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「光る君へ」第37回がざっくりわかる!ネタバレ雑感メモ

  • 赤染衛門に「左大臣様(道長)とあなたはどういうご関係?」と詰められるまひろ藤式部(後の紫式部)。道長の北の方倫子を傷つけることだけはするな、とクギをさす衛門。

  • 出産した土御門邸から内裏に戻る際の一条帝へのお土産に、まひろの書く源氏物語の豪華冊子作りをする! と中宮彰子。当時としてはとんでもない貴重品の美しい紙に、行成はじめ当代の能書家に清書を発注。

  • 「皆で分けよ」と紙や硯、筆を彰子のもとに差し入れる道長。あれもこれも藤式部まひろに与える彰子に、倫子の表情がとても微妙。赤染衛門はむっちゃ怖い顔してるし。

  • でもでも、女房総出で、彰子も自ら紐で冊子を綴じる製本過程、ワクワクする! 「紫式部日記」にも書かれているエピソード。

  • 内裏に戻る前に、まひろは久々に自宅に宿下り。娘の賢子(10歳)とも会うけど微妙な空気感……。酔っ払って内裏の話を自慢たらしくするまひろに、実家の皆さんはドン引き。

  • 夜半、お母さんの様子をうかがう賢子だが、まひろは執筆中(酔っ払ってもかけるタイプの作家だったか)。「罪」「罰」と紙に記している。柏木のプロット?

  • さて一方、土御門邸では道長が「まひろいないよ? まひろどこ?」状態。よりによって衛門に所在をたずねるとは、先週(放送分で)自分がやらかしちゃってる自覚が全くない。

  • 翌朝、彰子から「早く帰って来て!」との使者があり、土御門邸に戻ることになったまひろに、賢子は、「何しに帰ってきたの? 自慢?」とブチ切れ。でもその後泣いてた。お母さんに甘えたいんだよ! わかってあげて、まひろ……。

  • 内裏の藤壺に戻った彰子のもとへ、すぐに来る亡き皇后定子の産んだ皇子敦康親王。超懐いている。そこへお渡りの一条帝に、豪華冊子を献上。帝は大変にお喜び。それを見て嬉しそうな彰子可愛い! 快心の微笑み。

  • この時点で三十三帖の大作だが、まひろは「光る君の一生はまだ終わっていない。まだまだ続く」と宣言。源氏物語第三十三帖「藤裏葉」は、物語の中では、源氏が位人臣を極めた、最高にハッピーなところだから、この後の物語は女三の宮と柏木の不倫など、影がさしてくる展開なのよね。

  • 帝自らのお声がけで、藤壺で源氏物語の読書会が開催される。「蛍」の帖の、光る君が玉鬘に物語論を語るパートが音読される。「物語は神代から世にあることを書き記している。日本紀(にほんぎ)などはほんの一面にすぎない。物語にこそ、道理にかなった詳しいことが書いてあるのだろう」という内容に、帝の前で物語を日本書紀より持ち上げるとは! と公任斉信もびっくり。一条帝は「女ならではのものの見方に、漢籍の知識も加わって今までにない物語となっている。藤式部は日本紀にも精通している」とまひろを褒める。

  • 清少納言ききょうは定子の娘脩子内親王に仕えている。伊周に都合してもらったと思しき源氏物語を読み、何やらメラメラしている。

  • 伊周。今週も呪詛。叔母にあたる高階光子も登場。より一層きな臭くなってきました。

  • 藤壺に強盗! これも紫式部日記に出てくるエピソード。深夜、執筆中(女三の宮、と書いていた)のまひろが悲鳴を聞きつけて駆けつけ、身包み剥がれた(紫式部日記では全裸だけど、ドラマではさすがに下着にあたる単衣を着ていた)女房二人を見つける。何事だ? と出てきて毅然として対応する彰子、かっこいい。

  • 鬼やらいをしていた方相氏のところに、盗人が盗んだ着物をおいて逃げる。方相氏の人、直秀に似てるよ……ドラマオリジナルの重要人物の予感。

  • 後日、駆けつけたまひろにお礼を言いに来た道長は、お礼だけでなく、「敦成親王は次の東宮(皇太子)」と口走る。言って、自分でびっくりしている風でもあった。これは、皇后定子が産んだ長男敦康親王が東宮にならないということを意味しているから、前代未聞の大事。

  • 伊周、道長と同じ正二位に昇進し「私は一の皇子敦康様の後見である!」と無用のアピール。

  • 一方、私は兄とはいっさい関わりなしという隆家中関白家を自分が守ってゆくつもりなのかも。

  • 清少納言ききょうが藤壺のまひろを訪ねてきて、「光る君の物語、読みました」で「つづく」。清少納言、前回の予告でも出てたから引っ張るよね……。

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