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いい映画は何度でも⑧/羊と鋼の森
心の元気が少し足りない時。昔見た映画を見る。
本屋大賞受賞の原作を読み、2018年公開時に見たので、6年ぶりの再会。
一人の青年が一人の調律師に出会い。
憧れと共に、調律師の仕事を始める。
最初は一生懸命、でもいつまでも新人ではいられない。
自信を得ても時につまずき、また迷う。
そう森の中で迷子になるように。
ずっと覚えていたいセリフ。
「あの子は森で迷っていても、一人で帰って来たから大丈夫」
「才能って、それはものすごく好き、諦めないで続けること」
調律の音をとる最初の音。「ラ」。
この音が森の中の一筋の光のように、響き渡るシーンも好き。
ピアノって生きている。
手をかける=調律することで、また息を吹き返し音を奏でる。
それも今回気づけてよかった。
エンディング曲(久石譲✖️辻井伸行)も、胸に沁みたなあ。
また数年後、森に迷った時に。見たい作品。