【感想】月と日の后・下 一気に読んだ。史実に忠実だからか後半は歴史の教科書とも思えたが、あの幼く心を閉ざしていた彰子が国母となり、彰子を中心に政が動くのは清々しかった。彰子は実は努力家だったのだ。 とはいえ近親婚を繰り返し、王子女がいないだけで権勢が左右されるのは、ため息が出る。