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seven the youth (ultraseven for adults) postscript

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共通テスト社会が終り昼休。共通一次センターを経て受験し続け数十年。受験生には申訳ないがこの2日間を祭と呼び楽しんでいる。会場は国立駅から徒歩数分の伝統ある学舎。周囲に浪人と思しき中には年輩もちらほら。現役は高校毎に各会場に振分られる。午後は国英。にしても白板の指示の字が下手くそ。

休職し不安に怯ていたとき両手に納まる小さな命を手にした。腕の中で誕生を確かめるように動いていた。子が生まれたのに何してんのかなと自責の日々。復職してからも会うのは数か月に一度だが彼はパパと呼んでくれる。弟を苛るのが玉に瑕だが立派に成長した。合格おめでとう。だけどこれからが始まり。

普段は無縁の都心にあるブランド店を訪れた。多摩地域にあった支店で購入した財布の修理に立寄る。敷居の高い入口の店員は事務的だったが店内の若い男性の対応は完璧で表情から気遣まで自然で非の打ち所がなかった。高額な留具交換なのにまた来てもいいかなという気持にさせる。人柄の大切さを再認識。

冬の朝フロントガラスが凍ると出勤に時間がかかる。毛布をかけたり熱湯をかけたしてみたがディーラーでもらった解氷スプレーが優れもの。ワイプすれば一瞬で視界がひろがる。便利すぎて身体や環境に良くない有害な成分が含まれているのではと後ろめたい気持になる。とか言いながらネットで10缶購入。

英語科室は4階にあり向側1年生の教室では放課後になるとオーケストラ部の練習が始まり廊下中に管弦や打楽器の音が各パート毎に響渡る。大きな音を嫌がる人もいるがこの不協和音は嫌いではない。全体が集まる練習ではそれが見事に調和する。授業を終え生徒が奏でる混沌と秩序に耳を傾ける珈琲は格別。

父は賭事好きで休日に競馬やら競艇やらに連れてかれた。帰り土手を歩いていると前から車が向かってきて轢かれたのではなくぶつかって止まると弟を抱く母と父が自分と同じように土手を転がるのが見えた。弟は泣いてたが幸い怪我もなく大学生の運転手が申し訳なさそうに家まで乗せてくれたという思い出。

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