旧友と再会する機会が続いている。 つい先日言葉を交わしたような会話になる。 縁があって一時を共に過ごした仲間。 あれからお互い色んなことを経験してきたよね。 時折〝かつての私〟と〝今の私〟が入り混じるとき、 時の流れを感じる。 再会出来たことに感謝しかないこの瞬間。
「友情とは、二つの魂が一つになることだ」 (アリストテレス) 旧友との絆は 時間を超えて自分を支える礎となる 変化の激しい現代だからこそ 旧友との友情が持つアナログな価値は際立つ 自立とは複数の軸足を持って倒れないこと 友情で培った「足」を大切にする
『十余年』 貴女の括る 歳月に 揺蕩う気持ち 文字にし難く こんなに時が経ったねと葉書に踊る文字。郵便受けで見かける度に、歳月の中の諍いを想起する。嫌いにはなれないけど、筆を取るのはまだ早い気がして、文字を見つめてそっと置いた。時が来たら会いに行くよ、と思いながらも。