枯れた花は咲かずとも
高校3年生の夏、最後の大会。
いつか花を咲かせる日を願い、日々ひたむきに根を伸ばしていた私の花は、花を咲かせることなく、つぼみのまま枯れてしまった。
私が部活で学んだことのすべてを、ぶつけてきたつもりだった。それでも、どんなに訴えても、努力しても、私の声は誰にも届かなかった。何も信じられなかった。信じたくなかった。ただ暗闇を生きていた。いっそ何もかも壊れてしまえばいい、本気でそう思っていた。
あんなに頑張ったのに、努力したのに、私は自分を誇れなかった。悔いはないと笑う友達のそ