中島 浮世

単身赴任中の会社員。 東京と大阪を行ったり来たりしながら、おいしいものと本とお酒のため…

中島 浮世

単身赴任中の会社員。 東京と大阪を行ったり来たりしながら、おいしいものと本とお酒のためにはたらいています

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居酒屋の2階、掘りごたつにお尻を落ち着けて、お酒を飲みながらのんびりおしゃべり。 そんな心持で、シラフでするにはちょっと照れるような、仲のいい人にしかできないような話をします。 オープンに話すにはちょっと込み入った話題やなんてことない日常の喜び、書くことや言葉について考えたこと。そんな内容のエッセイや散文を概ね週1回、更新予定です。 普段の文章からは零れ落ちてしまっている、舞台裏にご興味がある方はぜひ覗いてみてください。

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それでも紙の本を買う

夫と一緒に住みはじめたころ、彼のkindleを貸してもらい、その便利さに驚いたことがある。 分厚い文庫本に比べると格段に薄くて軽い。防水処理がされていて、お風呂にだって持ち込める。検索ですぐに読みたい本を探せる。ディスカウントされていたり、無料で読めるタイトルがある。タップでページが送れるので、電車のつり革に片手を取られながらでも楽々読める。 味を占めて、それ以降ときどき自分の読みたい本も入れてもらっている。 仕事関係の本や、巻数が多くて書棚を圧迫しそうなシリーズものの書籍

    • 5年経ってもわからない

      結婚して5年経っても、ぜんぜん結論が出ていない。 そのことに先日気づいて、愕然とした。 何にか。夫の母のことをどう呼ぶか、ということについてだ。 本人に呼びかけるときではなくて、他の人と話したり、こうやって文章を書いたりしていて、話題に出すときの話。 とりあえず使っている言葉はある。けれど、なんだか暫定、という感じなのだ。 世の中の読み物に触れたり、他の人と話していると、義母、という呼び方がいちばん一般的でわかりやすいのだと思う。 思うのだけれど、自分が使うとなるとなんと

      • 夏のさなかの仙台•青森旅行①|伊達公墓所、牛タン、ねぶた祭!

        酔っぱらって楽しくなると旅行の約束をしがちだ。 昨年の富山旅行も思えば、居酒屋で宿を予約した(正確には、してもらった)のだった。普段押し込めている旅情へのあこがれを、アルコールが解き放つのか。 酔った状態での「○○行きたい~」を社交辞令と取らず、実現してくれる友人が多くて有難い。 で、今回は青森。大学時代の友人と、ねぶた祭りを目当てに行った。しかも行きしなには仙台で途中下車して、牛タンを堪能しようという贅沢旅である。うひひ。 ■弾丸途中下車、仙台そんなこんなで8月初旬、

        • 結局愛には勝てなくて

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          5年経ってもわからない

          結婚して5年経っても、ぜんぜん結論が出ていない。 そのことに先日気づいて、愕然とした。 何にか。夫の母のことをどう呼ぶか、ということについてだ。 本人に呼びかけるときではなくて、他の人と話したり、こうやって文章を書いたりしていて、話題に出すときの話。 とりあえず使っている言葉はある。けれど、なんだか暫定、という感じなのだ。 世の中の読み物に触れたり、他の人と話していると、義母、という呼び方がいちばん一般的でわかりやすいのだと思う。 思うのだけれど、自分が使うとなるとなんと

          5年経ってもわからない

          結局愛には勝てなくて

          結局愛には勝てなくて

          もくもく目視

          仕事で久しぶりに目視って言った。 「あ、そこは目視でチェックするしかないんですよー」みたいな感じだったと思う。異動であまり細かいデータを扱わなくなったからか、すごく懐かしい言葉に思えた。 懐かしいと同時に、よく考えるとすごく変わった言葉だな? とも。今まで特に疑問なく使っていたけれども。 だって「見る」という動詞には当然、それをするには目を使う、という前提が組み込まれているわけだから(漢字の一部にも「目」が入っている)。わざわざ「目」という漢字を入れ込む意味は、あまりないよ

          もくもく目視

          「読まれる文章」と、私の屈折

          最近読んだ漫画が面白かったので、興奮覚めやらないままgoogle検索窓に「○○(タイトル) 感想」と打ち込んだら、検索結果の上位が「○○ネタバレ考察! X話ラストシーンの意味は!?」みたいなやつに占拠されててガン萎えしている。 ガン萎えにつき各所への配慮が行き届かなくなっております。 その勢いでこういうことを書いてしまうのだけれど、いつごろからかインターネットに安易にはびこりまくっている「読まれる文章」のノウハウ、あまりに人をナメすぎてない? わかりやすく平易な言葉遣いで

          「読まれる文章」と、私の屈折

          おいしいご飯をあきらめないための、ダイエットレシピ覚え書き

          6月下旬からダイエットを始めて、今マイナス3キロちょい。先はまだまだ長いけれど、ちょっとずつ成果が出ていてうれしい。 で、継続にあたっていちばんの障壁が我が食い意地である。 ダイエット中とはいえ絶対おいしいごはんを食べたいタイプの人間なのです……日々のよろこびなので……。 ということで、よくお世話になっているメニューをメモしておこうと思う。 脂質控えめ+野菜かタンパク質がたっぷり摂れておいしいレシピたちです。 私よ、献立に迷ったらとりあえずここを見るのだよ。 有料記事で

          おいしいご飯をあきらめないための、ダイエットレシピ覚え書き

          お盆休みと回復のねむり

          お盆休みと回復のねむり

        記事

          創作物で人を傷つけるということ

          書き手として、人を傷つけるかもしれないということ。 読み手として、創作物に傷つけられること。 noteでいくつかの記事を読んだことをきっかけに、ここ数日、そのことについて考え込んでいた。 多分正解はない話なんだけど、私個人としての考えがまとまってきたので文章の形で残しておこうと思う。 *** まず、書き手としてではなく、ふだんの生活で文章や映像、漫画といった創作物を楽しんでいる、ひとりの人間としての意見。 そういった立場に置かれたときの私は、創作物に傷つけられるという経

          創作物で人を傷つけるということ

          読書日記(2024年8月)

          長期休暇だ、さあ本を読むぞたくさん読むぞ、と思っていたら、夏風邪にやられてお盆休みまるまるを寝込んで過ごした8月。ウイルスが恨めしい。 読む方にも書く方にもぜんぜん身を入れることができなかったけれど、久しぶりに「めちゃくちゃ好き!!!!!」という作家さんに出会えたのでプラマイプラスとしよう。 ねにもつタイプ/なんらかの事情/ひみつのしつもん|岸本 佐知子 訳文や訳されている作品がすごく好みだなあ、と思っていた、翻訳家の岸本佐知子さん。 彼女がエッセイ本を出されていることを

          読書日記(2024年8月)

          もくもく目視

          仕事で久しぶりに目視って言った。 「あ、そこは目視でチェックするしかないんですよー」みたいな感じだったと思う。異動であまり細かいデータを扱わなくなったからか、すごく懐かしい言葉に思えた。 懐かしいと同時に、よく考えるとすごく変わった言葉だな? とも。今まで特に疑問なく使っていたけれども。 だって「見る」という動詞には当然、それをするには目を使う、という前提が組み込まれているわけだから(漢字の一部にも「目」が入っている)。わざわざ「目」という漢字を入れ込む意味は、あまりないよ

          もくもく目視

          温帯と熱帯のはざまで

          これはもはや、スコールなんじゃないだろうか。 今年の夏、私の住む街では、夕方になるたびに雷が鳴っている。 決まった時間時間に律儀にやってくる雷雲と土砂降りは、夕立というにはあまりに激しく、ゲリラ豪雨というにはあまりに規則的だ。 ほら、こう書いている間にも、空が暗くなってきた。 西の空から灰色のぶ厚い雲がなだれ込むようにやってきて屋根の上を覆い、その中心で鋭い光がひらめく。 きたきた、と、腰窓に近づき手をかける。滑りの悪いすりガラスの窓の向こうでは、昼間の日差しをたっぷり

          温帯と熱帯のはざまで

          「読まれる文章」と、私の屈折

          最近読んだ漫画が面白かったので、興奮覚めやらないままgoogle検索窓に「○○(タイトル) 感想」と打ち込んだら、検索結果の上位が「○○ネタバレ考察! X話ラストシーンの意味は!?」みたいなやつに占拠されててガン萎えしている。 ガン萎えにつき各所への配慮が行き届かなくなっております。 その勢いでこういうことを書いてしまうのだけれど、いつごろからかインターネットに安易にはびこりまくっている「読まれる文章」のノウハウ、あまりに人をナメすぎてない? わかりやすく平易な言葉遣いで

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          おいしいご飯をあきらめないための、ダイエットレシピ覚え書き

          6月下旬からダイエットを始めて、今マイナス3キロちょい。先はまだまだ長いけれど、ちょっとずつ成果が出ていてうれしい。 で、継続にあたっていちばんの障壁が我が食い意地である。 ダイエット中とはいえ絶対おいしいごはんを食べたいタイプの人間なのです……日々のよろこびなので……。 ということで、よくお世話になっているメニューをメモしておこうと思う。 脂質控えめ+野菜かタンパク質がたっぷり摂れておいしいレシピたちです。 私よ、献立に迷ったらとりあえずここを見るのだよ。 有料記事で

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          読書日記(2024年7月)

          本格的に暑く(という言葉が生易しく思えるくらい、暑く)なってきて、家の中にますます引き籠るようになった7月。読書がはかどるかと思いきや、ついついスマホをいじってしまう。 異動してからほぼ残業ゼロだったのだけれど、ここ最近少しずつ仕事が立て込んできて、働いているなあ、という感じの月だった。残業はもちろんうれしくはないけれど、一応ちゃんと戦力になってきている、という実感をそこで覚えてしまう。よくない。 ひとりでカラカサさしてゆく|江國 香織 だいぶ前に図書館で借りて読んだ本が

          読書日記(2024年7月)

          お盆休みと回復のねむり

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          お盆休みと回復のねむり

          夏のたのしい晩酌計画

          夏は、晩酌の準備がことさら楽しい気がする。 そもそも飲酒という行いが、いつにも増してきらめく季節なのだ。金曜、仕事が早く終わったときなどに外を見てかんかんに晴れていると、蒸し暑い外気のイメージと開放感が同時に湧き上がってきて、ああ、ビール! と喉が鳴る。 そこから近くの居酒屋に駆け込むのももちろんサイコーなのだけれど、気持ちと体力に余裕のある日ならば、グラスを冷凍庫に放り込み、スーパーマーケットへ出かけるのもまたおつなもの。 夏に旬を迎える食べものは、なんだってこんなにわ

          夏のたのしい晩酌計画

          未完成が心地よい、リビングの現在地|ひとり暮らしも二度目なら

          仕事がテレワーク主体なうえに休日も引きこもりがちなので、今の私は人生のほとんどの時間を自宅のリビング(兼寝室)で過ごしていることになる。 これは気合を入れて居心地の良い場所をつくらねば……! と意気込み、引っ越して早4か月。リビング、全然完成しない。 いや、完成しないというよりは、もう少し未完成の状態を楽しみたい、というほうが近いかもしれない。 今のリビングは、最低限生活してくつろぐだけの調度は整っているけれど、見た目としては若干殺風景という状態。だから、これからインテ

          未完成が心地よい、リビングの現在地|ひとり暮らしも二度目なら

          焼き小籠包がわからない|ごはんメモ

          忘れたくないごはんのことをメモして、1,000字くらい溜ったら投稿しています。時系列はわりとばらばら。 ①念願中華バー(神楽坂) 夏木 凛さんと神楽坂へ。行ってみたかった中華バーへお付き合いいただく。 名物らしき肉団子と、パクチーがたっぷり乗ったポテトサラダ(甘くておいしい。凛さんと密約を結んでパクチーは私がすべていただいた。単体でもつまみになってよかった)、ごまだれがたっぷりかかったワンタン、油淋豚(ほろほろの豚肉の塊を薄衣で揚げて、甘酸っぱいたれがかかっている)を、

          焼き小籠包がわからない|ごはんメモ

          RPGは人生だ(バルダーズ•ゲート3感想)

          以前の記事でハマっていると書いたバルダーズ・ゲート3(以下BG3)。 プレイ時間200を超えて、やっとクリアした。 たぶんゲームの1周目としては人生でいちばん時間をかけていて、それなのにぜんぜん飽きなかったし、なんなら冒険がもっと続いてほしいとすら思った。始めてから、本は読めないし食事はほぼ鍋になったし仕事はめっちゃ効率化して(一刻も早く仕事を終わらせてゲームをしたいから)、生活ははちゃめちゃである。 なんでこんなことになったのか? 今日はそのことについて書き、あわよくば

          RPGは人生だ(バルダーズ•ゲート3感想)