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English teacher, ultraseven lover, song wr…

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English teacher, ultraseven lover, song writer. Angina and depression, but your reading will give me happiness. LOVE, weaver

マガジン

  • 4th: by the graduation day

  • 3rd: see you on the street

    路上ライブを行っていた高校教師デュオ「T'z」による作品集(その3)

  • 2nd: long long homeroom

    路上ライブを行っていた高校教師デュオ「T'z」による作品集(その2)

  • 1st: made in the classrom

    路上ライブを行っていた高校教師デュオ「T'z」による作品集(その1)

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seven the youth (ultraseven for adults) postscript

あとがき このあとがきは、富士山須走ルート、本八合目の山小屋の個室で書かれている。外はひどい嵐で、ものすごいかみなりが耳元で鳴っている。今回の登山の目的は、富士山の火口に飛び込むためだ。とはいえ、これまでも何度かそのために頂上まで登ってきたが、一度も実現には至っていない。死ぬと騒いでいる者にかぎって、いざというときにその勇気がくじける。教え子の中の数人は前日まで元気だったのに、風邪で欠席するかのように、静かにこの世からいなくなった。 「セブン・ザ・ユース」も、とうとう書き

    • 三年たったら

      さびしいときの歌が また街に流れてる もうこれで終わりなんだね もう会えないんだね  三年前にきみと  はじめて会ったこの街が  あのころのままじゃないように  きみもすっかり変わってしまった     心のなかのきみはどこへいったの   いつもふたりがこの店で   笑いあったあのころが   やけになつかしすぎるよ 話すことがないまま 白いときがすぎる 僕はなにか言おうとしたけど なにも言えなかったよ  きみはうつむいて  ガラスのテーブルみてる  もうきみは僕をとめる

      • そんなときは

        きのうまでは あんなにげんきだったのに きょうはこうしゃの かたすみでひとりないてた  どうしていいのかわからない  なにもできはしないけど  いつでもそばにいてあげる  いつでもみまもっているよ   ここへおいでなみだはみせずに   そんなにじぶんのことせめないで   ここへおいでひとりじゃないよ   やさしいこころでうけとめるから やりたいことは おもいきりやってみようよ いろんなことを かんがえたらやれなくなる  まわりをきにすることはない  ふつうにしていれば

        • すき

          さあ顔をあげて もう涙みせないで せつない瞳のその理由を もしよければ教えてよ  今ならまだ  今日ならまだ間にあうだろう   形をもたない勇気たちよ   めざめなさい ねえ無理しないで そうそこにいればいい まぶしい笑顔がもどるように できるかぎりゆるすかぎり  今ならまだ  今日ならまだ間にあうだろう   声にならない言葉たちよ   さけびなさい

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        seven the youth (ultraseven for adults) postscript

        マガジン

        • 4th: by the graduation day
          0本
        • 3rd: see you on the street
          10本
        • 2nd: long long homeroom
          10本
        • 1st: made in the classrom
          10本

        記事

          時代

          個性の時代とだれかがいう どこに個性があるのだろう おなじ制服にしかみえない 流行のやまいにきえていく 常識なんだとだれかがいう なにが常識というのだろう 教えるはずのおとながまた 世代のなみまにきえていく  メディアはすべてが真実だろうか  流行はだれかにつくられてないか   時代にあそばれぬよう   時代にかわされぬよう   時代にさらわれぬよう   時代を自分で確かめて  愛はひとりよがりになってないか  友はまちがってしんじていないか   時代におくれないよ

          だいじょうぶ

          がまんできないくらいに いやなことあったんだね たとえなにがおこっても いつでもそばにいるから  だいじょうぶきっとだいじょうぶ  おまえならだいじょうぶ  だいじょうぶきっとだいじょうぶ  なあ たちあがれないくらいに わるいことあったんだね たとえこころ傷ついても えがおだけわすれないで  だいじょうぶきっとだいじょうぶ  ひとりでもだいじょうぶ  だいじょうぶきっとだいじょうぶ  さあ

          だいじょうぶ

          このままじゃ

          勉強さえできればいいのかい 運動さえできればいいのかい 仕事さえできればいいのかい 本当にそれだけでいいのかい いまが楽しければいいのかい 気持ちがよければいいのかい 金があればそれでいいのかい 本当にそれだけでいいのかい  このままじゃこのままじゃ  なにもかもがいまのまんま  このままじゃこのままじゃ  なにひとつかわりはしない 人の事はどうでもいいのかい 自分さえよければいいのかい こころ傷つけてもいいのかい 本当にそれだけでいいのかい かっこがよければいいのか

          このままじゃ

          おかげさん

          なにもやりたいことがなくなると ひとごみであばれたくなるだろう そばにいてくれるひとがいないと しあわせにしっとしちゃうだろう  ここでやらなきゃならないことがあるはず  むかつくばかりじゃおもしろくないだろう   きみのおかげでだれかがしあわせかい   きみのおかげでだれかがかなしむかい   いまそれなりにまいにちくらせるのは   いったいだれのおかげさん ちょっときずつけられたくらいで がまんできないことめあるだろう らくなほうににげてばかりいたら いざというときど

          おかげさん

          がんがん

          好きになったひとに初めて手紙書いた この思い伝えたくてうまく言葉にできたかな あの不安な気持ち忘れないでおぼえていて ダメかとあきらめかけても失敗をおそれないで  辛いなら苦しいなら逃げるのもいいだろう  少しでも楽になりたい何となくわかるから   だからがんがんいこうぜ人生は一度だけ   いつもがんがんやろうぜ人生は長いけど    今しかできないこと君のために なかのいい人と大きなけんかになった この思いすれ違ってうまく元にもどれるかな あの不安な気持ち忘れないでお

          がんがん

          テーマ

          幕があがるとステージがはじまる まばらなオーディエンスでもせいいっぱい歌うよ 準備はいいかいステージをはじめよう まずはあいさつ来てくれてありがとう  みんなが集まればおおきな力になる  みんなが声だせばおおきな歌になる   さあ教室を舞台にして授業を熱狂にして   せめて今夜だけいやなことは忘れよう とびらを開けると授業がはじまる 満杯のスチューデントだからせいいっぱい教える 準備はいいかい授業をはじめよう まずはあいさつ教科書を開いて  みんなが集まればすてき

          テーマ

          きのう荻窪で

          きのう荻窪できみとであった それまでの苦しみが他人事になった きのう荻窪できみとはなした 愛しあうことなんてかんたんすぎた  なのにどうしてわけもいわず  きみはいなくなった  いっちゃいけないことを   いっていまったのか  いまはただきのうが恋しくて きょう荻窪できみとわかれた かなしみがおしよせたとつぜんに  だからどうしてなにもいわず  きみははなれていった  やっちゃいけないことを  やらかしてしまったのか  いまはただきのうを信じてる きょう荻窪でひとりこ

          きのう荻窪で

          わかれ

          夜の駅舎に佇む君は なにを考えているだろう 雪の降りしきるホームに 立ち止まるふたつの影 君はどこへ旅立っていく この寒空の町はなれ 僕があげた愛もいまは もうはかない夢のかけら  線路を染めていく雪は  季節外れのささめ雪  まるで今の僕達のように  冷たく静かに落ちていく 君のほほを伝う涙が 星のように光っている 吐く息だけが白く透き通る 最後のプラットフォーム 君はどこへ旅立っていく そんなに虚しい気持ちで 僕を忘れるためのひとり旅 それとも  やがて列車のラ

          わかれ

          じゃかじゃん

          やっちゃいけないことをやらかして 注意されてむかついてるけれど 悪いことは悪いにきまってる そんなのあたりまえじゃん こどものころにはできてたことが できなくなってくのはなぜたろう いいわけばかりが上手になって そんなの無責任じゃん  今日は今日の風に吹き飛ばされたって  明日は明日の風に吹かれればいいじゃん  じゃんじゃじゃじゃじゃん   じゃかじゃんじゃんじゃかじゃか   じゃかじゃかじゃん   じゃかじゃんじゃんじゃかじゃか   じゃかじゃかじゃん  流行りの風

          じゃかじゃん

          つぎの街

          傷だらけのギターケースに しまう静けさのまつりのあと さっきまでの熱気がまるで 夢のようにさめていく 傷ついたままのきみの こころすこしは癒せたかな 感じてくれていたなにか いついつまでも響きわたれ  忘れかけたおもいやり  思いだしてもういちど   傷つくことをおそれたら   ここから先へは進めないから   自分自身をしんじてはしれ   きみがめざすみちのうえ 傷ついたときにはなにも かもが手遅れのあとのまつり のこされた時間はわずか 勝負をかけるならいましかない

          つぎの街

          はじまり

          俺たちはちがう場所で生まれ それぞれの道を歩いてきた たのしい日々もくるしい夜も だれかとであいわかれてきた 俺たちはいくつもの駅をすぎて 偶然この場所でめぐりあった 明日を語り歌いながら おなじ列車に乗りこんだ  くやしいなみだはそっと  こころの奥にしまい  夢をたいせつにしよう  きみのためにきみのために   さあはじめよう   いまからここから   はじめよう   立ちどまらないであるきだそう 俺たちはこれからどこへ行こう ゴールはだれにも見えはしない チャン

          はじまり

          このひろい世界

          毎日が忙しいと心がせまくなって まわりの世界もしだいにせまくなっていく 自分の体よりもちいさくなったら おそかれはやかれこわれてしまうだろう みんなが着てる服や携帯電話のために だれかが忙しくはたらいているのだ このひろい世界はみんなのためにある いつかはみんながつくっていかなければ  だれかと一緒にいてたのしいときこそ  できるだけ気をつけて耳をかたむけて  どんなちいさな声にも意味があるものだから  聞きのがさないでたいせつなことば 忙しくてもせめてたのしいことがあ

          このひろい世界