この前の週末、久しぶりに自分の車を運転していた時。 ちょっとした小道を左折。まあまあ狭く、でも上手く曲がれると思ってハンドルを切った際に、ガガッという音が聞こえ、左後輪が縁石に乗り上げてしまいました。 助手席の妻からはきつい視線。。。汗 でも車体は擦ってはいないという感覚。でもでもちょっと自信なく。。冷汗 駐車場に到着。急いで降りて見たところ、車体にかすり傷がないことを確認しホッとしました。 同時に、週末たまに車に乗るくらいだと自分の車両感覚が鈍ってしまうなあと思っ
秋雨前線が通り過ぎて、今日は気持ちのいい秋空となりました。 そんな秋空をビルの谷間から見ていたら、以前お話させて頂いた、とある山伏の方からのお言葉を思い出しました。 数年前にご縁で東北地方でご活躍の山伏の方の座談会に参加させて頂いた時のこと。 質問コーナーで直接お話しさせて頂いた際に 「都会ではなかなか自然を感じる事が少なくて。。」 とぽろりと口にした時、山伏の方から一言。 「空を見上げてますか?」 そういえば、空をゆっくり見る機会は都会ではないなあ、、と思って
『行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 淀に浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし、世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。』 「方丈記」の冒頭。 本屋さんをぶらぶらしていて、なんとなく古典コーナーに行き、なんとなく手にとってみた本。 そう言えば、大昔、学校では冒頭だけしか読んでいないなあ、暗記させられたなあと思い起こす。 一度、最後まで読んでみるかなと、文庫本を買い求めました。 方丈記は鎌倉時代(12
先日、電車のシートに座ってスマホをいじっていて、目が疲れてきたのでふと顔を上げて見ました。 そうしたら、向かい側の席の座っている7名全員がスマホを見ててなんだかとってもドキドキしてしまいました。 つながっている電波をもし見ることが出来るとしたら、街中はものすごい本数の電波が入り乱れてて周りが見えなくなるとかならないのだろうか? そういえばスカーレット・ヨハンソン主演の映画「LUCY」にそんなシーン出てきらような。 「電波酔い」(?)みたいにならないのだろうか。。 と
ちょっと前になりましたが、、久しぶりにカラオケに行って来ました。 イマドキの歌はまったく歌えず、もっぱら「昭和歌謡」中心の選曲。。 その際に歌った曲のひとつが、来生たかおの「夢の途中」。 「夢の途中」は薬師丸ひろこの映画「セーラー服と機関銃」の原曲でもあります。 これもこれで透明感があっていいです。 でも、原曲、来生たかおの「夢の途中」方の歌は、とっても味わい深いです。 そして、原曲と「セーラー服と機関銃」の歌詞が若干違っているのです。 どんな状況であっても、
「貞観政要」。 中国・唐の時代に呉兢が編纂したとされる太宗の言行録。 題名の「貞観」は太宗の在位の年号で、「政要」は「政治の要諦」という意味合いです。 その貞観という時代は治世がよく、稀に見る平和な時代が築かれており、君主と、臣下の強固な信頼関係にづく真剣な議論が鮮明に記録されています。 また、この中国・唐時代の「貞観」の世の政治のポイントをまとめた書物は、北条政子、徳川家康も愛読していたと言われています。 鎌倉時代、江戸時代の政権構築や組織維持の思想的バックボーン
駅前の朝7時半の喫茶店。 座る所を探さないといけないくらいの大変な混雑。 ビジネスパーソン、学生やさまざまなな方々が入れ替わり立ち替わり訪れ、また今日一日の自分のシナリオに向けて出発して行く。 そこに白杖の女性が現れた。 白杖の女性は足どりはしっかりと、とはいえ周囲に触れながら店内を進んで行く。 カウンターに座るビジネスマンの肩に少し触れ、触れられた男性は一瞬何事かと振り返る。 店員の方が「こちらの席が空いてますよ」とさらりと導き、コーヒーを持って来てもらいしばし
平忠度(たいのただのり)。 先日、映画"perfect days"に関連して「こもれび」のことを調べている際に、始めに日本語として登場してくるのは、平忠度(たいらのただのり)が詠んだ和歌に出てくる「このしたかげ」が源流ではないかと、と知人に教えて頂きました。 平忠度は平安時代に、和歌に秀でた武将として知られた人物。 平清盛の末弟でもあり、「平家物語」で印象的なシーンで登場しています。 歌人としても優れ、藤原俊成に師事。 平家が京を追われる「都落ち」の際に、わざわざ危
先日、とある商業施設のトイレに入ったときのことでした。 館内のノリのいい音楽がトイレにも流れている。 そして手洗い場では、その音楽に合わせて口笛を吹きながら鏡に映る髪の毛を丹念にセットしている若者。 これからデートなのでしょうか。 彼の口笛はとっても楽しそう。 その口笛につられて、こちらもうきうきしてくる感じ。 そんな気持ちになっていたら、ふと、最近口笛なんて吹いたのはいつだろうかと思うくらい全く口笛を吹いていないことに気づきました。 口笛、吹けるのかなと思いつ
夏目漱石「夢十夜」の第六夜。 明治時代の東京・護国寺に運慶が現れた夢のお話しです。 仏師「運慶」が漱石の生きた明治時代に、護国寺で仁王を彫っている。 そこにふらりと主人公が訪れる。 運慶と言えば鎌倉時代の代表的な仏師。 東大寺南大門の仁王をはじめ諸寺の造仏に従事した日本史上有名な人物。 その運慶が、明治時代の護国寺で仁王を彫ってい入るということであれば話が広がり、山門には多くの人だかりができてもおかしくない。 ちなみに、奈良・東大寺の南大門金剛力士像は、鎌倉時代
先日、ジャズライブを観に行ってきました。 国内で活躍の有名ジャズバンドと様々なジャンルのミュージシャンが2、3曲コラボしていくという贅沢な企画。 国際的ジャズピアニストとのセッションでは超絶技巧の演奏、即興の掛け合い。 ざわっと鳥肌が立つ感じで、ミュージシャンのパフォーマンスを見入って(聴き入って)しまいました。 様々なミュージシャンの音楽を楽しめましたが、隣の席の女性の楽しいノリノリの姿もまた面白く楽しめました(笑)。 観客数千人を収容するコンサートホールなので基
映画「ゴジラ-1.0」を観て以来、ずっと特攻隊のことが気になっていました。 先日は日本人による特攻隊員のルポルタージュ、「特攻基地 知覧」「今日われ生きてあり」を読んでいましたが、欧米人には特攻隊はどのように映っていたのだろうか? 西洋の歴史においても、置かれた極限状況で突発的な身を投げ打っての行為が英雄的行為となる事例はあると思います。 しかし一方で、死が分かった上で、戦闘能力の低い戦闘機で艦隊にあえて集団で突っ込んでくるのは狂気の沙汰であり全くもって理解しがたいので
この前の休日の夕方。 ちょっとした用事があり、車で出かけFM番組をザッピングしながら運転していた時の事。 たまたま椎名林檎のインタビューの番組で、どういう文脈だったのか定かではないのですが、、 「聞いてみないと分からない」 という言葉が耳に飛び込んできました。 人、相手は実際何を考えているのか分からない。 だったら実際に直接聞いてみるのが一番。 と言う趣旨だったかと。。 シンプルで当たり前と言えば当たり前の話。 でもなんだか、そうなんだよなあと、えらく共感し
山岡鉄舟が、明治5年12月に「朝廷に奉仕する事」という、明治政府に仕える心意気をしたためた文章の最後に詠じている和歌。 先般、とある方からこの歌を教えて頂きました。 山岡鉄舟は明治維新の際に江戸幕府側の要人として西郷隆盛と渡り合い、「江戸城無血開城」の実現に貢献した人物。 また、剣術にも優れ、北辰一刀流を学び、明治維新後は一刀正伝無刀流(無刀流)の開祖となる。 さらに、若いうちから禅の修行を行い、「剣法と禅理」を深く思考した人物。 その彼が、明治維新後は明治政府に仕
テキトー。 「いいかげんで、ちゃらんぽらんなこと」という意味合いで日常使われる事が多いと思います。 テキトーと言えば高田純次。 かなり偏見が入っているかもしれませんが、「テキトー」の文字をwebで検索すると彼の名前が上位に出てくるし、いい意味でのテキトーな方ということで。。汗 まあ、「適当教典」なる書物を上梓しているくらいなので。 古本屋さんをぶらぶらしていたら、たまたま見つけて、なんだか気になって、なんだかよく分からないうちに思わず買ってしまった本。。 高田純次
映画「perfect days」。 映画のシーンに繰り返し出てくる都心の中でさざめく木々、そして「木漏れ日」。 エンドロールにも「Komorebi」という言葉が現われ、、映画のキーワードにもなっています。 辞書的な定義で言えば、 しかし、「木漏れ日」は枝や葉の間から漏れてくる陽の光だけでなく、葉脈をくっきり映し出した葉を通しての優しい緑の光や、影のゆらぎが絶えず変化する様の、えも言われぬ全体の雰囲気のような気がします。 映画「perfect days」のシーンで言え