くり

ぼくらはきっと、ただ生きるだけじゃだめかもね。救える命たくさんあるから。 そんな想いになってほしいから歌います☺️

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ぼくらはきっと、ただ生きるだけじゃだめかもね。救える命たくさんあるから。 そんな想いになってほしいから歌います☺️

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幸福な大人たちへ

人は人を救う事忘れてしまった。 何不自由なく暮らす大人たちに、私は怒りをこめて歌を届けます。 聞いてください。 「何億人の子どもが学校に通えないこと。  何億人の子どもがご飯を食べられないこと。  先生知ってますか?  行方も知らない子どもたち。  でもぼくらとおんなじ子どもたち。  先生知らないふりですか?」 「何億人の子どもが戦争で家を追われていること  何億人の子どもが五歳になる前に死ぬこと。  先生知ってますか?  戦争知ってる子どもたち。  でも平和を知らない子

    • 世界に飯をおごり方

      1話 「おじいちゃんは大きくなったら何になりたい?」 「世界に飯をおごりたい」 小さかった頃のぼくとおじいちゃんの何気ない会話を思い出した。 これは、その10年後のお話。 ある日、ぼくのふるさとで大きなニュースが流れた。とある銀行で、千円札をもってこい!ってナイフを持ったおじいちゃんがいたって。頭がおかしいからってこの国で有名になった。すごくすごく有名なったけど、ぼくのおじいちゃんもちろん刑務所入ったよ。 おじいちゃん刑務所暮らし慣れたころかな? ぼくに一通のお手紙届い

      • 物静かな死人たちへ。

        深夜2時の静寂な墓地。 非常識な私から、 物静かな死人たちへ、 声高らかに歌歌おう。 私が今凍えず生きるのは、 家を作った死体がいたから。 私が今空腹ならないのは、 食料作った死体がいたから。 私が今殺されていないのは、 法律作った死体がいたから。 私が今平和でいるのは、 戦争に耐えた死体がいたから。 積み重なる死体が歴史。 死体の山を登る私から、 物静かな死人たちへ。 私が今住んでいる家は、 凍えた死体の贈り物。 私が今食べている物は、 餓死した死体の贈り物。 私が今

        • 赤ちゃん泥棒

          平和に暮らす僕なんて、 説得力なんか持ち合わせていないけど、 この国1番の事件を起こせば、 この声はきっと届くと思うんだ。 僕が盗んでしまったのは、 生後間もない赤ん坊。 ほら、赤ん坊が泣いてるぞ。赤ん坊を見失うぞ。 夢は全国指名手配。 懸賞金3億でどうかな? 被害に遭われたご家族に同情するだけの世間様。 僕は赤ちゃん泥棒。この国1番の事件。 でもね、ウクライナはきっと、 万引きくらいの小さな事件なのさ。 3億円を寄付する人よ。僕はここにいるよ。 捕まえてくれよ。 早く

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        幸福な大人たちへ

          カラス

          わいはカラス、人間嫌い。 食べ物粗末にするから嫌い。 今日も生ゴミ荒らして困らせてやる。 こんなに飯を粗末にしやがって。 食えずに死んでいく者に、 飯くらい奢ってやれよ。 人間は俺らを嫌うけど、 俺らが人間嫌いなんだよな。 カラスなぜなくの?って、 何一つ変わらないからよ。 この声が届くまで歌ってやる。 だから銭よこせよほら。 いっそ、 頭蹴飛ばしてやんだ。 食えずに死んでいく者を晴らすために。 また遠くの国であの子が死んでら。 飯さえ食えず、水さえ飲めず、 なのにみ

          こども

          もし子供が10人で赤信号を渡るなら、 きっと青信号に見えるだろ。 もし子供が50人で銀行強盗するなら、 きっと大人が悪と呼ばれるだろ。 もし子供が100人疫病にかかるなら、 きっと神さえ悪と呼ばれるだろ。 世界を変えるのも救うのも、 全ての始まりは子供たち。 大人を変えるのも裁くのも、 全ての始まりは子供たち。 もし子供が1万人ナイフを持つなら、 きっと世界は変わろうとするかな。 もし子供が10万人手を繋ぐなら、 世界で一番強い壁になるかな。 もし子供が100万人歌を歌う

          こども

          めいは王様に歌を贈ります

          世界の善悪が、人の好き嫌いで生まれたなら、 世界の法律が、すべて正しいとは思えないんだ。 そう、これは世界を変える唄。 銀行強盗にやってきたのは、恵まれない子どもたち。 きれいなお水飲みたいから。 おいしいごはん食べたいから。 お金がないと、生きられないから。 お金を出してください。 そう、悪いことしないと世界はちっとも変わらない。 戦争止めに入ったのは、恵まれない子どもたち。 数千人の子どもたちが、 ただただ手をつなぎ合わせて、 横一列に前に進めたなら、 戦争やめるかも

          めいは王様に歌を贈ります

          日本の王様にお願いしたい事

          いつかの王様は寄付のできないこの国にこんなお願いをしました。 「来年からは、働くすべての者から30円、幸せ貯金として給料から引かせてもらおう。月で30円、一日たったの1円だ。問題はなかろう国民よ。この国の人口約1億2500万人おる中で、例えば1000万人が働いているとしよう。ならば、1日たった1円幸せ貯金するだけで、1日1000万円の幸せ貯金がたまるのだ。1日たった1円寄付するだけで、救われなかった命を救えるのだ。1日1000万円あれば、いったい何千人に食料を提供できるのか、

          日本の王様にお願いしたい事

          王様はいじめられっこ その2

          「私には善も悪も理解は出来ぬ。善し悪しとは、個人の好きか嫌いで異なるのだから。皆が皆、善と悪が違うのならば法律は単に多数決でしかない。少数派はいつしか多数派によって悪と呼ばれるようになった。こうして、世界に法律が生まれただけである。だから私には善も悪も全くもって理解が出来んのである。 悪をなくするために世界の法律が作られたと言うが、私はそうとは思わぬ。むしろ悪人のおかげで世界の法律が作られたと解釈する。言うなれば悪人がいないと世界は変わろうとしないということだ。悪人がきっかけ

          王様はいじめられっこ その2

          王様はいじめられっこ その1

           こんな国があった。 「あんたなんか王様じゃない」 「あんたに王様を名乗る資格はない」 「この国から出てけ!」  この国の王様はすごく嫌われていた。  王様なのに、王様の家は街から離れた山奥にあった。  王様なのに、王様の家は小さな古びた小屋であった。  王様なのに、王様の家は誰がどう見ても貧乏人の住処だった。 「オーサマ、オーサマ、キョーハ演説の日、ジューイチから、ジューイチから」 「あー了解だ」  執事のぴーちゃんは、めざましのように朝早くから今日の予定を知らせた。王

          王様はいじめられっこ その1

          めいは国中の学校に歌をとどけます

          何億人の子どもが学校に通えないこと。 何億人の子どもがご飯を食べられないこと。 先生知ってますか? 行方も知らない子どもたち。 でもぼくらとおんなじ子どもたち。 先生知らないふりですか? 何億人の子どもが戦争で家を追われていること。 何億人の子どもが五歳になる前に死ぬこと。 先生知ってますか? 戦争知ってる子どもたち。 でも平和を知らない子どもたち。 先生救ってくれますか? 聞こえる?世界のどこかの子どもたちへ。 学校通えないの?生きるのが苦しいの? ぼくらは知らんぷりし

          めいは国中の学校に歌をとどけます

          めいは世界に歌をとどけます

          「毎日何百人子供が死んでいます。何も感じない大人たちへ、聞いてください」 ねえ、買い物してる大人たち。 チョコ買うの?コーヒー買うの? あ、どこかで小さな子ども、餓死しそう。 おつりもらうの?そのまま帰るの? あ、どこかで小さな子ども、薬ほしい。 今日も明日も明後日も、ぼくらは小さな子ども、見捨ててる。 今日も明日も明後日も、世界の小さな子ども、待ってるの。 ぼくらの優しさ待ってるの。 ぼくらはいつも満たされて、どこかで子どもが死にそうで。 ぼくらはいつも幸せだから、どこ

          めいは世界に歌をとどけます

          めいは世界を救う

          あのね、この世界はたくさんの子供が困ってるの。 何億人の子供が学校に通えないの。 何億人の子供がご飯をまともに食べられないの。 何億人の子供が戦争で家をなくすの。 何億人の子供が5歳になる前に死んでしまうの。 とっても悲しい世界。めいとおんなじ小さなか弱い子供が、 世界のどこかで泣いてるの。世界のどこかで死んでるの。 ねえ、大人はどうして見て見ぬふりする? 毎日ごはんを食べるたび、どこかで子供はお腹を空かせてる。 毎日ただ生きているだけで、どこかで子供は死んでいる。 それを心

          めいは世界を救う