「光る君へ」第34回がざっくりわかる!ネタバレ雑感メモ
しょっぱなから不穏。藤原氏の氏寺でもある興福寺の別当定澄が道長のもとへやってきて、大和守源頼親と寺との争いについて陣定にかけろと。道長は毅然と対応するが、翌日、大勢の僧が内裏に向かって押し寄せデモ。検非違使出動の事態に、内裏の中では大事をとって、中宮彰子は一条帝がいる清涼殿に避難。
後日、土御門殿にやってきた定澄たちは、訴えを一部認められほくそ笑む。
彰子の藤壺で、源氏物語を書くまひろ(のちの紫式部)。女房装束の赤い唐衣も板についてきた。そこへ道長。一条帝の中宮へのお渡りはないのか、なんとかならぬのか、お前が頼みだ。と頭を下げる。皇后定子の逝去から6年、だいぶ追い詰められている。「弟がいたよな?」中務省で働いているの惟規のことをたずねる。
同じタイミングで六位の蔵人になった惟規。おめでとう! お姉ちゃんの七光りだよ! とは言わずに、まひろ「惟規には身分の壁を超えてほしい」。「俺、神の斎垣を越えちゃうかも⁉」。さては身分違いの恋を……。
まひろの局に彰子がやってきて言うには、「そなたの物語だが、面白さがわからぬ。男たちの言っていることもわからぬし、光る君が何をしたいのかもわからぬ。帝はそなたの物語のどこに惹かれておいでなのだろう」「また来て良いか?」。
源氏物語空蝉の巻を妻敏子に読む公任。敏子「あなたにも似たようなことがおありなのでは?」。一人で読む行成、寝物語で女に読んで聞かせる斉信、一人が皆に読んで聞かせる女房集団。物語の拡散、良き。
執筆中のまひろの局に、今度は一条帝が来る。「そなたのものがたりは朕にまっすぐ語りかけてくる」。(「私ではなく、中宮様に会いにいらしてください‼︎」まひろ心の声)
土御門殿で、曲水の宴(ごくすいのえん)。急な雨に降りこめられる四納言(−公任で三納言)と、布を持ってゆくまひろ。光る君をなぜ源氏にしたのだ?と父源高明を懐かしく思い出して問う俊賢。
斉信・行成・俊賢とパパ道長の楽しそうな様を御簾越しに見る彰子。父が男同士で語らい、心から笑いあうのをはじめて目の当たりにしてびっくり。「殿御はみなかわいいものでございます」「帝もあの公卿たちとそうは変わらない」と、彰子にこっそりささやくまひろ。
局で、道長からもらった扇を手にするまひろ。二人にしかわからない、遠い日の思い出の絵を眺めながら想う。「小鳥を追って行った先で出会ったあの人」「幼い日から恋しいあの人とずっと一緒に生きていたら、どんな人生だっただろう」。若紫の着想が降りた瞬間。尊い……。「雀の子を犬君が逃してしまったの」
道綱の邸宅も焼け、今度は道綱が呆けた表情。ほくそ笑む伊周。
敦康親王、病。お見舞いする伊周、なつかれてなくてショック。道長にはなついている!と、危機感をあおられる。
道長、中宮彰子の懐妊を願い御嶽詣へ。百日もの潔斎の後、長男頼通と俊賢とを伴い、粗末な軽装で出立。それをうかがう伊周と手の者。高まる不穏な空気。
予告。彰子ちゃん覚醒か⁉ 惟規がロミオとジュリエットみたいになってるけどこれ逸話があるのか!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?