輝くような黄色

仕方ない、構ってあげる。団塊ジュニア、娘2人の父、脳神経内科勤務医、双極性障害Ⅱ型

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科学の「信頼神話」は崩壊寸前かもしれない

👇の記事で紹介されていた調査結果が興味深かった。 Nature曰く、 とのこと。 なるほど、大がかりな調査だ。年齢、性別、人種などの偏りはない、と言っているが、詳細はわからない。 1まず、新しい科学技術に関する情報を得る際に誰を信用するか、について。 「someone like me」が高いのが素晴らしい。これは日本では高くなさそうだ。この項目における国ごとの集計が見たかった。 「科学者」は今のところ信用されているようだ。「企業の技術的専門家」は「技術者」と言い換え

    • 知識人による卑怯な言説の一例

      1以下の発信を目にした。 内田じゅもく(by小林よしのり)氏がコロナ脳なのは小耳に挟んではいたが、あまり興味がない、というかそもそもこの人が何故こんなに持ち上げられているか分からない、という程度の認識だったので、なんとなく流していた。 なので試しに☝️の一部を拾い読みしてみた。 まあなかなかのコロナ脳ぶりで読んでて吐き気がした。 ああ、そういえば、当時は、同業者(医師)だけでなく、こういう「頭のおよろしい人々」とも分かり合えなさそうな感じだったよなぁ・・・という辛い日々を

      • (上から目線で心苦しい表現だが)衆愚政治ショーを目の当たりにして。

        一昨日まで居住地である兵庫県で繰り広げられた一連の(上から目線で心苦しい表現だが)衆愚政治ショーを経験し、思ったことを記しておく。 1テレビ、新聞をはじめとするオールドメディアに対しては、かつての自虐史観の喧伝に始まり、安倍政権時代の忖度報道、それに続くコロナ対策禍・ワクチン禍における体たらく、などなど・・・ と、イデオロギーと権力の手垢にまみれた信用ならない存在である、という認識は、私自身も強い。 それでも一般的には信用されていると思っていたが、思った以上に信用は失墜し

        • 台風カルテット。 同時に4つの台風が存在するのは2017年7月23日以来7年ぶり、11月では観測史上初、とのこと。

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        科学の「信頼神話」は崩壊寸前かもしれない

          兵庫県における「選挙ゴロ」の実例と、公益通報者保護法違反の疑いについて。

          兵庫県がゴロツキに荒らされている。 今まで国政の片隅に寄生する存在にすぎず、ネット上や東京都で目立っていただけなので、意図的に目に入れないことが可能だった。 でも、今回は嫌でも目に入ってきてしまう。 ゴロツキにとっては非難の声すら売名のネタになるから、本当は存在を無視するのが最もいい。 しかし、それでは気が収まらない。そして、この大衆社会では今後も同じようなゴロツキが湧いて出てくるのは確実だ。 だから、記録として残しておくことにした。 あと、補2で、一連の件が公益通報者保護法

          兵庫県における「選挙ゴロ」の実例と、公益通報者保護法違反の疑いについて。

          医師が「診断」していいのは、自身が診察した患者だけである。

          1別件の調べものをしているときに、たまたま以下のような話題を目にした👇 精神科医・岡田尊司氏が著作で星新一を「回避性パーソナリティ」と診断したことについて 星新一氏の娘さんである星マリナさんによる声明文である。 さらに岡田氏が診断の根拠とした著作の作者である最相葉月さんも、以下の文書を公表されていた👇 精神科医が診察せずに著名人に病名や障害名をつけ それをキャッチコピーに利用して書籍を宣伝し 広く公に販売することは許されるのか そこで、批判の対象となっている書物を図書館

          医師が「診断」していいのは、自身が診察した患者だけである。

          脳裏に刻まれている動画集①

          鉄男 「ストップモーション シークエンス」なるものを初めて知った作品。 この世のモノではない動き方やスピード感を表現するのに、こういうやり方があるのか~と当時、衝撃を受けた。 今見ても、塚本晋也の想像力、凄いなぁ、と思う(語彙力・・・)。 そして、塚本晋也と田口トモロヲの暑苦しい演技が良い! 阿修羅のごとく 和田勉の演出がいちいちオーバーで素晴らしい。 1:12の割れた卵のアップ(👆のタイトル画像)とか、シーンが切り替わるときの「ドォーン」という不穏な効果音とか、三條美

          脳裏に刻まれている動画集①

          Music Videoを10曲ずつ貼っていく:その③

          Autechre - Second Bad Vilbel そもそもAutechreの曲に中毒性がある上に、映像も併せて、今いる世界とは違う別の世界の光景を垣間見ている感覚に襲われる。 最も好きなMVを挙げろ、と言われたら、これを選ぶかな・・・と思う。 Squarepusher - Come On My Selector 冒頭から「大阪孤児の家」。似非JAPANもここまでくるとすごい。 曲は3:10あたりからようやく始まる。 映像と曲が絶妙にシンクロしてるのが素晴らしい。

          Music Videoを10曲ずつ貼っていく:その③

          Music Videoを10曲ずつ貼っていく:その②

          Foo Fighters - The Pretender これは、なんというか、「カッコいい」としか言いようがない!! What if you say I will never surrender? Sigur Ros - Glósóli 「美しい」としか言いようがない。 特に4:15あたりからの映像と音楽のシンクロ具合がたまらない。 シガーロスは聴いていると別世界に引き込まれそうになる。唯一無二の世界観。 System Of A Down - Sugar いつみて

          Music Videoを10曲ずつ貼っていく:その②

          無コロナ県運動があった、という事実

          この本👇の第2章3で述べられていた「感染者相関図」、噂には聞いていたものの実際に見たことがなかった。 検索してみたら、今もネット上に残っていた。 うわぁ、えげつない・・・・ 2020年4月頃、こんなのが当たり前のように新聞に載ってたんやねぇ…まるで都市伝説のようだ。 こんなものを毎日見ることで、「県外」と「飲食店」がリスクである、という発想が刷り込まれてしまったのだろうな。 当時はこの相関図に実名を書き込んで拡散する人々もいたらしい。 ほんと、人間不信になるわ。 なお

          無コロナ県運動があった、という事実

          医師のハビトゥス、という課題

          下記の本を再読した👇。 やはりこの本は、特に医者は、全員読んだ方がいい。 ついでに、この著者の他の本も読んだ方がいい。 医師こそリベラルアーツを、とか言って、いかにも「今どき」の自己啓発本やお手軽哲学本を読んでドヤッてる場合ではない。 ひとまず、「コロナ禍と出会い直す」において、我々医師、特に若手ではない医師が自覚的でなければならない重大な課題が突きつけられているので、備忘のために触れておきたい。 それは、著者が「分析には至らなかったものの、コロナ禍を理解する上で極めて重

          医師のハビトゥス、という課題

          https://www.tokyo-np.co.jp/article/265537   南海トラフ地震の真実 後れ馳せながら読んだ。「国策になることで大多数の人はおかしいと思わなくなる」(p200より)。この本は読んだ方がいい。 読んでて、コロナ対策禍における感染症屋や公衆衛生屋の挙動を想起せずにはいられなかった。

          https://www.tokyo-np.co.jp/article/265537   南海トラフ地震の真実 後れ馳せながら読んだ。「国策になることで大多数の人はおかしいと思わなくなる」(p200より)。この本は読んだ方がいい。 読んでて、コロナ対策禍における感染症屋や公衆衛生屋の挙動を想起せずにはいられなかった。

          「常識」は、「知識」や「因習」ではない!!

          1 以前から「常識」という言葉が非常に軽く扱われていることが気になっていた。いや、それは「常識」ではなく、「因習」または「知識」ではないのかね?と感じることが多い。  確かに因習や知識の受容には慎重であるべきだ。でも、常識をそれらと同じように扱っていいのかね?という疑問だ。 「常識」はデジタル大辞泉によると「一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。」とある。 普通の知識、とは何?知識と判断力は結構別物のように思われるが? 「常識」は明治に作られた "

          「常識」は、「知識」や「因習」ではない!!

          自分は何故「右」と「左」がわかりにくいのか?①

          1私は「右」と「→」、「左」と「←」が咄嗟に結び付かない。 「左」「右」という「言葉」と実際の「方向」がなかなか結び付かないのだ。 少しは間をおけば「左右」という言葉とそれらが意味する方向が頭の中で結び付くのだが、👇のブログで書かれている通りのプロセスが必要である。 「右に曲がってください」という指示に対して・・・ インターネット上に、左右が苦手な人が選択しない方がいい職業に「医師」と記載しているサイトが多くて、ドキッとしてしまう。 「自分は左右の判断が苦手」と常に自覚し

          自分は何故「右」と「左」がわかりにくいのか?①

          兵庫県知事に対する告発文書問題・・・その2

          兵庫県知事に対する告発文の全文が👇に掲載されていたのを知り、読んでみた。 当初から「パワハラ」と「おねだり」が強調されているが、本当にやばいのはそれ以外の項目だった。 転載はさすがに控えるが、告発内容について備忘目的にメモしておいた。 1,前知事(井戸氏)とつながりが深かった五百旗頭氏を冷遇していた件(なお、同氏死去と直接関連つけるのは、さすがに飛躍があると感じる) 2,知事選挙に対して事前運動が行われていた件(これは以前から噂レベルで聞いたことがあった) 3,すでに次回

          兵庫県知事に対する告発文書問題・・・その2

          「南海トラフ地震臨時情報」について

          とりあえず備忘のために。 この臨時情報は、南海トラフ沿いで比較的大きな地震が起こった際などに出されるものであり、それ以上でも以下でもない。 大規模地震発生の可能性は1%に満たない。もちろん何も起こってない時よりは高いが、それは当たり前のことだ。 そもそも南海トラフ沿いは頻繁に地震が起こっている。 その中でも日向灘は地震多発地帯である。 今回の地震が起こる前から、南海トラフ地震発生の可能性は常に警戒すべき事態である。 つまり、祭りのように騒ぐのではなく、「いつも通りに

          「南海トラフ地震臨時情報」について