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文学フリマ京都9出店&参加しました
こんにちは、たかなみ書店です。
2025年1月19日(日)みやこめっせにて開催された文学フリマ京都9に出店&参加してきました。楽しかった!
住んでいる岐阜から最寄りの文学フリマ、ということで参加を決めた文フリ京都。去年の札幌に次いでこれが2度目の文フリ。ワンオペ遠征です。
出店レポート
たかなみ書店【し-46】、ジャンルは「ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記」にて出店しました。
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売上について
持っていったZINEは、強気の100冊。結論からいうと半分ほど売れ残りました。
ただ、自分の限界を知りたかったのでよかった。売り切れてしまうと買えなかった人に申し訳ないため、今後の目標は「数冊売れ残る」ぐらいの量を見極めること。
さて、肝心の売上。少しでもどなたかの参考になれば。
・偏愛(1,000円)→34冊
・どういうわけかドタバタ旅(1,000円)→24冊
・ステッカーセット(100円)→1個
・短歌しおり(100円)→2枚
・日記(100円)→4冊
・ポストカード(無料)→80枚くらい
ZINEは100冊(50冊×2種類)搬入したうち、合計58冊売れました。文フリ札幌の約2倍!(札幌では見本誌含む32冊完売)
ほぼ無名の者、それも1冊1,000円の本にしては売れ行きがよいのでは?どうなんでしょうか。
文フリ京都は試し読みコーナーがカオスなことになっており(見本誌の数に机のサイズが見合っておらず飽和していました)、試し読みコーナーで気になって来る人が札幌ほどはいなかったな……という印象。もちろんわたしの力量不足が前提ではありますが、試し読みコーナーで手に取ってもらえるチャンスがあったらもっといけたかも……!と思う。負け惜しみ。
一方で、ついで買いを狙って置いたステッカー・短歌しおりは奮いませんね……。後述しますが、京都のお客さんは慎重な気がしました。本当にほしいものしか買わないしもらわない、という潔さを感じる。かっこいい。
5部限定の日記は、簡素なつくりのわりに意外と売れました。値段かな?なんとなく日記本の需要を感じました。
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会計について
PayPay払いのブースも見受けられましたが、たかなみ書店は現金のみ。
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会計には「即売レジ」という無料アプリを導入しました。
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品数が多いと管理がしやすいのと、1万円で数点お買い物をされたお客さんがいたときに釣り銭を計算できたのがよかったです。
ただ、会計時にサッとアプリを出す暇(&手際)がなく、たいてい会計後に入力していたので、傍からはスマホいじってる人にしか見えないな……と勝手に落ち込んだ。手際の良さかタブレットが必要。
レイアウトについて
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カラフルなものが多いので、什器(じゅうき)などは白・グレー・シルバー・クリア素材で控えめに。
ポスタースタンドを中央に置いたことで、店主の顔が見えなくなってお客さんとしては試し読みしやすいのかな?と思ったのですが、お客さんの顔がこちらから見えづらくなることでお声掛けが難しくなり。
具体的には、弊ブースを見ているのか、お隣のブースを見ているのかわからなくて声掛けの初動が遅れるなど。ここのバランスは難しいですね。
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A3印刷したポスターは、ダイソーの硬質カードケース(かためのクリアファイル)に入れ、Amazonで買ったポスタースタンドに。本の表紙と値段を目立たせ、情報量は少なく。
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机の下部には、A3の紙×3。ロゴとブース番号、ポスターに書ききれなかった本の特徴を載せてみました。効果があったかはわかりませんが、通りすがりに「みょうがだって」「スリ!」と呟く声は聞こえた。口にしていないだけで惹かれた人もいるのかも。
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ササガワの段ボール棚を導入してみました!すっきり見えて、高さも出ていい感じ。この裏に物を隠して入れておけるスペースがあり、わたしはそこに釣り銭を突っ込んでいました。
値札はマステをくるっと丸めて接着しましたが、段ボールが剥がれることもなく安心。
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日記を立てているのはダイソーの「表紙を飾れるブックスタンド」。ポストカード入れ、釣り銭トレー、テーブルクロスもダイソー。
ちなみに釣り銭は、小銭をダイソーで買ったケース、お札を無印良品の片面クリアケースにガサッと突っ込み、東京ばな奈の空き箱に収納してます。簡素!
その他所感
・京都のお客さんは慎重という話。即売会でありがちな(本まではいらないけど、せっかく話を聞いたし、しおりぐらいなら買うか……)というようなことがない気がする。無料のポストカードも、(一応もらっとくか……)みたいなのが少ない。要らないものはタダでも要らない、という気概でスルーする。わたしは(まあこんなにブースがあって買う方も取捨選択しなきゃいけなくて大変だよね……)とわかるような気がして平気だったが、これ、心折れる人は折れるな、と思った。
・そもそも会場が広くて混雑していたこともあり、人の流れが早く、みんなスタスタ通り過ぎていた印象。もうちょっと呼び込んだ方がよかったのか……?でも、わたしはガツガツしてない控えめな接客が好きなので、多数の需要を取りこぼしたとしても、こういうのが好きな人にひとりでも刺さればいいな、とも思います。
・前乗りの疲れもあり、ワンオペでぐったりしてしまってほぼ座って接客していたが、立っているほうがいいと思う。近寄ってくれた方にはポストカードや試し読みを勧めたが、通りすがりの人にはリーチできなかった。遠くから目が合ったらほほえんで軽く頭を下げていたが、意味あったのだろうか。
・そのぶん会計後はしっかり目を見て、しっかり笑顔でありがとうございますを言うようにした。そうすると最初は真顔だったお客さんも笑ってくれてうれしい。これは接客業で学んだ。
・軽食にはランチパック、コンビニで売ってるジッパー袋入りのチョコ、スポドリと水を持っていった。離席する暇がなくてブース内で食べました。ランチパック食べやすい。
・売れ残りについての課題。配送代をケチってスーツケースで持ち帰ったけれど、本ってめちゃくちゃ重い。元気なときなら運べるけど、イベント終わりの満身創痍のからだにはキツいことを考慮しきれていなかった。今度からは、使うかどうかは別として、宅配の伝票を必ず書いておこうと思いました。
参加レポート
ワンオペ出店でしたが、なんとかお買い物にも行けました!
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行きたいブースはまだ何倍もあったのですが、素敵な本をこんなにたくさん買えました。うれしー!!感想は読んだ順にツイート&読み終えたらnoteにまとめますね。
ワンオペ買い回りをするなら、狙い目は開場直後、お客さんが入りきる前だと思いました。両隣のブースでお買い物をし、隙をみてはお目当てのブースにちょこちょこと行き。午後からは落ち着くかと思ったのですが、3時くらいがピークに混んでいたような。
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名札を提げていってよかった。お買い物のときに「あ!たかなみ書店さん!!!」と気づいていただけることが多くてありがたかった。
文フリ京都、すっっっごく楽しかったです!魔法みたいなきらきらした輝かしい日を、今まではライブに行くことで享受していたけど、もしかして自分で生み出すこともできるのかもしれない、と思えた一日でした。
こういう瞬間のために書いているのかもしれない、と思うことがいくつもありました。ひとの心が動く瞬間を見たい、と思って文章を書いたり本屋をめざしたりしているので。好きだと言っていただけたり、試し読みをしていて思わず笑ってしまう姿などをみると嬉しい。ひとの心が動く瞬間を目の前で見られるなんて、すごい。
お土産もたくさんありがとうございました。接客は得意ではなく怯えていたんですけど、お話するのが楽しくて楽しくて、気付けばいつもの5倍くらい快活になっていました。京都、来てよかった~!!!
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