松田茉莉

京都市在住。 本が好き。 自分で文章を書くのも好きです。 さざなみぶんがくという名前で 文学フリマ京都8に参加しました。

松田茉莉

京都市在住。 本が好き。 自分で文章を書くのも好きです。 さざなみぶんがくという名前で 文学フリマ京都8に参加しました。

マガジン

  • エッセイ

    その時々の思いを書き留めています。

  • 闘病記

    統合失調感情障害という病気があります。

  • 読書記録

    読んだ本の感想など。

  • 文学フリマ

    文学フリマに出店するまでの顛末記。

  • 小説

    X(Twitter)で発表した短い作品を載せています。

最近の記事

新しい生活習慣づくり

今年いろんなことがあって忘れてたけど、 長年診てもらった担当医が変わって 病院が変わり、祖母が亡くなり、弟が結婚し、 もうひとりの祖母の介護は相変わらず継続で 両親との同居に心身をすり減らして入院し、 そこから一人暮らしを再開したのだ。 新しい人間関係もできたし、 懐かしい再会などもあるのだけれど 私はどうだろうか。 私は自分の思うように 生きられているのだろうか。 思えば主治医が変わったのは 大きかったように思う。 何しろ二十年診てもらっていたのだ。 新しい主治医との

    • 平穏

      早いもので11月、 過ぎ去る時間の速さに圧倒されながら 少しずつ地に足つけて生活できるように なってきたことを喜ばしく思う。 先週末は 小さい頃からの友人や きょうだいや祖母と 気兼ねない時間を 過ごせたのもあって すごく満ちたりた感じがある。 今年、いや去年から環境が 変化し続けて、多分この先も どんどん変化に対応していかなければ ならないんだろうけど、 今の私は次は何が来るんだ? とちょっと余裕がある。 いや、衣食住安定すると全然違いますね。 あと睡眠。眠れるよう

      • あしながおじさんを読む。DaddyLongLegs

        児童文学の名作、『あしながおじさん』を読みました。 著者はジーン・ウェブスター 訳は谷川俊太郎 挿絵は安野光雅という超豪華な顔ぶれ。 今回、図書館で借りて読んだのですが、 私、おおまかに内容知ってます。 なんでかというと漫画を先に読んだから。 舞台を昭和初期の日本に置き換えた勝田文さんの『Daddy Long Legs』。 私、勝田さんの大ファンで、漫画はほぼkindleなんですが 勝田作品は必ず紙で買います。 Amazonは中古しかなかったんでkindleのリンクに

        • 巡り合うコルシア書店の仲間たち

          ようやく秋らしく過ごしやすい 季節になってきましたね。 秋といえば、読書。 読書といえば秋。 同じことですが二度言いました。 なぜなら同じ本を何回も読んでいるから。 この『コルシア書店の仲間たち』は 私にとって不思議な本なんですよね。 初めて手に取った二十代のときは、 何度挑戦しても読了できなかった。 そのうち、売ってしまって ふと何かのきっかけでまた買い直して そのときは読破できたんだけど まるでミラノの朝の白い霧に包まれたように あれ、あの本何書いてあったっけ

        マガジン

        • 闘病記
          6本
        • エッセイ
          26本
        • 読書記録
          5本
        • 文学フリマ
          7本
        • 小説
          13本

        記事

          同じ月を見あげて

          九月の終わりに引越しをしました。 偶然にも虎と翼の最終回の日でした。 この朝ドラ初めて完走した朝ドラなんですが その間私も激動の日々でした。 五月の入院で両親との同居は限界、 一人暮らし再開すると決めてから約半年。 ようやく部屋借りれたよ。 不動産屋何軒あたったか。 その間も家族と衝突しまくって 周囲に心配かけまくって 沢山相談したりして支えてもらいました。 物件が決まるときはびっくりするくらい スムーズで 問い合わせから三週間も経たないうちに 契約ひと通り済んで

          同じ月を見あげて

          文学フリマ大阪で買った本②

          引き続き文学フリマ大阪12で購入した本を紹介していきたいと思います。 小説 『潔白マラソン』 鴨川の河川敷をマラソンするお話。地元京都が舞台になっているお話には弱いです。ちょうど手に取りやすいサイズだったのもとてもよかったです。 そんな訳で引き続き京都本。『応答せよ、こちら洛外より vol.1』 表紙の大文字ならぬ猫文字山がかわいい。内容は精神療法の当事者研究に近いものを感じたけれど、(より専門的)まださっと流し読みしただけなのでじっくり読みたいと思います。 続いて

          文学フリマ大阪で買った本②

          文学フリマ大阪で買った本①

          9月8日、天満橋OMMビルで開催された文学フリマ大阪12に参加してきました。 沢山買いましたが、(本当にこんなに散財して大丈夫か?と思うくらい買った) その買った内訳を前後編に分けてお届けしたいと思います。 https://bunfree.net/event/osaka12/ 鴨川デルタから京阪出町柳で天満橋へと向かいます。 会場に到着したのは13時前。入場するとすごい人。 当日は隣接する会場で模試も開催されてたことで、模試どころじゃなかった 本好きの受験者もいたかも

          文学フリマ大阪で買った本①

          本を作って文フリに出たら小説が書きやすくなった。

          私が文章を書き始めたのは二十歳過ぎの頃。 しかし書き上げた作品は長いこと二つ三つで、 書きかけで止まった作品は数知れず、 10万字書いてあまりの不出来さに 自らボツにした作品。 十年以上全然小説が書けなかった。 書きたい気持ちだけはある。 しかし永遠に完成しない。 長いスランプに陥り、 散文を書くのがやっとの時期もあった。 しかし、今から五年ほど前、 ふと自分のために文章を書いてみようと思った。 昔、人から創作との距離が近いんですね、と言われたことがあって、自分でも小

          本を作って文フリに出たら小説が書きやすくなった。

          ドーナツが先か、ドーナツの穴が先か。

          最近、図書館でこんな本を見つけた。 うん? ドーナツ? ドーナツの穴?と手に取ってみる。 するとドーナツの穴よろしく目次が穴になっている。 うん、これは突き抜けている。(誉め言葉) そしてまえがきからしてこの調子である。 筆者は言語学者らしくドーナツとドーナッツの違いに ひっかかりを覚えるのだが、それは序章にすぎず ドーナツの穴という奥深いテーマにいきあたるのだ。 そんなこんなでドーナツの穴を 歴史学、経済学、物質文化論、コミュニケーション学、工学、数学、言語学、哲学

          ドーナツが先か、ドーナツの穴が先か。

          家族だからわかりあえないこと

          少し停滞していて、こういうときに文章を書くのは正直どうなのかな、と思うところもあるんだけど家族の話。 去年実家に戻ってきてちょうど一年くらいだけど、やはり一緒に暮らすのは難しいとなって一人暮らし再開を目指して部屋を探している。 私は統合失調感情障害という病気を持っていて、統合失調症に加えて気分の浮き沈みがあるのが統合失調症感情障害。 両親と暮らして色々と世代間ギャップや価値観の違いがしんどくて、私はどうしても生活リズムが崩れがちで、両親はそれを受け入れられなくて、もう一

          家族だからわかりあえないこと

          取るに足らない些細な日常

          最近日記アプリを始めた。 それはなぜかと言うとわざわざSNSに書くほどじゃないし、誰かに聞いてもらうと時間を取らせてしまったり心配かけるかなということや、本当にただの記録。何食べたとか、何思ったとかを残しておきたいなと思って。 こないだは花火をしたし、今はパリ五輪を観ている。でも記憶は一過性で時間が経つと薄れてしまう。二十代の頃のスマホを持つ前の写真はほとんど残ってない。色々あったのにね。 誰かと話すことでそんなことあったね、と昔話に花が咲くこともあるけれど、それは印象

          取るに足らない些細な日常

          入院中に読んでいた漫画の話。

          先月まで入院していたのはすでに書いたけれど 入院中の時間つぶしと言えば私は読書。 (まあいちばんはごろごろ昼寝してることなんだけど) 音楽聞いてるか、本読んでる。 小説も持って行ったけど 今回は漫画のほうにクローズアップ。 小説は紙で読む派なのですが 漫画は普段から収納の関係で圧倒的に電子書籍です。 ほぼAmazonkindleを利用しています。 そんなわけで入院中読んでいた漫画紹介レッツゴー。 雁須磨子さんの、『あした死ぬには、』 正確には入院直前に読んでたかもし

          入院中に読んでいた漫画の話。

          接点がないと知らないものたち

           ふと、自動車のディーラーは私に縁がないなぁと思った。  街の中心部や、大きな交差点の近くに必ずあって、整備工場なんかも併設している。  日産とかトヨタとか三菱とか。  でも入った記憶はほとんどなくて、何か知り合いのついでの用事でたまたまついていったことがあるのだけど、私は何をしたらいいんだろう、買う側じゃないし、と挙動不審になりながらジュースを飲んで帰ってきた記憶がある。  うちの家に車がないわけではない。でも私は免許を持っていなくて、車は親が買ってくるので、下見とか契約と

          接点がないと知らないものたち

          しんどさの共有

           しんどい時代だと思う。とてもざっくりとした主張だけど、しんどさは人それぞれだから仕方ない。  SNSを除けばたくさん悩んでいるひとがいる。怒っている人もいるし、嘆いている人もいる。皆、行き場のないしんどさをぶつけ合っている。  ところで、いきなりの話になるが、先月中頃から今月の終わりまで入院生活を送っていた。  春先の忙しさと家庭内で色々あって思いきって休むことにした。というか切実に休みたいと思ったのだ。抑うつや不眠の症状が出ていたし、医師からも過労だと言われていた。過去

          しんどさの共有

          2024/5/05 雑記

          2024年のゴールデンウィークが気づけばあと少しになっている。ゆうべは薬を飲むの忘れたまま寝てしまい、朝起きたときに飲んだのだけどよくみたら昨日の昼の薬だった。なぜか昨日の夕食後の薬と眠前の薬を先に飲んでしまったみたいだ。 九時過ぎ、Amazonで頼んだ本が届く。先日ポール・オースターが亡くなって彼の作品ではないのだけれど彼がラジオで朗読したアメリカの一般の人々の実話の物語を集めた『ナショナル・ストーリー・プロジェクトⅠ、Ⅱ』を購入。ほかに気になっていた本をまとめ買い。映画『

          2024/5/05 雑記

          春になったら桜を愛でる

          ここ二週間ほど多忙な日々だったのですが 落ち着いたのでお花見に行ってきました。 引っ越して鴨川に近くなったので半木(なからぎ)の道へ。 いい天気と桜が見ごろだったのですごい人でした。 茶店や屋台が出ていました。 対岸ではレジャーシートやキャンプはって お花見している人がいっぱい。 カフェでコーヒーをテイクアウトして ベンチに座ってほっこりしました。 鴨川って本当にいい場所やなぁとしみじみ。 流れてる時間がなんともゆっくりでおおらか。 春に花見をできるかどうかはなんとな

          春になったら桜を愛でる