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破れTシャツを捨てる。夜の近所を歩いて感じる無常観

昨夜は2時近くに寝ました。目が覚めたのは6時。起きる時間が固定されてしまったのでしょうか。二度寝で8時。横になったままダラダラスマホを見るなりして9時。疲れは取れぬまま起床。

昨夜は炊飯器をセットしていません。それどころか洗い物もせずに寝ました。なので朝から米を研ぎます。続いて洗濯スタート。それから洗い物。洗濯物は洗濯乾燥機に、洗い物は食洗機におまかせ。家電バンザイ。

前日の売上数字をダウンロードしてからDBに投入。この手順を全て自動化することは可能だとわかりましたが、データの更新のタイミングが微妙なので、ダウンロードだけは状態を確認して手作業が望ましいという結論に至りました。そうなると今の状態とさほど変わらないんだよな。最終的にどうするのがいいのかなあ。前日の数字はイマイチ。10月の下旬、一昨年はひどかった。昨年はまあまあ。今年は昨年よりちょっと落ちるぐらい。10月もここまでの数字は悪くなかったのになあ。

そんなことをしているうちに充分に吸水できたと判断して炊飯スタート。早炊きなので30分もすると炊き上がり。その間に豚汁を用意しました。豚汁と納豆とバナナで朝食。ぬか床になにか漬けておかねば。

ワールドシリーズ、特に野球に興味があるわけではないのにネットで無料だとついつい見てしまいます。ちょうどいい場面を見逃さずに済みました。運がいいのかなんなのか。

ゴミ出し、時間がギリギリになったので慌てて向かいます。大丈夫でした。買い物は後にしよう。

娘は昼をだいぶ過ぎてからようやく起きてきました。Tシャツが激しく破れてる。急いで着替えを用意します。

「それ捨てるから、これに着替えて」

「んあ」

ついでにパジャマの上も別のを用意。

「これも」

「んあ」

最近、家の中に見たことのない糸が落ちているなあと思っていたのは、敗れてほつれた箇所から飛び出した糸を娘が引っ張り出してその辺の捨てていたものだったようです。謎の行動。パパに言ってよ。トイレが詰まったとかもな。

昔からシャツがビリビリに破れるんだよなあ。背中から破れることが多いです。どうしてそんなことになるのか自分には意味不明なのですが、(元)妻は無理に寝返りを打つからではないかと言っていました。そんなんで破れるかね。

今回は寝返りではなく糸を引っ張ったのが原因っぽいです。最初にほつれたのはシャツの上から爪を立てて掻くからじゃないかなあ。それもあくまで推測に過ぎませんが。

娘のシャツもまた買ってこないと。メンズのLLなら余裕だとわかったので買うのがラクになりました。レディースだと4Lとかを探していたのです。なかなか見つからないんだよな。

娘の昼食は豚汁雑炊とバナナです。いい食べっぷりですが、娘はスプーンの類いで食べ物を口に運ぶ際に斜めに持つせいで口に入れる直前に盛大にこぼします。昔飼っていたリクガメと(元)妻と娘の三者で「世界一食べるのが下手な生き物」の座を競い合っていたのが懐かしい。

洗濯物を畳んだりなんだり。明日は布団丸洗いだな。私の部屋のエアコンクリーニングはどうしようかなあ。なんかもう面倒になってきちゃったよ。選挙はどうするか。明日にするか。

夕方になって考え直して区役所まで期日前投票に向かいます。駅の近くのコミュニティ会館に仕事の帰りに寄るのがラクなのですが、投票券が届いたのが水曜日だったので仕事帰りに寄るタイミングを失ってしまいました。

暗くくなる直前に出て、区役所に着いた頃にはほぼ夜。会場は立ち並ぶ建物の一棟の5階でした。思いの外、人が多いです。投票券の裏に記入してから投票会場へ。ちんまりした空間。選挙区と比例区と最高裁、粛々と進めて完了。帰りは階段で降りました。途中の階は真っ暗です。

区役所からの帰り、飲食店が店の外の看板に煌々と明かりを灯して営業しているのが不思議な眺めに見えます。もうこのあたりで30年近く暮らしているのにいまだに「ここはどこ?」という感覚が抜けません。だからと言って実家に行くとホッとするということもありません。どこに行ってもどこに居ても「ここは自分の場所ではない」みたいな感覚です。鏡で自分の顔を見ているのに誰だかよくわからなくなるという感覚、自分はしょっちゅうあります。あれの場所バージョンとでもいうかなんというか。

ほとんどずっと家の中にいる娘はどうなんだろう。娘は自分のいる場所に違和感とか覚えないのかなあ。でもそういうのも無いのか。違和感も「実家のような居心地」も、どっちも無いんだろうな。無常。方丈記か。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 よどみにうかぶうたかたはかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

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高島利行
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