秋のアレルギーで8歳息子は咳まみれ。 私は鼻水で頭がぼんやりしてきた… そんな日はコーヒーに心躍らず。 『ジャスミン茶×カモミール×クコの実×レーズン』 を淹れてみた。 あ、いいかもしれない。 息子と夫がお出かけの間に『羊と鋼の森』の観ようかな。
読書感想文『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒(集英社、2022年) 『羊と鋼の森』には森の喩えがあったけれど、こちらには深海の喩えがありました。 本文が始まる前のきれいな紙(扉)が、クラフト紙に金の光沢がある感じで、チェロみたいです。 ずっと、肩が強張る、暗い緊張感がありました。
宮下奈都さん「羊と鋼の森」読了。タイトルが何を表しているのか分かった時、目の前に道がハッキリと拓けたようなそんな気がした。ずっと読みたくて、でもどうしてか読まずにいた作品。9年越しに読めた今、心がすごく満たされている。
読書感想文『羊と鋼の森』宮下奈都(文藝春秋、2015年) 全編に対して、森の雰囲気を感じます。ハードカバーで読みましたが、栞の深い緑色が、なんともいえずいい色です。深いけれど、明るさもある。 題名は、ピアノでした。 調律と校正に、似ているところがあると思いました。
新年第1冊目の読了本。 P139 「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。 どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。俺はそう思うことにしてるよ」
最近、よく思い出しては勇気づけられているセリフをひとつ。 『焦ってはいけません。こつこつ、こつこつです』 ー「羊と鋼の森/宮下奈都」p.21 ピアノを調律する仕事に就いた主人公。彼を導いた板鳥さんのセリフでした。 今日もいい一日になりますように。 橋本そら
「明るく静かに澄んで懐かしい。甘えているようで、きびしく深いものを湛えている。夢のように美しいが現実のようにたしかな音。」
宮下奈都著『羊と鋼の森』は、ピアノの調律師の物語。主人公の成長と共に、ピアノを愛する双子の高校生が将来の夢を描いていく。調律によってピアノの音は変貌し、演奏者の心に新たな世界や忘れていた風景を呼び起こし、行動まで変えてしまう。クリエイティブで影響力のある仕事に驚かされます。