坂本猫馬
「現実」という靴をお脱ぎになって、おとぎ話を読む感じで、 ご覧頂くと、お楽しみになれる、猫馬エッセイワールドです。
オマエが好きだ！ 好きで、好きで、好きで、たまらないんだ！ ５０近くになる、オッサンの、このオレが、 小さくて、かわいいオマエを好きだなんて、 こんな事を聞いたら、 世間のみなさまは、きっと笑うだろう。 後ろ指をさして、笑うに違いない。 でも！でも、いいんだ。 笑われようが、見下されようが、 そんな事は、どうだっていいんだ！ オレは、お前が好きだから。 好きで、好きで、どうしようもないんだ。 恋だとか、愛だとか、 そんな言葉遊びは、やめてくれ。 オ
昭和１８年８月２６日 成岡「やっと着いたぜ！ やっぱり故郷はいいねえ！ こっちが先になって悪いが、 ハチ、少しの間、 我慢して待っててくれよ！」 成岡は、今、４年ぶりに故郷、高知にいる。 あれから成岡は、数々の作戦に参加。 華々しい武勲（ぶくん）を立てる。 上層部にも認められ、作戦終了後、 １か月の休暇を、与えられた。 一刻も早く、上野へと向かいたかったが、 母親の具合が悪い、との知らせを受け、 まずは、高知により両親に先に会い、 その
我が家の、立派な柿の木さん。 私が、小学校にあがる記念に植えた柿の木。 私と何年も変わらず、共に生きてきた柿の木。 私が世を捨て、 世捨て人の暮らしをしていた時も、 立派に成長していた柿の木。 今年も、赤くて美味しい、柿の実をありがとう 私は、体が弱いから、長くは生きられないけど 私が、いなくなった世界でも、 近くにある、百年を超える、 先輩、柿の木みたいに、 立派に、育っておくれ。 毎年、毎年、 赤くて、美味しい柿の実を、ありがとう！
河原のエロ本、かわいそう。 褪せた女優が、泣いている。 ふやけてしまって、かわいそう。 風雨にさらされ、かわいそう。 私が、もらって帰りましょう。 群馬の”アランドロン”と、言われている、 ある美しい中年男性が、 美少年、美青年の頃。 ８０年代後半～９０年代くらいの思い出。 エロは、人を幸せにします。 エロは、人生を豊かにします。 エロは、国家を繁栄させます。 エロは、人類を幸せにします。 エロは、地球を救います。 エロい自分を、誇りに思いまし
時代劇、それは、日本人の心です。 お若い方たちは、背も伸びて、 足も伸びて、顔もキレイになった。 ですがどうでしょう？ 大事な日本人の心は、ありますでしょうか？ 時代劇が、お茶の間から消えつつありますが、 それと共に、日本人の心も消えつつあります。 日本人の心を、無くした日本人。 果たして、それは・・・ 日本人といえるのでしょうか？ 本日は、そんな世の風潮に逆らい、 あなた様に、日本人の心を 思い出して頂きたくて、 時代劇への招待状を、お送りしました
上州名物 からっ風 自転車も、先行く人も、 前に進めなくなるほど、 強烈な風の からっ風。 そんなオマエの強い風で、 もう、他人の物になってしまった あの女性（ひと）への想いを、 吹き飛ばしておくれ。 未練たらしい、私の想いを、 吹き飛ばしておくれ！ ウェディングマーチの流れる中で、 「早く、こいつと別れて、 私の所へおいで！」 と、笑顔の下で、こっそり願った、 私の醜い心を、吹き飛ばしておくれ！ どこまでも、どこまでも、 世界
言葉は、魔法。 アナタは、ステキな魔法使い。 言葉は、魔法。 人を楽しませ、勇気づけ、励ましたり、 悲しませたり、涙させたり、 傷つける事だって出来る。 アナタは、ステキな魔法使い。 アナタの言葉で、元気づけられ、 励まされたり、勇気をもらったりして、 立ち直れたり、 前へ進めたりする人たちがいる。 アナタの言葉は、ステキな魔法。 えっ？ 私は、そんな魔法使えないって？ ご冗談をｗ
アフリカ サバンナの草原 無数の生と死が、 無限に繰り返される 動物たちの楽園 今、とあるシマウマが、ライオンに喰われている。 シマウマは、自分が喰われて行くのを、 顔にかかる血しぶき、裂ける肉、折れてゆく骨 その絶望の全てを、激痛と共に感じ、 やがて意識は薄れ、無くなる。 そして、シマウマの、”いのち”は消える・・・ シマウマは、いのちが消える前に、 美味しかった草の味・・・
「オレの相棒（あいぼう） 第９回」を、 早速、ご覧頂きまして、 ありがとうございます。 本タイトルは、本編でないので、 （あいぼう）を入れると、 長くなるので省略しております。 さて、第９回に頂いた、 「女王まりか様」からのコメントに、 お答えする形で、第９回に追加しても よかったのですが、かなりの長編に なったのもありますし、 既に、たくさんの方が、 お読み頂いたので、新たに記事として 追加して、第９回本編にリンクを 貼る形にしようと思いまして、 短いですが、補足記事
”ハチ！我慢してくれ！” ”少しだけ、辛抱してくれよ！” ”頼むから、言う事聞いてくれよぉ～！” ハチの輸送準備をしている。 成岡と別れたハチは、 数日間、成岡や 共に遊んでくれた 隊員たちの姿がなく、 独りぼっちで、 さみしく、 時折、木の上に登り、 その時間を過ごしていた・・ そして、今日出発となったが、 ご覧の通り、悪戦苦闘している。 三宮少尉たちが、 竹製の大きな檻を、 急ぎ作り、 嫌がるハチを、 なだめながら、 檻に入れると、 輸送は、どうしても、
「成岡正久・・・・？ 誰だったかしら？」 帝都、この時代、そう呼ばれた東京。 今、一人の女性が、 成岡からの、手紙を開けようとしている。 「ハチちゃん！ そうだわ！小隊長さんだ！ こんなに大きく・・・ え～と・・何々・・」 読者は、第３回で登場した、 宮先生こと、宮操子を、 覚えておられるだろうか？ 舞踊団を率いて、 慰問に来たが、熱病に倒れ、 小さいハチが、看病した あの、宮先生である。 手紙を読み進めると、 数枚の写真と共に、 ハチの成長が、
ねえ？そこのキミ・・・ 眠れないの？ さっきから、時計と、 にらめっこばっかりしてさ、 やめなよ、そんな事。 ん？私の事・・忘れちゃってる？ 誰だ？この女って顔してる！ ひっどいな～。傷ついちゃうよ、私。 私は、ず～っと、キミの事、忘れずにいたのに。 まあ、いっか・・許してあげるよ。特別にね！ 話してるうちに、私の事、思い出すといいけど・・・ それよりさ、そんな所にいないで、こっちおいでよ。 あの頃みたいに、”膝まくら”してあげる。 何？もしかして照
「あ～、急がなくっちゃ！ お察（さつ）、時間がないから、 髪を束ねるだけでいいわ、 櫛（くし）を、挿（さ）してね。」 察「はい、お道（みち）様。 ご正室様の、急なお呼び出し。 急ぎといえど、 お道様に、恥をかかせるわけには、 参りませんので・・・ はいっ！出来ました！」 お道「ああ～、良かった！ お察、いつもありがとう。 行って参ります。 ・・・・あれ？ またなの？ 私の草履（ぞうり）が
人は何故、美しいものに惹（ひ）かれるのでしょう？ 人は何故、芸術に惹かれるのでしょう？ それは、”神”が・・・ 美しいもの、芸術を愛しているからです。 私たち、人間は・・・ ”神に似せて造られた”と言われております。 ですので、我々が、 美しいものを愛し、芸術を愛するのは、 当然の事なのです。 私は何故、美しい女性を愛するのか？ それは、最高神、全知全能たる”ゼウス”が、 美しい女性が、好きだったように、 神が、美しい女性を愛するからなのです。 芸術
スキは、突然やって来る！ 特に、今まで何とも思わなかった、 同じ職場のＳさん。 特に、何かあったわけでもないけど・・ 急に、スキになっちゃった！ Ｓさんって、特に恰好いいって感じじゃないけど、 仲がいいって、わけでもなくて・・・ 仕事以外の話って、した事ないかも・・ でも、急にスキになっちゃった！ 意識しちゃうと、なぜか、 何度も、目が合っちゃったりして、 いつも通りに連絡事項を、 伝えるだけなんだけど、 何か、ドキドキしちゃうの。 ねえ、私ってお
何も、浮かばない？ タイトルも、浮かばなくて、 「ああ～っ！ もう！ 私って、何も書けなくなっちゃった！」 って、そう思ってるんじゃない？ 大丈夫だよ！ そんな深刻な顔しないで キミが、何も書けない？ 本当にそう？ ゆっくりと、深呼吸してごらん 落ち着いて・・・
