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#エッセイ

大逆転 徳川家定の逆襲

大逆転 徳川家定の逆襲

「大逆転徳川幕府 家定の逆襲」は1980年代末か1990年代初頭に入手した同人誌小説です。内容は当時はやってた仮想戦記もので幕末のペリー来航時の家定の中に昭和産まれの歴史ヲタク(学者ではなくヲタクなのがミソ)が時代を遡ったのか平行世界なのか不明ですが転生して、その幕末知識を利用して幕府を立て直していくというものです。当時そういった話がはやっていました。太平洋戦線ものや欧州戦線もの。照和の世界に転生

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山田太一の手紙とエッセイ、小説から受けとった切実で大切な言葉

山田太一の手紙とエッセイ、小説から受けとった切実で大切な言葉


1.生きる力と輝きを与える「山田太一からの手紙」

 一周忌の特別番組「山田太一からの手紙」を見た(以下敬称略)。
山田太一の荒々しく力強い筆跡が意外だった。
 山田太一のインタビューを見ると、冷静で理知的で、笑顔を交えて語る山田太一は、もっと繊細で丁寧な筆跡だと想像していた。

 この番組で「ふぞろいの林檎たち」(1983年~)で容姿にコンプレックスを抱く綾子を演じた中島唱子への手紙が印象に残

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矛盾の芸術:宮沢賢治と宮崎駿に学ぶ「今を生きる姿勢」

矛盾の芸術:宮沢賢治と宮崎駿に学ぶ「今を生きる姿勢」


1.宮沢賢治:災害と社会の矛盾の中で成長

 宮沢賢治と宮崎駿が子供の頃生きた時代と震災や津波、異常気象、パンデミック、戦争が続く今の時代とが重なるように思える。
 昔から親しんできた二人の作品が、今になってリアルに感じ、現代と照らし合わせて今一度、彼らの表現の背景を考えたみた。

 宮沢賢治の生きた時代は、冷害による凶作、日露戦争、第一次世界大戦、関東大震災の、明治から大正1933(昭和8)年

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芸術への旅  第2回 

芸術への旅  第2回 

人は何故、美しいものに惹(ひ)かれるのでしょう?

人は何故、芸術に惹かれるのでしょう?

それは、”神”が・・・

美しいもの、芸術を愛しているからです。

私たち、人間は・・・

”神に似せて造られた”と言われております。

ですので、我々が、

美しいものを愛し、芸術を愛するのは、

当然の事なのです。

私は何故、美しい女性を愛するのか?

それは、最高神、全知全能たる”ゼウス”が、

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38年前の16mm映画上映で学生と共感できた閉塞感と希望

38年前の16mm映画上映で学生と共感できた閉塞感と希望


1.38年前の自作16mm映画「モノトーンの夏」再上映

 映画「モノトーンの夏」は、19歳の友人Aの突然の死から、彼の彼女と友人Bが、死を受け入れられず呆然と時を過ごし、突発的な行動に出る小さなロードムービーだ。
 彼女はレコードを万引きし、友人Bは停めてあった軽トラックを盗み、行き場のない思いで車を走らせ、海でビールを飲み、死のうとするが...。
という50分弱の中編映画だった。

 学校の

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[詩]夜間飛行

[詩]夜間飛行

ポラロイドに映る世界は
目に映る世界とはどこか違う
幻を追いかけるような
どこか虚しくて切ないと感じる

フェアンヴェー?ゼーンズフト?
僕は彷徨う
ヴァンダールスト
僕を掻き立てるのさ

夜空を滑る飛行機の中で
見える景色は星の中を泳ぐよう
ああ、まるで僕は夜光虫
あなたはこの夜景のどこ光だろう
想いを爆ぜる夜間飛行

「戸惑いの言葉よりも今は
トワイライトに溶け行った方が
心がざわつかないのか

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HKB(6) チャップリンの秘書だった高野虎市の「警鐘」(前編)

HKB(6) チャップリンの秘書だった高野虎市の「警鐘」(前編)


高野虎市、チャップリンの秘書となる高野虎市、シアトルへ行く

今から約100年前のこと。
移民としてアメリカへ渡った高野虎市(こうのとらいち)が、喜劇王、チャーリー・チャップリンの秘書になれたのは、いったい何故だったのでしょうか?
 
高野虎市(戸籍上は「虎一」)は、明治18年(1885)、広島県安芸郡八木村(現広島市安佐南区八木)の裕福な家庭に生まれました。

八木尋常小学校に入学しますが、学

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「でくの十蔵感想+自己紹介的な」

「でくの十蔵感想+自己紹介的な」


「夢です! 夢を見たのです。
 おふじは、男に頼らねば生きられぬ女なのです。
 それがしでなくても、よかったのでございましょうが。
 
 ただ、それがしは、初めて夫婦(めおと)の
 情という物を、知ったような気がしたのです。

 助次郎の屍を埋めたそれがしにとっては、
 もう、その夢の中でしか生きられないのです。」

ご挨拶と自己紹介的な

いきなり何事かと、驚かせてしまってすみません。
冒頭の

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映画“PERFECT DAYS”オリジナル劇場ポスターを描きました|une_pen @une_pen #note #映画感想文 https://note.com/kamasu1th/n/n8c97bc045c49

心の奥底にある「思い込み」が、あなたの未来を決める

心の奥底にある「思い込み」が、あなたの未来を決める

そっと目を閉じて、深呼吸をしてみてください。

心の中にある、小さな声に耳を傾けてみましょう。

「私はダメだ」
「どうせうまくいかない」
「幸せなんてありえない」

そんな声が聞こえてきませんか?

実は、これらの声は、あなたの中にずっと根付いていた「思い込み」なのです。

この思い込みはまるで頑固な鎧のように、あなたの心を覆い尽くし、真実を見えなくしてしまうのです。

例えば、「私は人見知りだ

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箸が止まらない!幸せを感じる【蛇腹きゅうりのピリ辛漬け】〜サトウのひみつレシピ〜

箸が止まらない!幸せを感じる【蛇腹きゅうりのピリ辛漬け】〜サトウのひみつレシピ〜

料理、楽しんでる?
こんにちは熊猫社中洋食キッチンSato
オーナーシェフのサトウです!

箸が止まらない
蛇腹きゅうりのピリ辛漬け🍳✨

▼結論

蛇腹切りしたキューリを3cmに切り塩を入れた水に入れ10分置き絞って水気を切り、白ワインビネガー、しょうゆ、オリーブオイル、豆板醤、白ゴマを合わせたものと混ぜ合わせ漬け込み冷まし完成。

↓ 詳しいレシピCheck ↓

▼材料2人前

きゅうり 

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『マーライオン』がやってくる

『マーライオン』がやってくる

謎なんですよねえ。

ホント。

『その人』は週に1・2回、必ず私のポストの前の排水溝のところに『何食わぬ顔』をしながらやってきます。

そして、やおらその排水溝めがけて「結構な量のマーライオンをすませて」から、再び『何食わぬ顔』をしながら去っていきます。で、その去り際に妙に目が合うんですよ。

これを僕になったつもりで、どうか想像してみていただきたいんです。

どうです?

ねえ。

メチャクチ

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