ファーストキャリアは東山三十六峰と鴨川とともにありました。喜びも悲しみも幾年月の21年。わたしのすべてを注ぎこんだ場所は半分更地になっていました。 『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず』という諸行無常。 成仏しきれていない想いは、またそっとしまって家路につきました
この世の中に変化しないモノはない。常に全てが 変わりゆく。方丈記が説く。人が抗えない自然観。 長明は地獄を体験し悟り尽くした感覚で著わした。 無常観を抱きつつ自然のままに生き抜く。人生は 所詮生きづらいもの。心を安定させる術を携え、 無意味な期待をせず今を感謝しながら生きるべき