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日記8・帰省のお守りにしたい2冊
2025年も慌ただしく始まり、ぼーっとしていたら気がついたら仕事に追われている佐倉だが、皆さんはいかがお過ごしだろう。
年明けのこと、高校時代の友達から電話がかかってきた。友人に声が低くなったことを根掘り葉掘り聞かれた。そもそも別に隠してはないし、友人なので、構わないのだが、根掘り葉掘り聞かれまくってるせいで、面倒くさくなってしまった。
私の周りにはいないからと、ホルモン治療のきっかけは?パートナーとは?などなど。
自分の状態に気づいてからは、知ってもらう必要はあるから、と、使命感をもって問われることには、丁寧に言葉を尽くしてきたが、気心知れたら相手だからこそ、勘弁してほしいし、だからこそ、この数年、旧友とは意識的に距離を置いてきた。
関係性は変わらないけれども、変わらないからこそ問いかけも不躾だ。
そんな旧友に私は、
「トランスジェンダー入門」と「トランスジェンダーQ&A」を進めてみた。
どちらも同じ著者の本ではあるが、この本のテーマの一つには、今回の私のように根掘り葉掘り聞かれて疲れてしまう当事者やアライが質問者に「この本読んで」と丸投げ推奨本だ。
同書にも「そう使ってね」的なこととも書かれており、友人にしんどさを、遠回しに伝えることもできるかもしれない。
正月のような旧交を温める場面が多い時こそ、この2冊は帰省時のお守りとして持ち帰った方がいいかも知れない。
ちなみにトランスジェンダー入門は、オーディブルのでも聴くことができる。オーディブルユーザーにはこちらを勧めるのもありだろう。
次回友人とは5月の連休に会うことになりそうなので、それまでに読んでいてくれることを願わずにいられない。