さとくら

小説やエッセイを書いています。 姫路市在住。何者でもない成人男性です。 お問い合わせがあればsikisato0501@gmail.comにまでご連絡ください。

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マガジン

  • 観光客として住む、歩く、そして書く。

    短いエッセイをまとめています。姫路に住んでまだ一年弱。結婚してまだ一ヶ月。あらゆることが新しく見えるさとくらのエッセイです。

  • 日記2024

    さとくらの2024年の日記まとめています。

  • エッセイ

    さとくらのエッセイをまとめています。

  • 日記2023

    さとくらの2023年の日記まとめています。

  • 西日の中でワルツを踊れ

    「西日の中でワルツを踊れ」をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

32歳の男が今まで読んだ本から100冊を選別してみる。

 なにかを選ぶ作業をしたかった。   「1万時間の法則」というものがある。「1つの分野でプロレベルになるためにはおよそ1万時間の練習を必要とする」とのこと。  学生の頃、小説家は「1万冊の本を読めばプロレベル」になると聞いた。  僕はまだ1万冊の本を読めていない。  ただ、1万冊を読み切るための途上にはいる。長い山頂への道を歩いている中で、ふと立ち止まって後ろを振り返って自分が進んできた道を見る。  そういう作業を今回してみたいと思い、今まで読んできた本の中で特に印象に残っ

    • 本を読む速度と書く速度は連動するのか。

       本を読むのが昔から遅い。  何度か早く読む訓練をしようと思って、一冊読み終わるまで他のことは何もしないとか、小説を段落で把握していくとか色々試した。けれど、結局は一行一行を読み進めて行く他ない、という結論に至った。  この結論は僕の気持ちを幾分か楽にしてくれた。本は早く大量に読んでこそ、という言説が世界には溢れかえっている。それが正義だと言わんばかりの世界だ。  そもそも本を早く読むとはなんだろうか。  僕にも一応、早く読める本がある。それは何人かの著者と、自己啓発本だ

      • たぬき85さんの「異世界転生した俺の代わりに魔王軍最強の殺戮機械が現世に送り込まれていたんだが」にレビューしました。 https://kakuyomu.jp/works/16818093087615240650/reviews/16818093087884247656 このレビューを広げて色んな異世界転生ものについて言及したいのですが、最近は時間が取れていません。いつか書きます!

        • 「白色嫌厭症」ならぬ「運転嫌厭症」に苛まれる日常。

           吉行淳之介が「白色嫌厭症」というエッセイを書いている。  これは吉行淳之介いわく『文字が書かれていない真白い原稿用紙をみると、なんともいえず厭な滅入った気分に陥ってしまう』ものらしい。  この原稿が書けない事態において、吉行淳之介なりに対処する内容が「白色嫌厭症」のエッセイなのだけれど、そこでようやく机に向かって書いた文章に対し、以下のような例えをしている。  この「車が生きて走っていない」状態が今の僕と繋がる。  ただし文章の話ではない。例えでもなんでもなく、字のごとく

        • 固定された記事

        32歳の男が今まで読んだ本から100冊を選別してみる。

        • 本を読む速度と書く速度は連動するのか。

        • たぬき85さんの「異世界転生した俺の代わりに魔王軍最強の殺戮機械が現世に送り込まれていたんだが」にレビューしました。 https://kakuyomu.jp/works/16818093087615240650/reviews/16818093087884247656 このレビューを広げて色んな異世界転生ものについて言及したいのですが、最近は時間が取れていません。いつか書きます!

        • 「白色嫌厭症」ならぬ「運転嫌厭症」に苛まれる日常。

        マガジン

        • 観光客として住む、歩く、そして書く。
          29本
        • 日記2024
          7本
        • エッセイ
          128本
        • 日記2023
          4本
        • 西日の中でワルツを踊れ
          28本
        • 掌編小説
          13本

        記事

          「本、読むの遅いよね」と妻に言われる。悔しいけれどその通りで、僕はただ本を読んでる時間を長く取ってるだけ。何時間もしつこく読んでるだけ。 「美しい彼」の新刊も発売日に買ったのに、今ようやくクライマックスに突入した感じ。 今夜もちびちび読んでいく。

          「本、読むの遅いよね」と妻に言われる。悔しいけれどその通りで、僕はただ本を読んでる時間を長く取ってるだけ。何時間もしつこく読んでるだけ。 「美しい彼」の新刊も発売日に買ったのに、今ようやくクライマックスに突入した感じ。 今夜もちびちび読んでいく。

          「異世界転生した俺の代わりに魔王軍最強の殺戮機械が現世に送り込まれていた」https://kakuyomu.jp/works/16818093087615240650/episodes/16818093087624217983 現世の高校の先生の精神が殺戮機械になるというとんでもない1話だった。

          「異世界転生した俺の代わりに魔王軍最強の殺戮機械が現世に送り込まれていた」https://kakuyomu.jp/works/16818093087615240650/episodes/16818093087624217983 現世の高校の先生の精神が殺戮機械になるというとんでもない1話だった。

          【日常】溜まっていくお菓子と友人代表のスピーチと。

           夜、家に帰るとと21時をすぎる。  そこからお風呂に入って、ご飯を食べて皿を洗う。この時点で22時半前くらい。  妻に「じゃあ、23時半くらいにお菓子タイムにしよう」と約束をして、パソコンに向かう。  最近は自動車の免許を取るための勉強をすることも多い。  23時半に妻の様子を見に行くと、寝ている。疲れているのだ。起きている方が少ない。  リビングでお酒を飲みながら本を読んでから、残った家事を片付ける。  眠る前に妻が少し起きる。  毎回「ごめんっ!」と言って、また眠る。

          【日常】溜まっていくお菓子と友人代表のスピーチと。

          姫路の生活を振り返る「君と僕がーー“僕たち”になる時」

           姫路に住んで一年が経った。  僕は今まで広島と大阪に住んでいて、その二つで比べると姫路は広島に近い街だった。これは単純に車社会ということに尽きた。  実際、妻の移動手段は車で、それを前提に部屋を借りていた。そんな妻の部屋に住まわせてもらう形で同棲を開始したので、基本電車移動の僕から見ると結構不便な立地だった。  どれくらい不便かと言うと、最寄り駅から徒歩で二十分、コンビニまで徒歩十五分という具合。最寄り駅から部屋まで帰る道は外灯も少なく、夜道は何も見えないに等しかった。

          姫路の生活を振り返る「君と僕がーー“僕たち”になる時」

          月に一度の往復書簡集2024【倉木さとし⇒郷倉四季】4回目 小説の影響力と「シティーハンター」をどう見たか? または、年齢について。

          1回目はこちら。 2回目はこちら。 3回目はこちら。 【自己紹介】 郷倉四季  自動車学校に入所しました。三十三歳で免許です。頑張ります。ちなみに、妻の結婚相手の条件に「車の免許」がありました。よく無免許の僕と結婚してくれたものです。丁度これを書いている日に友人が第二子を出産されました。僕も周りも変わっていくなぁと思う日々です。 倉木さとし  普通自動車免許は高校生のときにとりました。一発免停をくらうこともありましたが、いまはゴールド免許です。防火管理者の資格も持って

          月に一度の往復書簡集2024【倉木さとし⇒郷倉四季】4回目 小説の影響力と「シティーハンター」をどう見たか? または、年齢について。

          昔住んでいた街で一人ご飯を食べる。 そのあと散歩をしていると思い出すものが多くて、多重世界を歩いてるような気持ちになる。 もう一人の僕がまだ、この街で暮らしてるって言われても信じるまである。

          昔住んでいた街で一人ご飯を食べる。 そのあと散歩をしていると思い出すものが多くて、多重世界を歩いてるような気持ちになる。 もう一人の僕がまだ、この街で暮らしてるって言われても信じるまである。

          「なつやみす、ボクは」過去になった平成を見つめるアニメーション「怒りのオコリザル観察日記」について。

           ポケモンアニメシリーズのコンテンツで「POKETOON」をご存じでしょうか?  公式サイトには以下のような説明がなされています。  なるほど。  チャンネルは「ポケモン Kids TV」なので、子供とその親に向けたアニメシリーズということのようです。そんな「POKETOON」が最近、新しいサイトページと共に更新されました。  こちらの説明は如何になります。  新作の「【公式】アニメ「怒りのオコリザル観察日記」【POKETOON】」を見てみると、配信されているチャンネル

          「なつやみす、ボクは」過去になった平成を見つめるアニメーション「怒りのオコリザル観察日記」について。

          車の免許を取ろうと教習所に通うことになったけど、チェンジレバーの名称を一切知らず、指導員に「トップギアにして」と言われて、キョトンとしたのがわたくしでございます。 不安しかありません。

          車の免許を取ろうと教習所に通うことになったけど、チェンジレバーの名称を一切知らず、指導員に「トップギアにして」と言われて、キョトンとしたのがわたくしでございます。 不安しかありません。

          文学はなにのためにあるか、といえば、文学を必要とする人たちのためにあるので、これは、盲腸がなにのためにあるか、というのとははっきり違っている。 「街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選」より 二十代は文学が必要だった。三十代の今、昔のような文学ではないものを求めてる気がする

          文学はなにのためにあるか、といえば、文学を必要とする人たちのためにあるので、これは、盲腸がなにのためにあるか、というのとははっきり違っている。 「街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選」より 二十代は文学が必要だった。三十代の今、昔のような文学ではないものを求めてる気がする

          呪いや運命はテニスの壁打ちのように打っては返ってくるから。

           吉川浩満があるイベントの中で、スラムダンクの安西先生の名言「諦めたら試合終了ですよ」を引用して以下のような発言をしていた。  イベントの内容はクンデラについてで、運命の終わりと生命の終わりは必ずしも一致しない、という文脈の中でスラムダンクの話が出てきた。  ちなみに、この話を継いでイベント登壇者の一人が「自分はテニスをしているのだけれど、明らかな負け試合だったとしても諦めずに全力で戦います。それは試合の途中で自分は諦めたという事実を背負いたくないからです」という発言をし

          呪いや運命はテニスの壁打ちのように打っては返ってくるから。

          せめて遅延を前向きに捉えたい。

           遅延、遅延、遅延。  ここ二日、JR神戸線は遅延が続いている。僕は姫路に住んでいて、職場が大阪のため、毎朝新快速の電車に乗って通勤している。片道一時間と少し。この時間が僕の執筆時間になっている。  なので、遅延すること自体は歓迎しないが、そのおかげで文章を書ける時間が伸びるという一面はある。けれど、これは座れた場合の話だ。  駅のホームに上がった時点で人が溢れかえっていた場合、立って電車に乗る必要がある。僕が姫路に引っ越した理由の一つに妻(当時は彼女)から「姫路なら、朝は

          せめて遅延を前向きに捉えたい。

          月に一度の往復書簡集2024【倉木さとし⇒郷倉四季】3回目 AIと影響を受けたライトノベル。

          1回目はこちら。 2回目はこちら。 【人物紹介】 郷倉四季  最近、引っ越しをした。姫路市内の移動だが、気持ち新たなに頑張ろうという気持ち。妻の実家がリフォームする兼ね合いで、妻が子供の頃に使っていた学習机を引き取ることになる。僕の小説を書くスペースは今後、妻の学習机になる予定。ここで、名作を生み出すぞ、という気持ち。 倉木さとし  三十代後半にして、パチンコは儲からないと気づいた。負けた金額をボートレースに使っていたらとか考えている時点で、やばいのかもしれない。転職

          月に一度の往復書簡集2024【倉木さとし⇒郷倉四季】3回目 AIと影響を受けたライトノベル。