通勤の時に読んでる本がジワジワ可笑しくて、電車の中でつい笑ってしまう。マスクをしていてよかった。細かい描写がいちいち可笑しい。今は『おかきの袋のしごと』の章を読んでいるのだがこの作家さん変な人だなあ(褒め言葉です)と感心してしまう。そして思う。この世にたやすい仕事などないのだと
挟まっていた栞に記された一節を物語中で見つけた。 1981年から始まった、ある姉妹の物語。 その姉妹を見つめてきたヨウムのネネ。 周りの人々。 残りのページは少ない。 読み終えるのが惜しいな。
「この世にたやすい仕事はない」読了。変わった職業に次々と転職していく主人公が仕事出来る人でワクワクする。"どの人にも、信じた仕事から逃げ出したくなって道からずり落ちてしまうことがあるかもしれない"その通りだと思った!津村記久子さんのほかの作品も読んでみたくなった。
ふとした瞬間、何気なく浮ぶ小さな違和感。それを静かに受け止め、軽妙な文体とユーモアで描き出すのが津村記久子さんの「嘘コンシェルジュ」。誰かの幸せをそっと願う優しさが滲み、読んでいて心が温かくなった。僕自身も誰かの小さな感情を支えるような文章を書きたいと思った。