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わたしの一冊 17

【羊と鋼の森】
筆者 宮下奈都
発行 株式会社文藝春秋


祈りをこめる

その手で
築きあげたものは
人のこころに
響きわたる
美しい音色とともに

と思った一冊です

ピアノの森に分け入ろうとした青年の物語
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。
(本文より)」
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

株式会社文藝春秋BOOKS書籍紹介より

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ひたむきに
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あなたの一冊へ
紡ぐことができたら嬉しいです!


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