初めての出版と、本を届けることについて。|文学フリマを終えて
2025年1月、初めて本を出版した。
といっても、つい2日前に納品されたばかり。
そして今から、家の中で一番大きなキャリーケースにその本を40冊ほど詰めて、新幹線とバスを乗り継ぎ京都へ向かう。
文学フリマという、文学作品の展示販売会に参加するためだ。
出店者1,000人を超える大きな規模のイベント。プロもアマチュアも関係なく立ち並び、自作の本や作品を自らの手で販売するのだ。
広い会場に入り、一人心細いまま、販売ブースを整える。布を敷き、その上にポストカード、そして真新し