【与太話②】魚になった男!鯖編
「また魚になった…だと…?」
目が覚めると、そこはいつもの寝室ではなく、見慣れない青い世界だった。口からは泡が漏れ、エラがヒクヒクと動いている。
「またかよ…今度は何の魚だ?」
そう、私は以前にも魚になったことがあった。あの時は鮭を食べたのが原因で、銀色に輝く魚の姿に変貌を遂げたのだ。あの奇妙な体験から数年、まさか再び魚になるとは…。
「今回は…なんだ?この細長い体…青い背中…銀色の腹…」
鏡もないので自分の姿を確認できないが、体の特徴から察するに、どうやら私は鯖になったらし