教え」を読みます。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。 はじめにレヴィ=ストロース氏の「神話の論理」を、空海が『吽字義』に記しているような二重の四項関係(八項関係)のマンダラ状のものとして、いや、マンダラ状のパタ
夢、マンダラ、神話は心の表層の一番底(心の深層の一番上澄み)に浮かび上がる -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(72_『神話論理3 食卓作法の起源』-23, M439誤った選択)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第72回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」から「ヤマアラシの教え」にかけてを読みます。 ここではマンダラを観想することと、神話の語りを聞くことは、心の底の底において同じようなゆらぎ・振動を生むのではないか、ということを考えつつ『神話論理』を読みます。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)い
ユング、マンダラ、共時性:ユングの論文「共時性:非因果的連関の原理」を読むーーユングとパウリの共著 『自然現象と心の構造』より
深層心理学で知られるカール・グスタフ・ユングと、「パウリの排他律」で知られる物理学者ヴォルフガング・パウリとの共著『自然現象と心の構造』を読む。 パウリの手による論文「元型的観念がケプラーの科学理論に与えた影響」については下記の記事で論じたので、今回はユングの手による「共時性:非因果的連関の原理」を読んでみよう。 「偶然」の世界・・偶然?必然?「共時性:非因果的連関の原理」の冒頭、ユングは次のように書いている。 因果的なつながりを説明することができないが、しかし、たしか
マンダラを観想すること、神話を聞くことは、心の底を同じ構造へと励起する -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(71_『神話論理3 食卓作法の起源』-22)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第71回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」から「ヤマアラシの教え」にかけてを読みます。 今回は、マンダラを観想することと、神話の語りを聞くことは、心の底の底において同じようなゆらぎ・振動を生むのではないか、という話です。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます * * レヴィ
W・パウリ「元型的観念がケプラーの科学理論に与えた影響」における四数性と、思考の根源を思考すること ーーユングとパウリの共著 『自然現象と心の構造』より
深層心理学で知られるカール・グスタフ・ユングと、「パウリの排他律」で知られる物理学者ヴォルフガング・パウリとの共著『自然現象と心の構造』という本がある。 この本の終盤、「付録III」、236ページに次のような図が掲載されている(図3 スコトゥス・エリウゲナの『自然の分類について』において考えられた四元性)。 ここでは、 1: 造る(能動)/造られる(受動) 2: する/しない この二つの二項対立を組み合わせて、 β1「造ることを ー する」もの (造るもの) β2
『カミと神 アニミズム宇宙の旅』を中心に、岩田慶治氏の本をいろいろ読む -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(番外編)
レヴィ=ストロース氏の神話論理を「マンダラ」状の八項関係を分けつつつなぐ動きとしてモデル化してみよう、ということをここ数年考えている。 * 文化人類学とマンダラと言えば、岩田慶治氏である。 例えば『アジアのコスモス+マンダラ』(1982)と『アジアの宇宙観』(1989)がある。 『アジアの宇宙観』の冒頭に、岩田氏は次のように書かれている。 そして在所に迷った人類のなかのある人々は「世界像」を描こうとする。 世界像とは、空間座標のどの点にどの感覚的な物が配置されていま
"ある"ように"なる"ような・・/「月」と「カエル」が二つの結婚を捩って分離しながら結合する -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(69_『神話論理3 食卓作法の起源』-20)
クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第69回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」を引き続き読みます。 これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。 前回の記事に引き続き、神話的な「結婚」の話である。 結婚とは?結婚といえば、それ自体として単独で自立独立した女性と、これまたそれ自体として独立自存する男性とが、たまたま何か
【*】"ある"ように"なる" 神話の論理と近代の論理、論理を息づかせるコミュニケーションの問題 -レヴィ=ストロースの『神話論理』を深層意味論で読む(68_『神話論理3 食卓作法の起源』-19)
(本記事は無料で最後まで立ち読みできます) クロード・レヴィ=ストロース氏の『神話論理』を”創造的”に濫読する試みの第68回目です。『神話論理3 食卓作法の起源』の第四部「お手本のような少女たち」を読みます。これまでの記事は下記からまとめて読むことができます。 これまでの記事を読まなくても、今回だけでもお楽しみ(?)いただけます。 いま、目の前にボールペンがひとつ”ある”。 窓から空を見上げれば、大きな雲が”ある”。 もうすぐ雨が降るでしょう、という情報が”ある”。
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