「うちの子はしっかり自立できるように厳しく躾けます」 「躾は大切だが、どのように厳しく接するんだい?」 「泣いているなら泣き止ませる 怖がっていてもやらせる 厳しくすれば自立が早いですよね」 「それは逆効果じゃ 子供は感情を受け入れられると自立できる」 心は守られると自立しやすい
「人とのコミュニケーションはときに面倒ですね」 「なぜそう思う?」 「意見が合わないと、自分の思うように事を進められないからです」 「自分の望むように相手を変えたいのか?」 「望む結果を得るためには」 「だが、コミュニケーションの本当の喜びは、自分が人に変えられ進化することじゃ」
ジェームズ・バリーはピーターパンで有名な英国の童話作家 やりたいことを仕事にすることに拘る人がいる だが、望む人生を実現する仕事とは、必ずしもやりたいことだけをやれるとは限らない やりたくないこともやらなければならないときがある 空想の物語を描く作家だからこそ、言葉に重みがある
寺山修司は昭和の劇作家 映画でもドラマでも、悪口を言われるのは主役で、言う方は常に脇役だ 悪口を言う心理には、妬みや羨ましさがある もしもあなたが悪口を言われているなら、それはあなたを引き立てるための場面設定 悪口は言われる方が主役 きっと輝かしい主人公の物語が待っている
「過去と他人は変えられない」 もしこれが人間関係の原則であるなら、相手のために変わってもらおうとする愛や優しさは不要なのだろうか? 人間関係の学びを深めると、必ず突き当たる壁だ 他者の言葉が自分を変えるきっかけになることはある 大切なのは、相手を変えることに執着しないこと
「思い通りにならないからやめたいです」 自分の思うように事が進むと、人はコントロールできる感覚が高まり幸せを感じる だが、野球もサッカーも、思い通りにならないから面白い 面白いゲームに制限はつきものだ 諦めずに挑戦を続けよう 思い通りにならないことの中に、喜びの種が隠れている