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つぶやきのまとめ その24

いつも買っているティッシュがクリスマス仕様になっていた。「もしもクリスマスプレゼントがティッシュだったら泣くよなぁ」と思ったのだが「そうか!流した涙はティッシュで拭けばいいんだ!便利だなぁ!」と考え直した。「いつでも大量の涙を流せる状況」こそが最高のクリスマスプレゼントだ。安上がりだねぇ。 「紗々」を買った。前に買ったのがいつなのか思い出せないぐらい久しぶりである。紗々(さしゃ)の由来を調べてみたところ「薄く透き通る絹織物」という意味の「紗」からきているそうだ。2種類のチョ

    • アリストテレスの四原因説

      古代ギリシャの哲学者に、アリストテレスという人物がいました。彼のことを知らなくても、彼の名前は知っているという人は多いでしょう。なんというか「実際に見たことはなくても、その存在は感じ取ることができる」みたいな感じですね。「面識が一切ない御先祖様の背後霊」が良い例でしょう。「確かに良い例かもしれないが、わしゃ生前は悪行三昧だったから、とても良い霊とは言えんぞい!がっはっは!」と大口(歯がほとんどない)を開けて笑う御先祖様の姿が目に浮かびます。「御先祖『様』と表記しているのも、た

      • 世捨て人としての鴨長明

        『方丈記』で有名な鴨長明が世捨て人になったきっかけは、彼が20代のときに起こった「安元の大火」であると言われています。1177年に平安京内で起こったこの火災によって、たくさんの人が亡くなりました。もちろん、人間だけではなく、人間が住む家の多くが焼け落ちました。そのような光景を見て、鴨長明は「こんなに簡単に崩れてしまうもののために必死に働くなんて、人生というのはなんて下らないものなのだろう」と思ったそうです。まさに諸行無常ですね。 そもそも鴨長明は「世界はとても生きづらい」と

        • つぶやきのまとめ その23

          コチドリのオスは、繁殖期になると縄張り争いをする。『スプラトゥーン』の三次元鳥バージョンだ。鳥の縄張り争いは「ディスプレイ(誇示)」と呼ばれている。オスが繰り広げるディスプレイなので「オスプレイ」と覚えると良いだろう。ただ、コチドリには人間を乗せられないので注意が必要だ。愛鳥精神。 イーブイのデザインの「EV(電気自動車)」があれば良いと思う。イーブイには8種類の進化パターンがあるので「今日はサンダース、明日はブラッキー、明後日はエーフィ」という具合に、日替わりで車のデザイ

          コチドリのディスプレイ

          コチドリという鳥がいます。学名は「Charadrius dubius」です。Charadrius はギリシア語で「峡谷に巣を作る」という意味であり、dubius はラテン語で「不確かな」という意味です。「なぜ学名にはギリシア語とラテン語が混じっているのだろう?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。奇遇ですね。私も「なぜ毛髪には黒髪と白髪が混じっているのだろう?」という疑問を常日頃から抱いていました。似た疑問を共有する者同士、一つ仲良くやりましょうや。 コチドリのオスは、繁

          コチドリのディスプレイ

          つぶやきのまとめ その22

          「鯛の鯛」は魚の骨の一部であり、姿が鯛に似た部位のことを指す。江戸時代には「鯛中鯛」として知られていた。「めでたい鯛の中でさらにめでたい形である」と言われており、縁起物として喜ばれていたそうだ。ということは「100%中の100%状態の戸愚呂弟」は最上級にめでたい存在ということになる。 「飛べないから鍛えてみた ムキムキーウィ」を買った。「飛べないから鍛える」という不明瞭な順接が印象的である。「お腹が空いたから水をガブ飲みする」みたいな感じだ。今回ゲットしたのは「キーウィんに

          つぶやきのまとめ その22

          鴨長明の方丈記

          鴨長明は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて生存(なんか変な表現)していた随筆家です。俗名も鴨長明なのですが、読み方は「かものながあきら」となっています。なんというか「貴方の名前は山田太郎ですよね?」と確認したら「文字面は合っていますが、読み方が違います。山田太郎と書いて『やまだふとらう』と読みます」と訂正されるようなものです。七面倒くさいですなぁ。 鴨長明といえば『方丈記』の作者として有名です。「俺は盗聴器の使い手として有名だぜ!」と豪語する人がいたら、そっと距離を置い

          鴨長明の方丈記

          つぶやきのまとめ その21

          「黄金堂~福寿~」を買った。全10種類のガチャである。今回ゲットしたのは「めで鯛」だが、本当は「開運ち(金運ち)」が欲しかった。ガチャでうんちが出る確率は20パーセントだが、自力でうんちを出す確率は100パーセントである。自前のうんちを出すのにガチャは必要ない。むしろあったら困る。 昔、働いていた職場でハンガーのことを「衣紋掛け」と呼ぶ人がいた。衣紋掛けは和服をつるすための道具である。なので、洋服をつるす場合はハンガーと呼ぶのが適切だ。しかしながら、その人はハンガーと呼ぶこ

          つぶやきのまとめ その21

          カワウソのエピソード

          カワウソについては、それぞれの人がそれぞれのカワウソ像を持っていると思います。「実際にカワウソの像を造るのは大変だけど、脳内にカワウソの像(イメージ)を作るのは簡単だからね」という意見もあるでしょう。まったくもってその通りでございますね。等身大もしくはそれ以上のサイズのカワウソの像を造ろうとすれば、それなりの費用とそれなりの時間とそれなりの場所が必要です。しかしながら、脳内にカワウソの像を作るのであれば、費用も時間も場所も必要ありません。精神的なカワウソと物理的なカワウソを比

          カワウソのエピソード

          牟田口廉也のエピソード

          牟田口廉也(むたぐちれんや)という人物をご存知でしょうか。「なに?無駄口連夜だって?そりゃなにかい?毎晩、安酒場に身を寄せ合って、くだを巻いている俺達への当てつけってわけかい?へっ良い度胸してるじゃねぇか。この店の中でやり合うのは本意じゃねぇからなぁ。ちょっとそこまで付き合ってもらおうか」という輩もいるでしょう。いやはやまったく、血気盛んな連中ですなぁ。 不逞な輩をのしたところで、牟田口廉也とは陸軍に属していた軍人です。マレー作戦やインパール作戦を指揮したことで知られていま

          牟田口廉也のエピソード

          つぶやきのまとめ その20

          ピラミッドが造られた当時は、直接的にはあまり役に立たなかった。だが、数千年後の現在では、莫大な金額を稼ぐ貴重な観光資源になっている。なので、ピラミッドに倣って、よくわからないものを造っておけば良いだろう。例えば「太陽の塔」を参考にして「潰瘍の俺」とかはどうだろうか?医者に診てもらった方が良いだろう。 最近はピラミッドにハマっているので「三角チョコパイ」を買った。「おひとリッチ」という言葉がなんとも趣深い。語尾に別の言葉を付加することによって、その意味合いは大きく変わる。なの

          つぶやきのまとめ その20

          薄暮の空

          薄暮の空に たなびく雲 隙間から差す 一条の光 等し並みの光景 縷々として続く情景 当て所なく続く 人の往く道 その灯が照らす この生を得よ 想いの果てに 儚き希望 我のみぞ知る 寵愛の加護 忘れがたき憧憬 楚々とした者への畏敬 いつ果てるともなく続く人生 その命を燃やし この時を生きよ

          薄暮の空

          マルセル・モースの贈与論

          マルセル・モースは、フランスの社会学者です。「原始的な民族」とされる人々の宗教社会学や知識社会学の研究を行ったことで知られています。ちなみに、アクセル・ローズ は、アメリカのロック・ミュージシャンです。ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のボーカリストとして知られています。貴方はどちらになりたいですか? マルセル・モースは「人間の関係性というのは、贈与によって成り立っている」と主張しました。贈与(物や人を贈ること)によってお互いの信頼関係を立ち上げて、その関係性を維持す

          マルセル・モースの贈与論

          つぶやきのまとめ その19

          グロッケンシュピール(打楽器)を目にする度に「ブロッケンギガント」を思い出してしまう。ブロッケンギガントは『爆走兄弟レッツ&ゴー』に登場するマシンである。相手のマシンを重量を用いて叩き潰すという「ハンマーGクラッシュ」が必殺技だ(恐ろしや)。ミニ四ファイターやメカニックマンが懐かしい。 「プレッツェルショコラ」を買った。パッケージに記載されている通りにカリッとしていて美味しかった。「プレッツェルの形は色々なものに転用できるよなぁ」と考えながら食べていたので、その結果を絵に描

          つぶやきのまとめ その19

          セネカ・タイム

          セネカという人物をご存知でしょうか。「あぁ知ってるよ。俺の身体の後ろ側の部位だろう?へへへ」という人もいるかもしれません。こういう人こそ「蹴りたい背中」にうってつけでございますね。セネカとは、古代ローマの哲学者です。セネカは「時間というのは、神羅万象の中で最上の価値を有するものである」という主張を何度も何度も繰り返しています。そのリピートぶりは、ジブリ映画の再放送を彷彿とさせます。持つべきものはキラーコンテンツですね。 トトロが実在するかどうかの議論はさておき、人生における

          セネカ・タイム

          王様と四人の戦士

          はるかな昔のその昔、世界の隅のそのまた隅に、小さな国がありました。その国では、自由に外に出ることができません。なぜなら、王様のお触れによって、「いかなる場合においても、国王の許可なく出歩いてはならない」と決められているからです。王様は、自分だけが自由に外を出歩けるようにするために、このようなとんでもないお触れを出したのです。このお触れのせいで、それまで昼でも夜でも好きなときに出歩いていた国民たちは、勝手気ままに外に出ることができなくなってしまいました。国民たちは、夜にこっそり

          王様と四人の戦士