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【映画感想文】メディアはZ世代とか言ってるけどさ、いまの若者は70年代みたいにシラケているのが大多数かも - 『ナミビアの砂漠』監督: 山中瑶子
話題の映画『ナミビアの砂漠』を見てきた。 監督の山中瑶子さんは27歳。19歳から20歳にかけて制作した『あみこ』という作品がぴあフィルムフェスティバルの観客賞をとったとか。そして、主演の河合優実さんは23歳。高校生のときに『あみこ』を見て役者を志したらしい。 あまりに劇的なつながり過ぎて、まるでジャンプの漫画みたい! と胸が熱くなる。そんなドラマチックな二人のタッグで撮られた本作の主人公は東京で暮らす21歳の女の子・カナ。脱毛サロンで働き、歌舞伎町に入り浸り、趣味も
【映画感想文】お金ってなんだっけ? 貧乏夫婦が地域通貨の最前線を探る半ドキュメンタリー・半フィクションの傑作! - 『ロマンチック金銭感覚』監督: 佐伯龍蔵・緑茶麻悠
この前、テアトル新宿へ行ったとき、気になる予告編が流れた。 和歌山の田辺・弁慶映画祭で賞をとった『ロマンチック金銭感覚』という作品なのだが、フィクションのような、ドキュメンタリーのような独特な雰囲気に心をつかまれた。 しかも、テーマはお金! インディーズ映画が見て見ぬ振りをするけれど、実際はみんな、そのことで悩み苦しんでいるど真ん中の問題に挑戦しているのだと知って、興味が湧いた。 東京の上映期間は8月23〜27日と短いけれど、その結論を確かめたくて、初日にどうに
【映画感想文】話題の自主制作時代劇を見てきた! 老若男女が楽しめるど真ん中のエンタメだった! - 『侍タイムスリッパー』監督:安田淳一
低予算で作られた『カメラを止めるな!』が全国的に大ヒットし、外国でリメイクされるなど、インディーズ映画の奇跡と呼ばれて7年が経った。いま、再び、同じような奇跡が起こりつつある。 57歳の安田淳一監督が愛車を売って資金を作り、京都で米農家を営みながら、脚本や編集など裏方仕事を1人で11役も務めつつ、わずか10名ほどのスタッフで作り上げた自主制作映画『侍タイムスリッパー』の上映が口コミで各地に広がっている。 監督自ら、『カメラを止めるな!』のヒットを分析し、狙って起こし
【映画感想文】夏鈴ちゃん主演の青春映画が半沢直樹なマリみてって感じで面白かった! オリジナル脚本なのがいい! - 『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』監督: 小林啓一
櫻坂46の藤吉夏鈴ちゃん初主演映画が公開されたので劇場に行ってきた。夏鈴ちゃんのミステリアスな可愛さが好きなので、それを大画面で観れるだけでも十分魅力的だった。なんなら『Start over!』をスクリーンで流すだけでも見に行ってしまうだろう。 ただ、今回、その映画も普通に面白そうなので期待値は高まっていた。 人気アイドルが映画に出るとなったら、最近は原作ありのものが多い印象。少女漫画を映画化し、メインキャストの男女に若手アイドルを揃え、売り出し中のバンドが主題歌を務