花甘露

安住の地を求めてさまよう、しがないサラリーマンです。人生には、馬鹿馬鹿しいことも時には…

花甘露

安住の地を求めてさまよう、しがないサラリーマンです。人生には、馬鹿馬鹿しいことも時には必要なんだと思う今日この頃。ちょっと滑稽で笑えるお話を中心に書いてみようと思います。

最近の記事

報われた(?)母の善行

母の実母(祖母)は、思っていました。 娘(母)も結婚して子供を持てば、少しは苦労をし、自分(祖母)のしてきた苦労を思い知るハズだと。 何しろ、母は大変気性が激しくて、自己主張しまくる子供で、祖母は手を焼いていたのです。 でも、祖母にも原因はあります。 生まれてすぐの母を捨ててしまったのですから。 小学校2年生で実母の両親の所に逃げ帰って来た娘は、実母の言うことを聞く様な素直な子供ではありませんでした…。 祖母は、母に言い聞かせました。 「貧乏人らしく、大人しくし

    • 苦労人同士の絆

      母の実母(祖母)。 娘(母)のことが大嫌いで、喧嘩ばかりしていました。 可愛がっていたのは、息子(母の弟)の方。 母は、生まれてすぐに捨てられたのですが、小学校2年生の時に、実の両親の所へ逃げ帰って来ました。 その時、祖母は大変驚きました。 「なんて可愛げの無い子なんや!」 過酷な幼少期を過ごして来た母は、子供らしい心を一切持ち合わせていませんでした…。 母は、ショックを受けていました。 「自分の実母は、頭、悪いんとちゃうか?」 「何で、こんなアホで非人道的

      • 「お父さん」と呼ばれたくない?

        父の若い部下達。 その内の何人かが…。 何故か、盛んに、父に娘がいるかどうかを知りたがり…。 そして、言いました。 「『お父さん!』と呼ばせてもらって…」 (はぁ~?) これに、ゾッとする父(笑)。 そして、大きく首を横に振るのでした。 「アレは、いかん、いかん…」 どうやら、皆、父のお眼鏡に適わないらしい…。 ちなみに、私は、彼等と会ったことがありません…。 それでも、勝手にモテる不思議(笑)。 まあ、本当にモテているのは、父なのですが…。 父が、

        • 父が妻に望んだであろうこと

          父は、集団の中でいじめられている人がいると、必ず手を差しのべます。 転勤である職場へ赴任した父。 1人、皆からいじめられている青年がいました。 そこで、父は、いじめている人達に毒をお見舞い。 でも、父がいじめられることはありません。 とぼけた顔をしていても、何故か一目置かれる運命の人なのでした。 父の庇護の下、青年はいじめられなくなりました。 父はそんな彼を誘って、旅行など、よくお出かけをしていました。 ちなみに、彼は、父よりも20歳以上年下。 彼は、会った

        報われた(?)母の善行

          魅力の正体

          私の父。 穏やかな顔をしていますが、気持ちは強め。 結婚前の父は、怖いもの知らず。 当時の父の上司。 重役出勤で、定時にやって来ませんでした…。 それを見た父。 自分も上司と同じ時間に出勤。 しかも、ボロボロの服を着ていました。 「別に、良くね?」 (なんて、生意気なんだ…) この上司、電車の中で父を睨み付けるも、注意できません。 ちなみに、彼、とても厳しいと評判でした。 仕事もできたそうです。 父の前任者(父の友人)は、この上司に厳しく指導され、メ

          魅力の正体

          地道な努力

          今週の金曜日は、2社面接。 私の居る業界は、離職率が高く、同じ職場に1年も居れば良い方です。 職種経験者を募集するも、経験3年以上を条件とした途端、応募者がガタ減り。 何しろ、仕事を教えるという文化が無いのです。 皆、自力で這い上がって来たガッツマン。 性格もキツイ傾向にあり、優しい人達から脱落して行きます…。 ちなみに、私は、3年以上生き残ることに成功(笑)。 鈍感力で、ボスや先輩方のパワハラをやり過ごして来ました。 しかし、もう御免だぜ! 我慢できなくも

          地道な努力

          ちょい不真面目がモテるのだ!

          父の2番目兄(叔父)。 とても、真面目。 父とは、大違い(笑)。 この兄は、その性格故、いつも全力疾走。 母親(祖母)のワガママな要求にも、真剣に耳を傾けた挙げ句、いつも喧嘩へ発展。 兄の愚痴の聞き役は、父。 「お袋は、いい年をして、孫と競争ばすると!」 聞けば、負けん気の強い祖母は、県大会(100メートル走)で優勝した孫娘の表彰状が部屋に飾られるのを見て、「私の表彰状も飾れ!」と騒いだそうな…。 ちなみに、姉御肌で面倒見の良い祖母は、多くの人達のお世話をした

          ちょい不真面目がモテるのだ!

          末っ子のちゃっかり力

          私の父。 仕事ができる男として評判なのだそうな…。 そこで、かつて大手企業で重役秘書をしていた母にインタビューを開始。 当時の私は、小学生でした。 「お母さん、お父さんは仕事ができるんか?」 すると…。 「お父さんは、頭が良くて優秀なんよ!」 「仕事もよくできるんよ!」 とのこと。 ちなみに、母が人のことを褒めることは、滅多とありません。 今度は、父本人にインタビュー。 「お父さん、仕事ができるって、どういうことなんや?」 すると…。 「お父さんは、

          末っ子のちゃっかり力

          なんか凄いみたいだ…

          母の実母(祖母)は、信じていました。 自分の息子ほど良い子は、滅多といないと。 しかし、この息子、就職した途端、祖母に冷たく当たる様になります。 母は、言いました。 「アイツ(弟)、自己主張もせんと、ただ大人しくしとっただけやんか!」 「何もせんでおると、欠点も見えんさかい!」 「良い子やと勘違いしたんやわ!」 ちなみに、母は自己主張しまくる気性の激しい娘をやって、祖母には大変嫌われていました…。 しかし、困窮する祖母を支え、弟を大学に行かせたのは、母でした…

          なんか凄いみたいだ…

          準備は密やかに…

          今日は、2人の新人さんが入社。 さて、いつまで続くやら…。 ちなみに、4月入社のベテランさんと私は1年も経たない内に転職活動を開始。 新人さんの歓迎会を他所に、密かに冷めている我々2人。 2時間も立ったままで軽食をつまむこの歓迎会は、苦痛でしかありません…。 ひたすら黙ったまま、時間が過ぎ去るのを待つのみ(笑)。 仕事が滞るので、イライラも募ります。 直近では6月に入社したベテランさんが居たのですが、3日出勤しただけで退職。 「この職場の人達は、意地が悪くて、

          準備は密やかに…

          不運続きで心乱れて…

          4月入社のベテランさん。 今日は、とてもご立腹。 聞けば、机の上に、読むと不快な気分になる内容の怪文書を置かれたのだとか…。 これ、今回が初めてではありません。 犯人の目星は、付いています。 「アイツ、何様のつもりなんだよ~!」 「ボスの愛人か何かなの!」 「偉そうにしやがって!」 「ブリッコしてるけど、ちっとも可愛くないしさ~」 「ブスが!」 度重なる微妙な嫌がらせに、キレまくるベテランさん。 この職場の従業員達は、まるで女学生の延長線上にいるが如く。

          不運続きで心乱れて…

          業界は人手不足

          最近、職場の皆が体調不良。 多分、皆、風邪をひいている模様。 でも、余程のことがない限り休めません。 休んでいるのは、コロナ感染の1人だけ。 チームリーダーが、頭を抱えます。 「○○さんは、どの仕事をどこまでやっているんだろうか?」 お客さんから催促が来て、慌てます…。 我々の業界は、常に人手不足。 仕事の属人化が問題となっています。 私も体調を崩しながら、出勤。 昼食の時間になるも、吐き気が…。 仕方なく、今日の昼食は、カフェでアイスを食べることに…。

          業界は人手不足

          個人商店は強い?

          今日は、体調不良ですが、無理やり出勤。 次から次へと仕事の依頼が…。 そして、気が付きました。 最近、○○会社(お客さん)の✕✕さんから電話がかかって来ないのだ! これまで、✕✕さんは、毎日電話をかけて来ていました。 ボスの話によると…。 ✕✕さんは、社内で部下に向かって暴言を吐き、大騒ぎになっているのだそうな…。 暴言を浴びれられた従業員は、弁護士と一緒に会社に乗り込んで来て、それなりの対応を会社側に迫っているとのこと。 ( ̄▽ ̄;) ヤンキー的なチームリ

          個人商店は強い?

          人手不足の悲劇

          土曜日辺りから体調不良。 今日、出勤してみると、体調不良によるお休みが多数。 その内の1人は、コロナ感染。 今週中の出勤が、絶望的に…。 これには、チームリーダーが頭を抱えます。 「ああ…、詰んだ~」 私も、今日休んだら、悲惨なことになっていたでしょう…。 ひっきりなしにやって来る仕事の依頼を、物凄い勢いで片付けて行きます。 帰る頃には、意識もうろう(笑)。 帰りの電車の中で、熟睡。 夕食を取ったら、吐き気が…。 それでも、明日出勤しておかないと、自分の

          人手不足の悲劇

          去り際は静かに…

          昨日から、体調不良。 しかし、なんとか起き上がって、選挙へ。 学生時代、教授に言われました。 「法学部出身者が、選挙に行かないなんて、あり得ない!」 「絶対に行くこと!」 選挙から帰って来たら、そのままお布団の上へ倒れ込みます…(笑)。 明日から、また仕事。 4月入社のベテランさんは、職場内で何かイベントがある度に、「辞めたい!」と騒ぎ出します。 先週は、職場の周年記念パーティーが盛大に行われました。 そのパーティーを前にして、ボスに「私、辞めるかも知れませ

          去り際は静かに…

          優雅な男

          私の母。 可愛げや愛嬌はゼロ。 ただ、物凄く美しい。 恐いほどに…。 親に捨てられて、散々な幼少期を経た母。 人生の最終目標は、実父(祖父)の殺害という、とんでもないものでした…。 その殺害計画が、当時、幼稚園児の私に語られました。 「アイツ(祖父)が、気持ち良さそうに酒を飲んどるところをやな…」 「ブスっと、包丁でひと突きよ!」 (おっそろしいのだ…) これには、母の実母(祖母)も大慌て。 「幼子に向かって、何言うとんねん😠」 しかし、母の父親殺害計

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