テルル Te

いつか本を描きたい。好きな動物はネコ。興味を持っていただけたら幸いです。 お仕事の依頼はコメントもしくはTwitterのDMでお願いします🤲

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マガジン

  • ポエム

    創作ポエムを綴ったマガジン。 1週間に1回を目安に投稿中。 スキしてくれると嬉しいです。

  • 黄昏の黙示録

    2022年9月より、月刊連載として小説を投稿していきます。 こちらの方にマガジンとして纏めていこうと思います。 何卒よろしくです😂

  • 私の哲学

  • 青春の1ページ

    青春を切り取った作品をまとめたものです。

  • 内側の内側は外側

最近の記事

[詩]サルウェ

誰かの言葉が呪いのようにベットリと染み付いてサンタフェ 多様性だなんて言えば免罪符とでも?便利な言葉なんだね。 口が話すその言葉に脳死したみんなに 少しはその言葉の意味を自分で考えてみたらどうだい? 君が言葉を失ったのなら僕が代弁者になろう 叫べない想いがそこにあるなら ルールが曖昧だからと諦めるのならば 想像よりも明るい未来を2人で描こうと 歌えない魚は口をパクパクと動かすだけしかできないない 何を伝えるにも醜い目で見つめるだけじゃだめベリファイ 開発前夜悩んだ末に

    • 第ⅩⅦ章 (最終章)世界の初まりとヘスぺロス・アギーアイランド−3_Q .

      Vol.3 テルル・デカ・ダンス  蒸し蒸しとした空気がいつの間にか少し軽くなった気がした。夏の澄んだ青がどこか薄くなって入道雲が小さくなっている。小さな窓から見える木漏れ日に僕は目を凝らしていた。この檻の外で起こっていることがどうなっているのか。僕は思いを爆ぜながら静かな時を過ごしていた。彼女達が来なくなってからはや1週間ー。来なくなったという事は、彼女達はきっと動き始めたという事なんだろうと思った。ふと思う。革命とはなんなのだろう。この社会において。それは、国家転覆やテロ

      • [詩]Lycoris

        路上に咲いた赤い花 今日も命を燃やして歌っている 孤高にも見えるその姿 僕は何処か憧れていたんだよ 雲は澄んでいく 時間は季節を回してく 歌は僕の背中を押したんだ 誰かを好きになるとか愛だとか 本当の意味を教えて くだらない問いだなんて投げないで 誰かと触れ合うこととか離れるとか 何度も考えても分からない 不完全な僕のエゴの歌を今日も歌う 路上に咲いた赤い花 酷く儚げに雨に吹かれている 後生だからどうか朽ちないで 僕は何処か支えられていたんだよ 歌は住んでいく 明るい

        • [詩]ナーデル

          いつものように朝がきて 手元に届く感情を交差させる 眠たい目を擦りながら 奏でる言葉を楽しいと感じてた このダイスを振ることを 知らないうちに逃げていた 繰り返すだけの日々でいい 小さな幸せだけでいいんだと 別れは突然、それは必然 予定調和を飾るように 僕はフリックを失った どうしてあの時伝えなかったんだろう? どこかで怖気づいてさ どうして永遠を描いてしまったんだろう? そんなの儚い線香花火 一緒にいられたなら 誤魔化しの合図を溶かして 君の声を聞かせてほしい もう一

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        記事

          [詩] 真夏の夜、君と空は満開で

          まだ鳴り止まないで もう少し時間が欲しい 暑がりの僕は今日も汗をかく 日影を探して夏を泳ぐ そんなある日に君を見つけたんだ 素敵な恋の予感がした 七つ下りなのにも日差しはギラリ 容赦なく世界を照らしてる そんなあるに日君を誘ったんだ 真夏の夜の花をみようと 俯いたままの心はどこかでさよなら 今はもう君に夢中になってしまった 恋しているポエトリー 夜空を彩る大輪を全部二人占めしよう 内緒で屋上に登ってさ 短夜の星涼しいけどこの胸は汗をかく 凛とした君の横顔 見上げた空は

          [詩] 真夏の夜、君と空は満開で

          第ⅩⅦ章 (最終章)世界の初まりとヘスぺロス・アギーアイランド−2

          Vol.2 悪戯のアリストテレス 「ルドラになりたい。」そう決意してから、私は具体的にどうしたらいいのか分からなかった。彼にこの想いを伝えるべきであるか。否か。彼が私にそんなことを言ってしまっても、裁判中の彼は何も言ってくれないかもしれない。ここで、ルドラのなり方なんて言ってしまえば、いやでも証拠になってしまう。そんなことはしないだろう。でも、そんな用意周到な彼がどうして警察に捕まってしまったのかは謎だ。私はウロチョロウロチョロと狭い部屋を歩いた。 「痛いっ。」 私は何か固い

          第ⅩⅦ章 (最終章)世界の初まりとヘスぺロス・アギーアイランド−2

          [詩]夜間飛行

          ポラロイドに映る世界は 目に映る世界とはどこか違う 幻を追いかけるような どこか虚しくて切ないと感じる フェアンヴェー?ゼーンズフト? 僕は彷徨う ヴァンダールスト 僕を掻き立てるのさ 夜空を滑る飛行機の中で 見える景色は星の中を泳ぐよう ああ、まるで僕は夜光虫 あなたはこの夜景のどこ光だろう 想いを爆ぜる夜間飛行 「戸惑いの言葉よりも今は トワイライトに溶け行った方が 心がざわつかないのかもね」 皓々とした光に見惚れている フィリグラン?コップフキーノ? 僕は描けな

          [詩]夜間飛行

          [詩]国道69

          本当の自分は誰よりも傷つきやすくて 笑顔で悲しみを塗りつぶしてた 走り始めるしか救いはないのだと思って 止まることを考えないようにした 自分が思う正しさを否定したくなくて 正論を掲げて自分に嘘はつきたくない 何処かに隠した感情を 永遠にこじ開ける事はないと思ってた そんな世界に君がやってきた 君がいたから私は私でいれる 消えてしまいたい青い春も 投げ出した集団生活も 君と出会えたからどうでも良くなった 蜘蛛の巣だらけの心に 風が吹く あゝ一緒に歌っていこうよ 心が鬱屈し

          [詩]国道69

          第ⅩⅦ章 (最終章)世界の初まりとヘスぺロス・アギーアイランド

          Vol.1 黎明楚歌  法廷内はざわついていた。長い長い梅雨が始まり、ジメジメとした空気がまとわりついてくる。冷房はしっかりと効いているはずだが、きっと中にいる人たちの熱気のせいだろう。誰もが真剣にこの裁判に注目していた。裁判長が定刻になったことを確認し、口を開いた。 「それでは、開廷します。被告人は前に出てきてください。」 被告人はゆっくりと落ち着いた様子で証言台の前に立った。彼の目は、朧げでもなければ何かの野心に取り憑かれているようには見えない。 「被告人の名前を

          第ⅩⅦ章 (最終章)世界の初まりとヘスぺロス・アギーアイランド

          [詩]傘

          線状降水帯戦場降参したい 誰かと争うなんてメンタルが無理 桜咲いていた季節に戻りたい 木綿豆腐いつまで経ってもスピる 流れていく時間は 濁流のように過ぎてゆく ワガママな言葉を ピンク色に染めて欲しい あなたのことが大切だから 僕は傘を届けにあなたの元へ行くよ 気が狂いそうな熱帯夜に 誰も褒めてなんてくれないけどさ あなたに傘を指すことができたら 僕の心は半分濡れてしまうだろうと 傘の中から降る雨がいる 承認欲求にカビが生えていく 雨受けは溢れている 夢夢誰かに汚され

          [詩]メタフィジカ

          揚げ足をとって楽しい? 馴れ合いなんてくだらない 私を大切にしてくれないんでしょ? サザレ波が語りかけた 情けない顔をしてんな 鬣を尖らせて心を剥き出せ 愛しすぎて見えなくなっている どうして一緒にいるのかを 愛しすぎてまた許してしまう 泣いているのよと夜空に飛ばして流れ星 カルト的な形而上的な 私あなたを愛してる カルト的な形而上的な 短足なのは無知だから 鮮やかなコントラストに 遠近法は消失した なけなしの感情が哀 いたたまれないの掛け合い 逃げられないあなたのモ

          [詩]メタフィジカ

          第16章 人間農場-2

          Vol.2  僕は、一連のニュースについての祝杯をみんなであげていた。銀座にあるちょっと小洒落た個室のすき焼き店。たまには贅沢をしませんかという二階堂さんの提案によって開催された。美味しいすき焼きに舌鼓を打ちながら、僕らは今回の事件を振り返っていた。 「うまくいきましたね。」僕はみんなに言った。 「大臣二人を連続で辞任させることができるなんてすごいです。斎宮さんのアイディアがとても良かったんですね。」七海がいう。 「ありがとうございます。ずっと前から、こういう不正を行っている

          第16章 人間農場-2

          [詩]分水領

          自己暗示かけて直しては 自分に色眼鏡を使っている 酔いどれ知らずの私 教習所でとらいぁと学んだのは 下手くそなルールでの縛りだって 我が道を行けばいい テキトウなまま道を出て忘れた 誰か私のマップを知りませんか? 何十回何百回だって妄想した 自分が天才なんだって空に叫んだ 口癖だけは適当なんかじゃない 秒速30万ですぐに飛んでゆくから 私は最強なんだって歌っていくんだ 社会の奴隷の大人に構わずに mass とを選択するのは バカのやることだと叫んでいる よーいドンなんて

          [詩]分水領

          第16章 人間農場-1

          Vol.1  物語の結末は僕の心に何か複雑な感情を落としていった。主人公の死を持って終わった物語だった。復讐に踊らされて、最後はその虚しさを感じながら死んでいった。自分と何処か重なるところが有るような無いような感情だった。僕は、読み終えた本を本棚にしまった。僕の物語は、今描いている途中だ。そう思いながら、僕は眠りについた。  眠りから覚める時、目覚ましよりも早く起きてしまう時がある。遠足の前や修学旅行の前日など、なにか楽しいことがあると、胸が躍るようだった。今もそうかもしれな

          第16章 人間農場-1

          [詩]あゝ、またΨ

          おはよう、おやすみまで言えたならなんてさ どんなに幸せだろうか 見えない未来を描こうとしてインク切れ 最後にワガママを一つ聞いて欲しい 明日もまたΨ 辛ラーメンのカプサイシンは辛辣な現実 犬に吠えられて鳥に盗まれたソフトクリーム あゝスクロースのように甘い現実に浸りたい 瞬きは走り出す合図 眠たさを誤魔化すスパイス 泣き出しそうなアヒル おはよう、おやすみまで言えたならなんてさ どんなに幸せだろうか 見えない未来を描こうとしてインク切れ 最後にワガママを一つ聞いて欲しい

          [詩]あゝ、またΨ

          第15章 運命の女神−2

          Vol.2 仙石原 シヴァ:教祖は、あなたに興味を持っています。 セレン:なぜ? シヴァ:あなたは、我々には向かい、降り注ぐ不幸の豪雨を前にしても、我々に牙を向けてきた。その、行動力に。その執念は、教祖の心すらも動かしているということですよ。 セレン:教祖の心を動かしても僕には何の嬉しさもない。 シヴァ:まあまあ、そう言わずに。我々からすれば、素晴らしいことです。我々が教祖の心を動かすことなどないのですから。ある意味羨ましいことです。妬ましいほどに。 そうメッセー

          第15章 運命の女神−2