花甘露

安住の地を求めてさまよう、しがないサラリーマンです。人生には、馬鹿馬鹿しいことも時には必要なんだと思う今日この頃。ちょっと滑稽で笑えるお話を中心に書いてみようと思います。

花甘露

安住の地を求めてさまよう、しがないサラリーマンです。人生には、馬鹿馬鹿しいことも時には必要なんだと思う今日この頃。ちょっと滑稽で笑えるお話を中心に書いてみようと思います。

最近の記事

責められてもね…

最近、体調不良。 残業なんかしている場合ではありません。 物凄い勢いで仕事を片付けて、帰ろうとしたところ…。 「残業しないんですか?」 そう、声をかけてきた人がいました。 「しません😠」 そう答えて、サッサと帰宅。 なんだか、残業しないと悪いみたいな雰囲気ですが、自分の身は自分で守るより他ありません。 忘年会も、不参加表明。 「人がどう思うか?」 もう、そんな事を気にしてはいられません。 人間、切羽詰まると、厚かましくなるのでした(笑)。

    • 戦いだぜ人生は!

      4月入社のベテランさん。 私と同じく転職活動中。 最近、繁忙期に入った為、暫くお互いに情報交換をしていませんでした。 ところが…。 今日は、彼女からいきなりメモが手渡されました。 そこには、「転職活動は、順調なの?」と書かれていました。 この職場では、本音で会話することは厳禁。 もし誰かに聞かれでもしたら、ボスに密告されてしまいます。 ベテランさんと私の間の会話のほとんどが、メモの交換で行われる始末(笑)。 息苦しい感じの職場で、ベテランさんは体調不良が続い

      • 平和な繁忙期

        最近、職場では繁忙期を迎え、皆が大忙し。 私も、仕事が終わりません…。 しかし、良い事も…。 チームリーダーやその取り巻きの人達が、ベテランの新人さんに嫌がらせをしていたのですが、それがピタリと止みました。 もう、嫌がらせなんてしている余裕はありません。 皆、一心不乱に仕事に邁進。 (なんて、平和なんた!) しかし、人間の本質が簡単に変わる訳もなく…。 繁忙期が過ぎると、また嫌がらせが始まるに違いないのでした…。 ベテランさんも私もこの状況で、転職活動中。

        • 母の好きなタイプ?

          母の実母は、心配していました。 娘を産んだ母は、堂々と宣言。 「私みたいな子に育てるんや🎵」 「たくましくなるで~(^o^)」 何しろ、大変気性の激しい母。 祖母は、母の言葉を聞いて、ゾッとします。 祖母は、大人しくて儚げな女の子がお好み。 母は、怒ります。 「儚げなんかで、メシが食えるか!」 「この厳しい世の中、猛々しく生きて行かなアカン!」 そんな母が感心した、私の中学校時代の友達。 ある意地の悪い男子に、「ブス!」と言われた瞬間、彼女から衝撃の言葉

          本末転倒

          母方の祖母の兄。 祖父程ではないけれど、物凄くケチ。 この兄は、かつて会社を経営していた元社長で、大変なお金持ちです。 ところが…。 生活レベルは、とても抑え気味。 70歳まで、今にも崩れそうなボロ家に住んでいました。 平成の世に、お風呂は、五右衛門風呂。 ティッシュは買わずに、新聞紙で対応。 ある夏の暑い日。 祖母の家にやって来た兄。 下着(シャツ)を着ることもなく、直接化繊のブラウスを羽織っていました。 ブラウスは、汗でボトボトで、皮膚にベッタリと張

          本末転倒

          最後にケチは勝つ!

          母の弟の息子(私の従兄弟)。 地べたに寝転んで、泣き叫ぶと、親が自分の望みを叶えてくれる事を知っていました。 母が、言いました。 「アイツ(弟)、子供を甘やかしくさってからに!」 「親っちゅうモンは、何で男の子にだけ甘いんや?」 「長女には、冷たく接しよるやないか!」 ちなみに、私は、親に「物を買え!」などと騒いだ事などありません。 それはそれで、不満そうな母。 「アンタ、欲しいものも無いとか、おかしいで!」 「何か、欲しがってみぃ!」 (そう言われてもね

          最後にケチは勝つ!

          御多分に漏れず

          今日は、午後から半休取得で転職活動。 エージェントのお姉さんが、事前に私の退職理由を会社側に伝えていた模様。 「花甘露さん、罵声の飛び交う様な酷い所で働いていたんだって?」 面接官が、そう、私に尋ねます。 この職場、1年以内離職率100パーセント。 私が入社して2ヶ月後には、先輩方が全員退職。 1番の古株となってしまいました…。 後に私の友人となった女性は、ボスの暴言を聞いて、お昼休みにしくしくと泣いていました…。 3時間や1日で退職した人もいます…。 とに

          御多分に漏れず

          私の枕元におにぎりはやって来ない

          今日は、職場の忘年会の出欠が取られました。 すると、ある従業員が叫びます。 「出ない人なんて、いるんですかね?」 如何にも、出席しないといけない様な口ぶり。 ちなみに、4月入社のベテランさんと私は転職活動中。 辞めたい職場の忘年会なんて、出席したい訳ありません…。 ベテランさんが、私にそっと囁きます。 「出ないよ~」 そして、堂々と欠席表明。 ちなみに、私は△マークを付けて、予定未定ということにしておきました(笑)。 多分、出席しないと思いますが…。 そ

          私の枕元におにぎりはやって来ない

          身も蓋もない…

          母方の祖母は、懸念していました。 「娘(母)の子育てが、何かおかしい…」 孫娘が、ちっとも女の子らしくないことに気が付いた祖母。 「花甘露ちゃん、髪は毎日梳かしよるんか?」 そう、尋ねます。 「ばあちゃん、髪の毛は毎日梳かさなアカンのか?」 この私の返答に驚き、絶望する祖母。 「お母さんに、そう教わらんかったんか!?」 そこで、早速母に確認。 「お母さん、ばあちゃんに髪の毛を毎日梳かす様に言われたんやけど!」 「お母さんに教わってなかったことに、驚いとった

          身も蓋もない…

          どこも人手不足?

          今日は、ハントンライス(金沢市の郷土料理)を食べるために、あるレストランへ。 食事を終えて、外へ出たところ、入店前には無かった張り紙が…。 その内容は、次の様なもの。 「人手不足のため、ご案内やお料理の提供が遅れる場合がございます。ご了承下さい。」 このレストラン、お店の人の対応が雑だと噂されています。 でも、オムライス系のお料理が美味しいので、時々訪れます。 お店の人達は、走りながら接客(笑)。 お客さんもお店の内情をよく分かっているのか、特に不満そうにしてい

          どこも人手不足?

          謎の技術

          母の実母は、不幸過ぎる結婚生活を送っていました。 心の平穏を得るために祖母が取った手段は、「人生を諦める」という、余りにも悲しいものでした…。 運命に身を任せ、何も考えず、何も望まず、何も主張しない…。 このまま、平穏な日々が続くかと思いきや…。 捨てたハズの娘(母)が逃げ戻って来て…。 家の中は滅茶苦茶。 非人道的な祖父の行いを見て見ぬフリをすることで、祖母と母の弟は平和に暮らしていたのです。 赤子の頃から、「虎」とあだ名された母。 祖父に戦いを挑みます。

          謎の技術

          報われた(?)母の善行

          母の実母(祖母)は、思っていました。 娘(母)も結婚して子供を持てば、少しは苦労をし、自分(祖母)のしてきた苦労を思い知るハズだと。 何しろ、母は大変気性が激しくて、自己主張しまくる子供で、祖母は手を焼いていたのです。 でも、祖母にも原因はあります。 生まれてすぐの母を捨ててしまったのですから。 小学校2年生で実母の両親の所に逃げ帰って来た娘は、実母の言うことを聞く様な素直な子供ではありませんでした…。 祖母は、母に言い聞かせました。 「貧乏人らしく、大人しくし

          報われた(?)母の善行

          苦労人同士の絆

          母の実母(祖母)。 娘(母)のことが大嫌いで、喧嘩ばかりしていました。 可愛がっていたのは、息子(母の弟)の方。 母は、生まれてすぐに捨てられたのですが、小学校2年生の時に、実の両親の所へ逃げ帰って来ました。 その時、祖母は大変驚きました。 「なんて可愛げの無い子なんや!」 過酷な幼少期を過ごして来た母は、子供らしい心を一切持ち合わせていませんでした…。 母は、ショックを受けていました。 「自分の実母は、頭、悪いんとちゃうか?」 「何で、こんなアホで非人道的

          苦労人同士の絆

          「お父さん」と呼ばれたくない?

          父の若い部下達。 その内の何人かが…。 何故か、盛んに、父に娘がいるかどうかを知りたがり…。 そして、言いました。 「『お父さん!』と呼ばせてもらって…」 (はぁ~?) これに、ゾッとする父(笑)。 そして、大きく首を横に振るのでした。 「アレは、いかん、いかん…」 どうやら、皆、父のお眼鏡に適わないらしい…。 ちなみに、私は、彼等と会ったことがありません…。 それでも、勝手にモテる不思議(笑)。 まあ、本当にモテているのは、父なのですが…。 父が、

          「お父さん」と呼ばれたくない?

          父が妻に望んだであろうこと

          父は、集団の中でいじめられている人がいると、必ず手を差しのべます。 転勤である職場へ赴任した父。 1人、皆からいじめられている青年がいました。 そこで、父は、いじめている人達に毒をお見舞い。 でも、父がいじめられることはありません。 とぼけた顔をしていても、何故か一目置かれる運命の人なのでした。 父の庇護の下、青年はいじめられなくなりました。 父はそんな彼を誘って、旅行など、よくお出かけをしていました。 ちなみに、彼は、父よりも20歳以上年下。 彼は、会った

          父が妻に望んだであろうこと

          魅力の正体

          私の父。 穏やかな顔をしていますが、気持ちは強め。 結婚前の父は、怖いもの知らず。 当時の父の上司。 重役出勤で、定時にやって来ませんでした…。 それを見た父。 自分も上司と同じ時間に出勤。 しかも、ボロボロの服を着ていました。 「別に、良くね?」 (なんて、生意気なんだ…) この上司、電車の中で父を睨み付けるも、注意できません。 ちなみに、彼、とても厳しいと評判でした。 仕事もできたそうです。 父の前任者(父の友人)は、この上司に厳しく指導され、メ

          魅力の正体