kanacho8

愛知在住33さい。 ひと回り歳上の夫、娘たち(年中と二歳)との平々凡々な日常

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愛知在住33さい。 ひと回り歳上の夫、娘たち(年中と二歳)との平々凡々な日常

最近の記事

運動会は、こうでなくっちゃ。

今年も運動会シーズンがやってきた。長女の通う幼稚園では2学期開始と共に、運動会の準備一色となる。 この園の指導方針は、いわゆる「昭和イズム」が色濃く、たとえば「心を燃やして頑張ろう!」「みんなで力を合わせて!」「自信を持って、諦めない!」みたいな言葉がよく使われている模様。わたしはそんな方針を好ましく思っていて、今後もこの指導を貫いて頂きたいし、熱意ある保育に心から感謝している。 そんな園なので、イベントごとへの気合いはなかなかのもの。殊更「伝統の」運動会に関しては。

    • 育めメディア・リテラシー

      くだんの県知事のパワハラ報道を見ていると、胸のざわつきを覚える。 大前提として、報道にあるような彼の積み重ねてきた言動が事実ならそれは決して許されない。相応しい制裁は受けるべきだ。職権、立場を濫用し、他者を蔑ろにし、傷つけるなど言語道断。 ただ、この連日の報道と世論、その全体像を第三者的として傍観すると、現代における社会的制裁の恐ろしさを感じてしまう。 非難の対象を完膚なきまでに叩き潰そうとする風潮、それがに社会全体で行われる恐ろしさである。 今回はその報道を見る限り

      • 暁のラブレター

        毎週、土日の朝を心待ちにしている。大好きなラジオ番組、「BigYup!」の放送があるのだ。 金曜日の夕方、「明日は土曜日?!やったジョージがある!」と週末のアニメを楽しみにする長女を見て、自分も同じだな、と笑えた。 先週は特に期待が高かった。事前の番組告知によると、ニューアルバム「残心残暑」のリリースにあわせ、aiko特集をするというのだ。 まさしく「恋愛ジャンキー」のティーンエイジャーだったわたしにとって、aikoは師であり友であり代弁者だった。ともすれば「自分自身」

        • 憂いと嘆きのお月見シーズン

          飲食業界の月見商戦には心底ウンザリである。8月半ば、息苦しいような暑さ(いやもう熱さ)の中で「月見だ芋だ栗だ」とプレスリリース、秋の味覚の切り込み隊長をキメた某ファストフードチェーン店は無粋だとすら感じた。何が秋だこの異常気象を思い知れ! 来る9月、企業はこぞって月見月見のオンパレード。ハンバーガー店のみならず牛丼やカレー店なども乗っかり、国をあげてのお月見パーリーである。秋に仕立て上げようとしている、これは陰謀以外のなにものでもない。 本当によくない。 とろーり・ふわと

        運動会は、こうでなくっちゃ。

          「空想が大好きな女の子」

          5歳の長女は最近、別人格を生きている。平たく言えば起きている時間はほぼ「ごっこ遊び」の最中にいて、その設定はアレコレと短時間で変わっていく模様。演じるキャラクターは、たとえばプリキュアとして「悪者をやっつけに行きましょう!」だったり幼稚園の先生として園児(主に次女演ずる)の統率を取ろうとしていたり、はたまた(空想の)車の運転をしながら気だるそうに「ねぇまだー?」と同行者(主に次女演ずる)を呼んだりと多岐に渡るのだが、皆一様に「どことなく憂いを帯びたおとなの女性」の空気を醸し出

          「空想が大好きな女の子」

          新出感覚「目も当てられない」

          風呂上がり、恒例の自己流「ブルガリアン・スクワット」タイム。 (ブルガリアン・スクワットについては各々調べてください) たまたま付いていたEテレ、「みぃつけた!」のエンディング曲「あしたわらおう」が絶妙なテンポで、それに合わせながら両手を空気を汲み上げる謎オプション付き、スクワット、スクワット。 ソファに触る娘ふたり。風呂上がり、性別不詳ビジュアル母による「あしたわらおうスクワット」に一瞥をくれフフンと笑った長女、すぐさまテレビへと向き直す。 しばらく笑ってくれた次女、み

          新出感覚「目も当てられない」

          今度は米がない

          おいおい水に続いて、今度は米がない!! いつも米はネット注文派だが、あと数日で備えがなくなると気づいた為買いに行くもあえなく撃沈、すっからかん。 朝のラジオで、お米どころ新潟県ですら品薄とのメッセージを拝聴したが、まじでこの町も売ってない。ネットも予約で一ヶ月待ちとか。 何食べろと。 社会の教科書の、オイルショックの際トイレットペーパーを奪い合う人々の滑稽な白黒写真を記憶しているが、それに近い現象がこうも頻繁に起こるなんてまじでどうかしてる。生活がままならん。 一時

          今度は米がない

          あの顔、あの眼差し

          我が子の見せる、どんな顔がすきですか。 笑顔がすきとか、寝顔がすきとか、色々ありましょうが、わたしは「真剣に考えている顔」がすきです。我が子はもちろん、どんな子どもの顔であっても。 前職で教育サービス業界におりました。大変な仕事ですがやり甲斐を感じる瞬間はたくさんあります。中でも、小中学生が集中して思考する、あの真剣な表情が見られた時には胸に込み上げてくるものがありました。そりゃ仕事ですから、そんな顔しょっちゅう見られそうなものですが、本当の意味で集中している表情とそうで

          あの顔、あの眼差し

          「何もしてない」夏休み

          盆も暮れ、夏休みも折り返し。我々の児童館行脚の日々は続く。 午前、市内の西児童センター(仮)へ。娘2人を1時間半ほど遊ばせる。 お昼ご飯だから、と彼女らをおもちゃから引き剥がし、車へ。 5歳の長女が言う。 「ねぇ、まだ夏休み?長女ちゃん、幼稚園行きたいー」 全くの同感である。 とはいえ、我が子からこんな事言われるやるせなさと虚無感、忌々しき夏休みよ。 それを聞いた2歳半次女、 「たーたん(一人称)も、よーちえんいきたいー!」 嘘をつけ、週1のプレ保育ですらイヤイヤ

          「何もしてない」夏休み

          女3人のインサイド・ヘッド。

          夫が朝6時に出社するので、4時半起きで弁当を作り送り出す。 8時近く、起床してきた5歳の長女は 「お父さんにバイバイしたかった」とゴネだす。 先程までのひとり時間で読んだ育児本に感化されていたわたしは、その本の言う通り「共感、言語化」して彼女を慰める。 「お父さんに会いたかったね、寂しいね。」 背中を撫でてやりながら、慈愛に満ち満ちているコリャまるで聖母だな、と自分にうっとりする。 この演出により更に感情の波がたかぶったらしい娘は、さめざめと泣き出す。 「お父さんに、会

          女3人のインサイド・ヘッド。

          ぐじぐじ雑記成仏系其のニ

          ※ひどくネガティブ神降臨中に書き留めたものを成仏させます、そのニ※ 児童館ではお疲れ気味のママ達と子ども達にまみれ、スーパーではジジババにまみれる日々、もっとキラキラした場所に行きたい、おしゃれを楽しみたい、叶うなら褒められたいと思ってしまう。30代も半ばに差し掛かり気づいた、わたしは享楽的な一面がある。 夫が配慮してくれて、年に数回、ひとりで街中に遊びに行かせてもらうことがある。お化粧もきちんとして、繁華街の空気を吸って気分転換、少し自信を持てる気もする。その反面、現代

          ぐじぐじ雑記成仏系其のニ

          ぐじぐじ雑記成仏系其の一

          ※めちゃめちゃネガティブ神降臨中に書き留めていたものを成仏させます。※ 女性芸能人がSNSで、母としての苦労とか悩みとかを投稿していると親近感を抱く。直後、その方の他の投稿を見て、容姿もライフスタイルも自分とは全く違う世界にいらっしゃることを突きつけられ、さっきうっかり抱いてしまった親近感を猛烈に恥入る。 庶民派のインスタグラマーの方の投稿に笑ったり共感したり励まされたりしても、少なくともこの方は育児の苦悩をエネルギーに変えていて、自分のやりたい道を切り開こうとしている

          ぐじぐじ雑記成仏系其の一

          プリキュアよもやま話

          長女の公園友だちのKちゃん、幼稚園は違うしひとつ歳上だけど二人はとても仲良し。すきなものが同じで(まぁこの年齢はみんな似たり寄ったりだけど)、ディズニープリンセス、すみっコ、そしてプリキュア。 Kちゃんのママはいつもおしゃれで、一目で上質だと分かるものをお召しだ。たかが公園遊びにも手を抜かない姿勢、会うたびにそのファッションを観察するのがわたしの楽しみ。 そんなKちゃんママに話しかける。 「今年のプリキュア、戦いのシーンが無いからなーんか物足りないんですよねぇ」 笑

          プリキュアよもやま話

          漠然とした不安を抱えつつこなす日々の積み重ねが結果として幸せな人生となるのかもしれない

          常日頃から 今日は地震来なかったし事故を起こすことも遭うことも無くてよかった と思いながら布団に入るような人間なので、この注意喚起下という状況、既にけっこうこたえている。 八月、夫は激務月間突入、同居しているのに娘たちとはほぼ会えない。わたしでさえ、早朝弁当を手渡し見送る程度。そんなわたしは夏休みの二人を遊ばせるのに必死でもう脳みそが溶けそうな荒廃状態、そこにこの事態である。 本日、店頭からミネラルウォーターは軒並み消え去り、飲料専門店にて辛うじて麦茶を購入。非常時への備

          漠然とした不安を抱えつつこなす日々の積み重ねが結果として幸せな人生となるのかもしれない

          文化的暴力

          誹謗中傷、スキャンダル、炎上。叩く、叩く。一度の失敗が命取り。因果応報・自業自得といえばそれまでだが、鬼の首取ったわけでもあるまいし。 それどころか、事実無根の人さえも、努力の人さえも傷つける。 「ネット騒然」「ネット涙」というネットニュースのタイトルが並ぶ日々、心底気持ち悪い。それは誰の声ですか。 人を傷つけることばかり呟く、目の前の出来事を晒す、ほんと病んでる。世の中、重篤。イヤでも目にする耳にする、そんなウェブやSNSを開いているわたしも低俗。 不誠実、卑怯、愚か

          文化的暴力

          夏祭りに行きたい

          今日と明日の二日間、駅前で夏祭りがあるらしい。普段は小ぢんまりしたベッドタウン的な町が、こんなに人おったんかいレベルで大盛況だとか。ここ最近はどこそこでお目にかかる夏祭りのポスターを眺めながら、いいなぁ、夏祭り…と、その言葉の響きにうっとりしていた。 夏休みもまだまだ前半、五歳二歳の娘たちとの思い出作り、というかわたしの気分転換になるかもしれない。非日常を味わいたい。そんな都合の良いことを想像してみる。 いや待て、よく考えろ。 もう一人の自分が冷静に言う。娘たちを連れて夏

          夏祭りに行きたい