カサナナ

飛行機雲がどうにも好きです

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「あなたがいたから、私は天才になれた」

私が高校一年生の時にリリースされた曲 一つ上のメンヘラの先輩がURLだけを貼ってきて 「早く枯れなさい」と送ったことを覚えています 色彩、とはずっと色そのものかと思っていたんですが、意味を調べるとどうやら色を感じる能力、を指すようで さて24歳になって毎回失恋について滔々と書くのもなんだかな、未練がましいと思いつつ、結局いつも通りの通りの通り 「その人と見た景色は二人だけのもので、その色彩をもう私も誰も持っていない」 という考えで一つ。お酒も飲まない夜ですから ---

    • 「いつか風が運ぶまで」

      失恋をすると香水を買うようにしています なんとなく、なんとなく。5年前から決めていること 浪人している時から香水が欲しくて 大学生になったら香水を買おうと決めていました 花言葉、カクテル言葉などなど、そういった恣意的に決められた言葉が大好きなもので、香水もその一つ 正直いいにおいだな〜としか言葉は出てこないけれど、その裏には多くの願いがあり、きっとその何倍もの呪いがある そしてもう一つ。私が香水を好きな理由 元々は儀式のようで好きでした、鎧を纏うように、ここぞというとき

      • 「イヤホンからは熱が流れて」

        どんなに暗い気持ちで走り出しても、テンポが速い曲を聴く。徐々に息が上がり始める。曲に合わせるように。心臓が唆すように。高鳴る。疑似恋愛みたいなものだけど、失恋はないからある意味恋愛より優しいものだ 走ってる間。私は主人公だ 早鐘のように鼓動が打つ あなたと過ごした日々を振り切るように 一人、部屋で過ごす憂鬱をかき消すように 喉の奥に血の味がする。生きている、と感じる いつだって、死にたいと思う夜は随分とありきたりで。生きたいと願う夜の方が存分に破滅的だった 走り出して5

        • 「束ねる、という行為の美しさについて」

          花屋さんと縁がない人生を送っているんですが 一度だけお花を買いに行ったことがあります それは確か小学生の頃 それは確か母の誕生日 父に千円札をもらい、花屋さんにおつかいに もう閉店してしまいましたが 実家から歩いて15分ほどの花屋さんがありました お店に入った時、色彩豊かな店内に感動したのと同時に、色んな匂いがあり過ぎて少し苦手かもと思ったことも覚えています、今でも匂いが多い場所は得意ではないのだけれど 今思い返すと千円では利益が出るのかと思うような大きさの花束を作っ

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          「時間よ止まれと、そう、愚かに願った」

          今、私は元恋人の寝顔を眺めている でも、復縁したわけではない あなたは今夜から沖縄に行くのにね 今朝。起きた時 私の世界からは色が消え去っていて 悲しさも寂しさもなくて ただただ、私の部屋で無音が広がっていた サーキュレーターが回る音と冷蔵庫のぶーんという稼働音がやけに響いていた 今日はあなたのnoteを初めて見せてもらいました。こんなに素敵な文章だったんだと嬉しくて、何よりその内容が、あなたの苦しみと、私と一緒にいたい、だけど、と言う葛藤がもれてきた 「やり直したい」

          「時間よ止まれと、そう、愚かに願った」

          「恋人に振られた翌朝に書くnoteの意義とは」

          一年記念日まであと10日 記念日は二人でよく行く居酒屋にいく予定で 今月末は駅前のマルシェに行く予定で 来月は私の地元に一緒に行く予定で 卒業旅行は北海道に行く予定でした まったく、急に貯金の意味が浮きに浮くじゃないか いま、文字を打つ手も震えていて 本音を言うなら嫌だと叫びたい もう一度やり直させてほしいと叫びたい 会いたい、触れたい、抱きしめてほしい 私がこの先見る世界を ずっとずっと一緒に見て欲しかった 二人でバカみたいに笑っている時 きっと世界で一番幸せだったか

          「恋人に振られた翌朝に書くnoteの意義とは」

          「本よ、私をとおくへ運んでいけ」

          私が携帯を持ったのは高校入学時 Twitterというものが流行っていると聞きました 高校3年生でようやくインスタグラムを始め 大学卒業が見えてきてもBe realには手を出さない予定です SNSに触れる時間が多くなり、さぞかし世界が広がったと思いたいところなんですが、振り返ってみると逆に世界が狭まったのではないかと考えることがあります 小学生。私の世界には携帯もYouTubeもなくて、家とおばあちゃんの家、小学校の校庭とよく遊びに行く友達の家、お盆と年末だけフェリーと車で

          「本よ、私をとおくへ運んでいけ」

          Be Realを現代訳する

          さてと じこしょうかいからはじめmすと げンァい水mん時間3時間で11j間バイトした後に3j間ぐらい飲んだ状態です、さて血、わつぃはtまえした、 ↓ さてと 自己紹介から始めますと 現在睡眠時間3時間で11時間バイトした後に3時間ぐらい飲んだ状態です ここ本当に何書いてるか不明 ぉんおじょたいtで一切やりなおさずに文章を打ったらどうなるのか ↓ こんな状態で一切やり直さずに文章を打ったらどうなるのか 言いたいことも一体ないんですけど なんおはなしをしmしょうk ↓ 言いた

          Be Realを現代訳する

          Be real

          さてと じこしょうかいからはじめmすと げンァい水mん時間3時間で11j間バイトした後に3j間ぐらい飲んだ状態です、さて血、わつぃはtまえした、 ぉんおじょたいtで一切やりなおさずに文章を打ったらどうなるのか 言いたいことも一体ないんですけど なんおはなしをしmしょうk 、えのめにはろうにんしていたひだんお日記があります 四冊あるはずなんですが一冊目。ある意味一番重大なやつファないんですね、一体どこにいたのか そいえばなにをのんでいるのか、 たたかたんというしそじょう

          「初めてではない、初めまして」

          もうなくなってしまいましたが 最寄りの本屋さんに中古本コーナーがありました そこで一度読んで手元に置いておきたい本や、名前だけ知っていて手に取った経験がない本などを買わずとものんびりと眺めるのが好きなもので。時折は思い立って買ってみたり そんなこんなで出来上がったいわゆる「積読」本が十冊ほど我が家には鎮座しています。申し訳ない そのうちの一冊 『羊と鋼の森』宮下奈都さんの小説です こちらを先日ふと読みました 節約で食べている業務スーパーの6食で200円のお蕎麦を食べた

          「初めてではない、初めまして」

          「あなたが知らないだけで、わたしはずっとわたしだったよ」

          変面ってあるじゃないですか 中国のやつです ぱらぱら漫画みたいにどんどんお面が変わっていく そんな中国の伝統芸能 私にとって人間関係はこんなイメージ さすがにもう少し説明したものか、これは ペルソナ、という言葉もありますな 要するに 「人によって態度を変えるのが当たり前やろがい」 と思うことが多々ある そりゃ親に対する態度と 先生や先輩に対する態度は違うし バーでアルバイトをしていても 常連さんと一見さんでは多少対応は変えるし なんなら同じ人に対する態度も変化して

          「あなたが知らないだけで、わたしはずっとわたしだったよ」

          「がらくた。がらくた。そんながらくた」

          生まれて24年 そのうちの12年 ずっとずっと米津玄師さんが大好きです 始まりはある日実家でふと流れていた カウントダウンTV 米津さんのメジャーデビューシングル 「サンタマリア」という曲が流れていました その瞬間から今に至るまで 大好きは過去完了進行形です 何がわからないって 後にも先にも 実家でカウントダウンTVが流れたのは あの日以外ないし、なんならお昼だった 本当にあれはカウントダウンTVだったのか そんな米津さんの新曲 「がらくた」という曲が出ました とりあ

          「がらくた。がらくた。そんながらくた」

          「いつか誰かに報えるなら、って今日も失敗するんだ」

          飲食で5年もアルバイトをしていますと それなりに後輩に教えることになります いわゆる 「自分に新人という時代がないように振る舞う」 という愚行は犯さないようにしているんですが、果たしてどうやら 新人にLINEの名前を 「新人潰し@酒カス留年生」 とかにされているかもしれない そんな話は縦置き いつも新人が失敗した際 偉そうに「これはねこうするんだよ」 なんて言っている私ですが なんで対処法がわかっているかと言われたら 「同じ失敗をしたことがあるから」に帰結します 今

          「いつか誰かに報えるなら、って今日も失敗するんだ」

          「飲もうってなってお惣菜選ぶ時が一番楽しんだから」

          大学生活5年目も数ヶ月過ぎまして ジムでガチ勢のエリアに顔を出すようになりました そんなわけで今回話したいことはただ一つ 「惣菜いいよなああ」 ということ スーパーの規模がでかいほど 惣菜売り場も大きくなります 先に言っとくと飲み始めて2時間は経ってます そもそも私は趣味がスーパー巡り スーパーについて熱く書くnoteもありますが サボりまくり下書きミイラ化 全体像を描いていないのに 部分を書くという愚行 中学校で美術の先生に 「お前は目のつけどころはいいんだけ

          「飲もうってなってお惣菜選ぶ時が一番楽しんだから」

          「熱狂の横顔は美しい」

          さて、実家が変わるらしいです 何やら祖母と両親が同居するらしく 我が実家のマンションはなくなり 夢の一軒家が実家になります これで私のプライバシー0の襖の自室ともおさらばですか 窓から海が見えなくなるのは少し寂しいです そんな話は縦おき 人が何かに熱中しているその横顔 その美しさを覚える瞬間があります 私はイベントスタッフのアルバイトをしています 不定期ですが月に数度、基本的にはコンサートやライブのステージを作るために肉体労働したり、スーツを着てお客さんを案内したり

          「熱狂の横顔は美しい」

          「涙が止まらないお別れでよかった」

          さてさて 少し久しぶりのnote 今回は明確に届ける人たちがいるわけなので 基本的に誰が読んでも何のことやらという文章です いかんせん卒業シーズンなもので お酒を毎日肝臓に流し込んでいました 就活も始まったもので 先日も初めての面接に行ってきました 手応えはそれほどありません なんなら40分の面接で相手の方が30分以上喋っていました これで落ちたとしてどうしろと まあまあそれはいいんですが 今回はお別れに関して思うことを 大学の卒業式がありまして 私の大学の同期はほ

          「涙が止まらないお別れでよかった」