黒珈|くろこ|ビジネスラノベ作家

ビジネスライトノベル作家|Kindle👉ビジネスSS【営業課長の心得帖】新感覚学園小説…

黒珈|くろこ|ビジネスラノベ作家

ビジネスライトノベル作家|Kindle👉ビジネスSS【営業課長の心得帖】新感覚学園小説【twenty all】【straight】ライティング手法【あのストーリーの向こう側へ。】|note👉【四条畷課長の備忘録】【週末ストーリィランド】連載中。

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  • 週末ストーリィランド

    週末にひと繋ぎのものがたりをご提供いたします🐈‍⬛☕️✨

  • 【黒珈メソッド(有料記事)】

    部下やメンバー、自分自身のステージアップに繋がる【心得帖】などなど

  • 黒珈の宝箱

    素敵なクリエイター様のお気に入り記事を集めました😊

  • 【備忘録】シリーズ

    「四条畷紗季の備忘録」シリーズを纏めました。 【主な登場人物】「四条畷紗季」某食品メーカー本社マーケティング部担当課長。真面目で優秀だが少し天然。「寝屋川慎司」紗季の上司。家族とトンカツを心から愛する副部長。

  • ◎完結【小説】straight(ストレイト)

    新感覚の学園小説です。 ある事件の責任を取るカタチで地方に左遷された、某飲料メーカーに勤める元箱根駅伝選手、澤内悠生。 ひょんなことから地元の女子高校駅伝部のコーチを引き受けることになり……。

最近の記事

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【黒珈塾】note公式でnoteが紹介されました❗️『魅力的なキャラクターのツクリカタ。』

 先日開催されました「#有料記事書いてみた」キャンペーンに応募した記事を、note編集部さまにご紹介いただきました❗️ こちらの記事をご紹介いただきました。  ちなみにこの記事は、今年の5月に発売したKindle書籍『あのストーリーの向こう側へ。』にて触れた項目から、更に踏み込んだ内容となっております。 「自分の書いた文章の魅力度をもっとアップさせたい!」  ライトノベル作家の黒珈が、皆さまの文章や書籍を更に魅力的なものに引き上げていくための手法に関して纏めました。

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    • 【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第27話

      「……良かったね」  霊安室の前で、カチューシャだけ外したアオイは、隣の理美を見た。 「何が良いのですか、いきなり未亡人ですよ」 「結婚式の後、すぐにお葬式だもんね」  理美はクスッと笑った。 「ありがとう、アオイちゃん」 「え?」  彼女の言葉が、アオイには一瞬理解できなかった。 「あ、別に無理やり着たんじゃないですよ。わたしは本当にナオ兄さんの事好きだし、だから結婚を決めたので、それに……」 「違うよ」  理美は、柔らかく言った。 「息子を無くした時、こんな安らかな気

      • 【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第26話

         集中治療室は、容態の急変した患者の対応に追われていた。 「血圧下がっているぞ、輸血を急げ!」 「心拍数低下、電気ショック用意!」 「くっ、頑張れ、頑張れ!」  慌しく動き回っていた看護師が、ふと足を止める。 「……先生」 「何だ?」  何事かと思った医師は、彼女が指差した方向に顔を上げて……固まる。  彼らの視線の先、  無菌室の向こう側に、ひとりの少女が立っていた。  全身を、純白に輝くウェディングドレスに包まれている。  呆気に取られている医師達を見て、アオイ

        • 【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第25話

           そして、14日。  タクシーから身体を降ろしたアオイは、空を見上げながら小さく息を吐いた。 (それじゃあ、参りますか) 「……アオイ、ちゃん?」  ロビーに座っていた理美は、入ってきたアオイの姿を見て、大きく目を見開いた。  アオイは無言のまま、小さく頷く。 「まぁ……何てことでしょう……」  理美は、思わず目頭を押さえた。  そこからは、悲しみだけではない泪が、ひたひたと零れ落ちていた。

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        【黒珈塾】note公式でnoteが紹介されました❗️『魅力的なキャラクターのツクリカタ。』

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        • 週末ストーリィランド
          41本
        • 【黒珈メソッド(有料記事)】
          6本
        • 黒珈の宝箱
          10本
        • 【備忘録】シリーズ
          16本
        • ◎完結【小説】straight(ストレイト)
          114本
        • 【黒珈の雑記帳】
          39本

        記事

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第24話

          「明日かぁ……」  夜空を見上げながら、アオイは病院から自宅へと向かっていた。  本当は毎日泊まって行きたかったのだが、理美は頑として受け付けなかった。 「親御さんが心配するから、ちゃんと帰りなさい」  そう言って叱り付ける姿は、まさに母親のそれだった。  アオイは、自分の母親が嫌いではない、むしろ大好きだ。  だからといって、理美と比べたりは決してしない。  二人とも、全てを理解した上で、アオイの好きにさせてくれているのだ。  そんな事も、今まで気が付かなかった。

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第24話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第23話

          「理美(さとみ)さん、これはどこに置きましょうか?」 「あ、こちらにお願い」 「はぁい」  水を取り替えた花瓶を、窓際の棚に置いたアオイは振り返った。 「次は、床の掃除ね」 「了解」  二人が綺麗にしているのは、直人が数日前まで居た一般病室。  本人は集中治療室に居る為、現在は利用していないが、必ずここに戻って来るという思いが、彼女たちを動かしていた。  直人の母親は、アオイに自分の事を『お母さん』ではなく『理美さん』と呼ばせていた。  子供が息子ひとりだった事もあり、女

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第23話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第22話

           明かりの消えたロビーの一角に、小さな湯気が立ち昇っていた。 「落ち着いた?」  ポットから注がれたコーヒーを受け取って、アオイは鼻をすすり上げた。 「ヒトって、あんなに涙を流せるのですね」  なにしろ、4か月分まとめてだ。 「……ホントにね」  直人の母は、少し笑顔を見せた。  その横顔を見て、アオイは(強いなあ)と思った。  彼女の場合、直人はいきなり帰らぬ人となっていた。  それも辛かったが、生きている間、しかももう助からないと分かっていながら看病を続けるのは、相当

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第22話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第21話

           集中治療室の中の直人は、眠っているだけのように見えた。  しかし、彼の周りを取り囲んでいるおびただしい機器類が、避ける事が出来ない現実を物語っている。 「話しかけても、いいですか?」  医師が頷くのを見て、彼女は直人に向き直った。 「ナオ兄さん、久しぶり。アオイだよ」  努めて明るく話し掛ける。 「この前はゴメンね、急に帰ったりして。部屋にもいかなくなっちゃって……」 「私、ずっと謝りたかったんだ。ごめんなさい」  彼女はペコンと頭を下げた。 「色んな事を考えていたの

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第21話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第20話

           直人の入院している病院は、彼の住んでいたマンションから二駅離れたところにあった。 「アオイちゃん!?」  ロビーに降りて来た直人の母は、アオイの姿を見て狼狽した。 「どうしてここが?」 「聞いたんです」 「……そう」  彼女は、軽く肩を落とした。  おそらくアオイの母親から聞いたと思ったのだろう。 「隠しているつもりは無かったの。でも、直人がアオイちゃんには言わないでって」 「そんなに、悪いんですか?」  彼女は、敢えてそう尋ねた。  本当は、分かっている。  ナオ兄

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第20話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第19話

          (……う……ん)  暗がりの中、アオイは薄目を開けた。  暫く経って、周囲の状況がはっきりしてくる。 「私の、部屋?」  ベッドに横になっていたアオイは、起き上がってみる。  カーテンの隙間から覗く光は、早朝の雰囲気だ。  窓際に駆け寄って、彼女は自分が制服のまま寝ていた事に気付いた。 「今日、何日なのだろう?」  部屋を出たアオイは、予想外の寒さにぶるっと身を縮ませた。  勢いで玄関に出た彼女は、朝刊の日付を確認する。 「2月10日……」 「アオイ、日曜日の朝っぱらか

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第19話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第18話

          「……ポイント還元、って訳?」  半信半疑で聞いていたアオイだったが、その視線は有夢の首に巻かれたマフラーに移っていた。  先程まで普通の毛糸編みだったそれが、いつの間にか真珠色の鈍い光を放っている。  現実と非現実の区別が無くなり、平然とリストカットを続けてきた自分でさえ、目を疑う様な現象だ。 「ただの詐欺師じゃなかったんだ」 「あ、酷い。むー」  むくれる有夢を見て、アオイは思わず笑った。  久しぶりに、本気で。 「決めたわ、有夢」  アオイは、泣きそうになる自分

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第18話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第17話

          「……以上が、わたしの『ためい気』の原因」  一気に喋ったアオイは、色々なものを振り払う様に頭を左右に動かした。 (えい、えい)  こうすると、記憶が片隅に追いやられていく気がするのだ。 「分かった」  表情を一つも変えずに聞いていた有夢。  リアクションの薄さに、拍子抜けしているアオイを無視して言った。 「それで、どうする?」 「どうする、って?」  訳が分からない彼女に、有夢は説明した。 「さっきのためい気で、アオイの『ためい気インジケーター』は一杯になりました。

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第17話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第16話

           1か月半の闘病生活が嘘の様に、直人はきれいな顔をしていた。 「末期の●●癌でした」  医師の言葉を、アオイは機械的に受け止めていた。 「自分では、手遅れって分かっていたのね。だから、アオイちゃんにも話さないで」  面識のある直人の母親が、ハンカチを握り締めながらポロポロ涙を流していた。 「あの子、本当に喜んでいたのよ。最愛の人は無くしたけれど、これからは愛する事が出来る可愛い妹が出来たってね」  泣きたくなるような言葉だったが、アオイはそれさえも機械的に受け止めた。

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第16話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第15話

           幾度となく通った駅  幾度となく通った道  行き着いた先に、直人の姿は無かった。 「年末に、出て行かれましたよ」  顔見知りの大家さんが、彼女に教えてくれた。 「妹さんにも言わなかったの? よっぽど急だったんだね」 「兄さん、どうかしたんですか?」  理由知り顔の大家に、アオイは詰め寄った。  暫く彼女を眺めていた彼は、やがてゆっくりと言った。 「……入院、するんだって」 (え?) 「にゅう、いん?」  その時、彼女のポケットから着信音が鳴り響いた。

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第15話

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第14話

           カレンダーは、いつの間にか二月になっていた。  あの日以来、アオイは直人の部屋に行っていない。  何となく行き辛くなっているうちに、タイミングを逃してしまったのだ。 (……ふう)  最近めっきり多くなった溜め息を付いて、彼女は思った。 (溜め息も、付きすぎると幸せじゃなくなるのかな)  そう思った瞬間、彼女はあの時間を思い出した。 『……笑おうよ、アオイちゃん』  そうだ、こんなの私らしくない。  きっと、まだまだ間に合うハズ。  カレンダーで日付を確認する。

          【週末ストーリィランド】「ためいき泥棒」第14話

          【黒珈塾】魅力的な『キャラクター』のツクリカタ。

          「自分の書いた文章の魅力度をもっとアップさせたい!」  皆さん、一度はこう考えたことはありませんか?  私は毎日考えております。  ご紹介が遅くなりました。  電子書籍作家の黒珈(くろこ)と申します。  ものづくりの会社で企画部長を務めており、これまで1000人以上のマネジメント・コーチングを行って参りました。  その経験を活かして、ショートストーリー仕立ての手軽に読めるビジネス書籍『営業課長の心得帖』シリーズを3冊Kindle書籍にて出版しております。  一方、ライ

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          【黒珈塾】魅力的な『キャラクター』のツクリカタ。

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