長屋王の変!藤原氏との対決と祟りの真相
長屋王の経歴長屋王は、天武天皇十三年(684年)、天武天皇の御子である高市皇子と、御名部皇女の長男として生まれました。
長屋王の父親である高市皇子は、母親が宗形徳善の娘・尼子娘の子という卑しい身分の出自だったため、皇位に就くことはならず、持統によって排除されていました。
天武天皇の孫であり、天智や藤原との血縁関係はありません。
しかし、703年、持統が崩御すると、長屋王が脚光を浴び始めます。
『続日本紀』によると、長屋王は、704年、正四位上という位を与えられ、その後順調に昇