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文学フリマ初出店の人のためのRTA攻略法【考え方の道のり】
【注意】随時追記をしていきます。内容がどんどん厚くなっていくタイプの攻略本です。定期的に読み返していただくと嬉しいです。買ってくださってる方は多分、読めるはずなのですがもし購入してるのに読めないなどありましたらお教えください。
1万6000文字の記事になってます!
初めに
文学フリマ東京の規模が毎年、どんどんと大きくなっていく。
他の会場の規模も回を重ねるごとに、出店者も入場者も増えていっている。
それだけ、本を作りたい人がたくさんいるということだ。
しかも、二次創作の漫画やイラストではなく、多くは一次創作の小説や短歌などの文学をメインにしている人。
『本が売れない時代』そういろんな場所で騒がれているが、
文学フリマの会場に行くと「そんなわけなくないか?」と思うほど、
本を売り、本を買うひとが多い。
だからこそ、いい本を届けるための方法をまとめておこうと思います。
わたしは大学2年生の時に初めて文学フリマに参加しました。
そう、あれは2021年。コロナ禍の真っ只中。
それゆえに、出店者の半分はキャンセルをしていて、隣のブースも目の前も後ろもその前も、誰もいない。
そんな時代で本を29冊売った時の経験から、いろんなことを考えて試行錯誤した結果、今では毎回100冊以上を手に取っていただけるようになりました。
その試行錯誤の考え方も含めて、書いていきたいです。
何度もTwitterでは掲載していますが、大体の流れ、
やるべきこととしてはこういった感じになります。
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①どこの文フリに出るかを決める
「文学フリマに出よう」そう決めた時点で、大体の人は近いところで想定していることでしょう。それでいいと思います。
だけど、規模感があまりにも違うため、そこを理解した上で参加するのが良いのではないでしょうか。
東京:でかい。とにかくでかい。あまりにもでかいので初だと目につきにくい。2700ブース。(5月、12月)
大阪:二番目にでかい。でもギリギリ全部回れるかな?ぐらい。元気。声掛け多い。750ブース程度。(9月)
京都:規模感がちょうどいい。怪異系強い。900ブース(1月)
福岡:文化の盛り上がりがある土地だからこその繋がりあるイメージ。300ブース程度(10月)
広島:280ブース(2月)
岩手:150ブース(6月)
札幌:270ブース(9月)
香川:第一回目がこの前だったので傾向わからない。けどすぐ埋まった。120ブース(7月)
わたしが参加しているのが、いつも東京、大阪、京都であるため、他の会場の詳しいことは分からないのですが、地元の文フリに出るのが気軽でいいかもです。
「東京、大阪に遠征で参加する」と思った方は、それなりの覚悟と宣伝する努力が必要になります。
とにかく「参加してみたい」だけなら、大丈夫ですが、
「売りたい」「全く売れないのは怖い」という方は、宣伝方法も含めてこのnoteを通して考えていきましょう。
それぞれ、7ヶ月ほど前から出店受付が始まります。
なので、とりあえず、出たい回の出店受付が始まったらその日にでも申し込みをしてしまいましょう。
入金するのはまだ後でいい。
大体開催日の2ヶ月前ごろに入金締め切りがあります。
そのため、先着〇〇ブースの中に入っておくことをお勧めします。
もちろん、
社会人の方や、学生さんも予定が変わってしまうことがあるでしょう。
予定が読めないこともあるでしょう。
だからこそ、先着に入っておいて、入金をせずに、入金締切の日までにキャンセルすることも可能です。
キャンセルした場合、先着漏れをした人に枠を渡すことができるので、
お互いにとっても悪いことはないでしょう。
だからこそ、申し込みはしておきましょう。
意外と皆さん「先着漏れをしたから、抽選受からないかも」とおっしゃっており、それで微妙に本を作りはじめれていない人がいます。
これとても勿体無い!
わたしも金欠、就活中な身分なのでギリギリまで入金せずに生きています。
でも、先着には入っているので本を作る下準備は進めれます。
覚悟を決めるためにも、先着に入れるようにしておきましょう。
先着に入っちゃったら、大体やる気スイッチが入って本を作り始めれますので!
ブースは「1ブース」or「2ブース」を選ぶことができます。
はじめて本を作る方は1ブースで問題ないと思います。
もし、今までに本を作っており5冊以上の商品を出す場合は2ブースあるといいかもしれませんね。とはいえ、初めてならば1ブースで大丈夫だと思います。
ブース内の椅子は申し込み時点で決めなければいけません。
(入金までは変えることはできます)
サークルを何人で運営するかも考えていかなければならないです。
複数人で出店する場合は、2席以上購入しておくのがいいでしょう。
ブース内にいられるのは、椅子の数と同じ人数です。
2席買ったら、2人。3席買ったら、3人まで。
ですが、1ブースは「2席並べれるか?ギリギリいけるか?」ぐらいのサイズ感ですので、常に3人で対応したい場合は3席購入をお勧めします。
複数人で運営する場合は、2席確保しておき、交代で店番をする方が多いです。
お昼休憩、トイレ、買い物に行くなどを交互にやることで、少しずつ楽ができるはずです。シフトを組んでおくとより良いかもです。
②作品のジャンルを決める
申し込み時点で必要な情報は、住所等の個人情報のほか、
出店名
ジャンル・カテゴリ
カタログ掲載の説明文
があります。
出店名は、個人名でもいいし、サークルの名前をつけても大丈夫です。
わたしはずっと「小柳とかげ」で出店しております。
サークル名をつけるのならば、ジャンルや傾向がわかりやすい名前にするのがいいでしょう。
ホラーなら『怪』『恐』などを入れるようにすることで、宣伝時にも
「どんな本を売っているか」がすぐにわかるようになります。
ジャンルは大きく分けて
小説
評論
ノンフィクション
詩歌
があります。
その中にも、純文学、エンタメ、SF、BL、ミステリー、短編など様々なジャンルに分かれております。
当日、会場に並ぶときに大体がそのジャンルごとに並んであるため、
ここの選択をきちんとしておくと、
「近所の人が気になってきてくれる」
「そのジャンルが好きな人が確実にその近くに集まってくる」
という利点があります。
しかし、
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