「うちの子はしっかり自立できるように厳しく躾けます」 「躾は大切だが、どのように厳しく接するんだい?」 「泣いているなら泣き止ませる 怖がっていてもやらせる 厳しくすれば自立が早いですよね」 「それは逆効果じゃ 子供は感情を受け入れられると自立できる」 心は守られると自立しやすい
「私が嫌なことが起こると思うときは、だいたい当たるんです」 「それは、あなたが自分の予感は正しいと信じているからだ」 「私の予感に間違いありません」 「その信念によって予感は当たるのではなく、予感が実現するように脳が行動を制限する」 自分にとって都合の良い未来を想像し信じよう
「人とのコミュニケーションはときに面倒ですね」 「なぜそう思う?」 「意見が合わないと、自分の思うように事を進められないからです」 「自分の望むように相手を変えたいのか?」 「望む結果を得るためには」 「だが、コミュニケーションの本当の喜びは、自分が人に変えられ進化することじゃ」
「あんなやつを課長に昇進させるなんてうちの会社は馬鹿ですよ」 「人事権のないおまえが、会社の文句を言っても幸せになれん」 「どうしてですか?」 「陰で文句を言う人は、会社を評価している 会社をコントロールできないのに、上から評価をする 自分がコントロールできることに集中しなさい」
ジェームズ・バリーはピーターパンで有名な英国の童話作家 やりたいことを仕事にすることに拘る人がいる だが、望む人生を実現する仕事とは、必ずしもやりたいことだけをやれるとは限らない やりたくないこともやらなければならないときがある 空想の物語を描く作家だからこそ、言葉に重みがある
「短所を克服して弱点をなくします」 体力がない人は持久力をつける 身体が細い人は筋力をつける たしかにそれも大事だろう だが、チームマネージャーが取り組むべきは、メンバーの長所を最大限に活かすこと それぞれの長所が仲間の弱点を補うことで、その集団は強くなる
「過去と他人は変えられない」 もしこれが人間関係の原則であるなら、相手のために変わってもらおうとする愛や優しさは不要なのだろうか? 人間関係の学びを深めると、必ず突き当たる壁だ 他者の言葉が自分を変えるきっかけになることはある 大切なのは、相手を変えることに執着しないこと
「思い通りにならないからやめたいです」 自分の思うように事が進むと、人はコントロールできる感覚が高まり幸せを感じる だが、野球もサッカーも、思い通りにならないから面白い 面白いゲームに制限はつきものだ 諦めずに挑戦を続けよう 思い通りにならないことの中に、喜びの種が隠れている
寺山修司は昭和の劇作家 映画でもドラマでも、悪口を言われるのは主役で、言う方は常に脇役だ 悪口を言う心理には、妬みや羨ましさがある もしもあなたが悪口を言われているなら、それはあなたを引き立てるための場面設定 悪口は言われる方が主役 きっと輝かしい主人公の物語が待っている
松下幸之助は経営の神様と言われるパナソニックの創業者 経営の神様は、病弱だったおかげで人を動かす仕組みができたと話していた 人の気持ちになれるとは、相手の立場になって共感できること 人は自分をわかってくれている人のためなら、頑張ろうと思える 知っているのとできているのは大違いだ
「幸せになるとっておきの方法を教えてください、感謝以外で」 「相手が努力したことを褒めなさい」 「どういうことですか?」 「炎天下で働いていて偉いね→私の働く環境はそれよりましで幸せだ 今日の夕飯美味しかったよ→そんな食事を食べることができた私は幸せだ」 人を褒めると幸せになる
「自分自身に勝って、絶対に成功させます」 「自分に厳しいのじゃな」 「そうしないと、怠けたり行動しなくなるんです 弱い自分に打ち勝ちます」 「だが、弱い自分を敵にみなすと、同じように弱音を見せる他人に対しても攻撃的になってしまう」 どんなときも、自分が自分の一番の味方でいよう
「また大変な事が…私の人生は波乱に満ちています」 「お前にとって、人生とは何だ?」 「人生?」 「人生を何と定義している?」 「人生とは…冒険ですね」 「それが原因じゃ 人生を冒険と捉えているから、山あり谷ありの難関が訪れる」 人生イージーモード 人生に対する信念を変えてみよう